3歳の頃の祖父との約束を果たすため…60年の歴史を受け継ぐ北海道のカフェ

北海道・千歳市のカフェ:千葉珈琲 ©HBC

北海道在住のイラストレーターで「旅の達人」としても知られる手塚越子さん。HBCラジオ「気分上昇ワイド ナルミッツ!!!」(月~金 午前9:00~正午)では、手塚さんがオススメするショップや観光スポットを取り上げる「手塚流 遠足のススメ」(木 午前9:20頃~)を放送中です。今回ご紹介するのは、北海道・千歳市のカフェ「千葉珈琲」です。

 

木の温もりを活かした店内は、白を基調とした壁ですが、奥の一面だけ濃い青色の壁になっていて、おしゃれな造りです。お店の一角にはキッズスペースがあって、絵本やぬいぐるみがたくさん用意されています。その佇まいを目にした手塚さんは、「朝にご主人を送り出したあと、子どもと一緒にホッとしたい主婦のハートをわし掴みにする」と表現します。

 

 この店は、千歳で創業60年の伝統を誇るコーヒー豆の専門店「有限会社 千葉コーヒー店」の直営店。それだけに、このカフェには長い歴史の中で選び抜かれた10種類以上のコーヒー豆が揃っています。このお店のマスターの林さんは、「千葉コーヒー店」の創業者のお孫さん。いやし系の笑顔が印象的な人柄で、手塚さんいわく「目の前に宇宙人が現れて、『地球上で一番人柄が良い人を差し出せ』と言われたら、林さんを差し出す」くらい(?)だそうです。東京の飲食店に勤めた後、千葉コーヒー店を継ぐために地元の千歳に戻ったという林さん。なんでも3歳の頃に、おじいちゃんに「僕がこの店を継ぐ」と言った約束を果たしたのだそうです。

 

まだ開店して数年のカフェですが、コーヒーは本格的な老舗の味。手塚さんは「爽やかな装いの青年かと思いきや、(服を)脱いだら完全に仕上がっていた」と少々興奮気味です。この店の一番人気は「CHIBAブレンド」(税込280円)ですが、今回ぜひ試してもらいたいメニューは「うめきブラジル」(税込300円)です。「うめきブラジル」は香りが素晴らしく、コクのある深い味わい。手塚さんはひと口飲んだ瞬間に「頭の中で、懐かしいコーヒーのCMが流れた」といいます。このコーヒーは、千葉コーヒー店が創業時から豆を卸していた喫茶店「うめき」の人気メニュー。いまは閉店してしまった「うめき」のメニューを受け継いだのだそうです。

 

千葉珈琲はフードも充実しています。手塚さんのおすすめが「千歳バーガー」(コーヒー付き:税込600円)。千歳バーガーは、千歳産の卵を使ったご当地の名物料理として、市内の様々なお店で売られていますが、この店の千歳バーガーは一味違います。プリプリの照り焼きチキンとフワフワの玉子をトルティーヤで包んだ、クレープのような味わいの逸品は、従来のバーガーのイメージを覆すものです。

 

「千葉珈琲」(北海道千歳市勇舞6‐6‐8)は、JR千歳線長都駅から徒歩15分ほど。営業時間は午前11時~午後3時(ラストオーダーは午後2時30分) で、定休日は毎週月曜日です。あす4日(木)のHBCラジオ「気分上昇ワイド ナルミッツ!!!」では、千葉珈琲の後編をお届けします。手塚越子さんのリポートは、radikoのタイムフリーでも聴くことができます。

キッズスペースも充実 ©HBC
マスターの林さん ©HBC
人気のコーヒー:うめきブラジル ©HBC
千葉珈琲の人気フード:千歳バーガー ©HBC
気分上昇ワイド ナルミッツ!!!
放送局:HBCラジオ
放送日時:毎週月曜~金曜 9時00分~12時00分
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

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