「BROCKHAMPTON」「KANDYTOWN」2つのクルーの共通点

写真左からShaula、Ryohu (KANDYTOWN) ©InterFM897

今チェックしておきたい番組お薦めライブイベントをご紹介する、InterFM897の音楽情報プログラム『SONIC RADIO』(毎週月曜日放送 DJ: Shaula)。今回は、「SUMMER SONIC 2019」出演アーティストの単独公演が見られる「SUMMER SONIC EXTRA」から、BROCKHAMPTONにフォーカス。ゲストにKANDYTOWNのRyohuさんをお迎えして、BROCKHAMPTONについてたっぷりお話を伺いました。

16人のHIP HOPクルー「KANDYTOWN」

Shaula:KANDYTOWNは16人?多くない?

Ryohu:多いですね。同級生だったりとか、年下チームとかが合流してみんなで音楽やろうぜって。最初は半分ずつくらいだったんですけど、いくつかあったのが一緒にやっちゃわない?って。それで16人になりました。

Shaula:スケジュール合わせとか大変じゃない?

Ryohu:本当にピンポイントで集まるしかないです。夜に集まるしかないかな。

Shaula:曲はどうやって?

Ryohu:ビートメイカーが作ったビートを聴いて、ざっくりオレがやりたいとか誰々やってとか。気づいたら1曲になってる感じですね。そんなに深いことは考えてないです。割と役割分担がはっきりしてて、ビート作るやつとラップ作るやつが分かれてる感じですね。

BROCKHAMPTONの結成はカニエファンが集まる掲示板がきっかけ!

Shaula:今日はBROCKHAMPTONにフォーカスしたいと思ってるんですけど。BROCKHAMPTONとKANDYTOWNに色々と共通点があると。BROCKHAMPTONは14人組で、自分たちで「ボーイズバンド」って言ってるんですよね。アメリカでボーイズバンドっていうとBACKSTREET BOYSとかのイメージがあるを自分たちは崩したいと。彼らは結成からして面白いんですよね。

Ryohu:僕も何かで見ただけの情報なんですけど、カニエ(Kanye West)のファンが集まる掲示板で集まったと。

Shaula: ファンサイトのオンライン上で集まったってことですね。こういうのってどう思います?抵抗はありますか?

Ryohu:自分が触れたことないからあんまり分からないけど、きっかけはなんでもいいんじゃないかなとは思います。もちろんオレもMyspace(米・音楽系SNSサイト)で自分のラップあげてたらビートメイカーの人が一緒にやろうとかは若い時にあったけど。

Shaula:オンライン上で出会うって最近のアーティストではよく聞くんですよね。BROCKHAMPTONはカニエがすごい好きってことなんですけどKANDYTOWNはどうです?

Ryohu:カニエ聴いてましたね。でもJay-Zかな、オレらがよく聴いてたのは。NYのヒップホップに憧れを抱いてた時代だから、男!って感じのラップが響いてたかな。

Shaula:BROCKHAMPTONの中心人物はKevin Abstract。23歳ということなんですがどんな印象あります?

Ryohu:すごい才能があるなと思います。ラップができて歌が歌えて。音楽家だなって単純に思いました。いわゆるJay-Zのようなヒップホップ像とはまた違くて、音楽が好きでそのうちの1つとしてラップという手法を取り入れているというか。

Shaula:なるほど。幅が広いってことですね。

「自分たちで全て作る」アーティストが増えてきている

Shaula:BROCKHAMPTONのどういう部分が好きですか?

Ryohu:ネットで出会ったりとか14人のグループだったりとか、黒人がいたり白人がいたり音楽も多様だし、今の時代にあるべくしてあるグループなのかなと。

Shaula:彼らのラップってどんなところがすごいと思います?

Ryohu:オレあんまり英語は詳しくわからないんですけど、ガンガンいくところはいくしすごいチルアウトな部分もあるし自分たちのやりたいことを音楽で表現できているというか。音楽の幅も含めてアルバム通してそれがわかるなと。音楽的に豊潤で、薄っぺらくないというところですね。

Shaula:BROCKHAMPTONもソロで活動してますけど、クルーでやる時とソロでやる時って違いはありますか?

Ryohu:個人的にはあります。ソロでやっててKANDYTOWNに持っていくものもありますし、逆にKANDYTOWNでやっててソロに持ちかえるものもある。たくさんの人数だから面白いものもあるし、一人だから深く掘り下げられるものもあるし。曲もワードもそうですね。

Shaula:一人になった時に緊張する?

Ryohu:緊張はいつでもします(笑)。5分前です、とか言われると「オエー!」って(笑)。でもソロをやることによってKANDYTOWNがすごく楽しめるようになってきたというか。ざっくり言うと、男が十何人でみんなで騒いでる、それにみんながノッてくれる、それが最高!っていう。

Shaula:そりゃあ楽しいよね!BROCKHAMPTONて、シンガー、DJ、フォトグラファー、エンジニア、プロデューサー、デザイナー、ツアーマネージャー、全部含まれてるんですよね。これって結構すごいんじゃないかなと。ボーイズバンドって言ってるけどクリエイター集団ですよね。KANDYTOWNもDIYで自分たちで色々やってるって聞いたんですけど……。

Ryohu:そうですね。割と自分たちで、映像撮ってくるやつがいたりとか洋服のデザインをやったりとか。似てるところは多々あります。

Shaula:自分たちで全てやった方がやりやすいですか?

Ryohu:イメージに早く到達するというか、行きやすいというのはあります。ある程度一緒にやって共有できてる人と作るから。スピード感はあるかもしれないですね。自分たちでやってるからカッコいいと思える部分もあるのかもしれない。

Shaula:外の人が入らない方が自分たちのイメージが崩れないというところはあるかもしれないですね。最近はそういうアーティストがすごく増えてきてるなと思って。BROCKHAMPTONスタイルで、色んな曲の作り方だったりマーケティングだったりをする。それが音楽の未来なんですかね?

Ryohu:多いですよね。人からどう見られるのかという部分も含めて、第三者の視点で考えられるアーティストは増えてきてるのかなって思います。

SONIC RADIO
放送局:interfm
放送日時:毎週月曜 20時00分~21時00分
出演者:Shaula
番組ホームページ

メール:sonic@interfm.jp
ハッシュタグ:#SR897

※該当回の聴取期間は終了しました。

都議会自民党でも裏金事件!

都議会自民党でも裏金事件が発覚。1月21日「長野智子アップデート(文化放送)」では、日刊ゲンダイ第一編集局長の小塚かおるがなぜ都議会自民党でも国政の自民党でも全く同じ問題が起こるのか語った。

小塚「都議会自民党の政治団体の会計担当職員が略式起訴されたってことで事件になっているんですけど、裏金のスキームがどこかで聞いたことある話と全く一緒なんです。要するに政治資金パーティーのパーティー券の販売のノルマを越えた分を自分のものにしていいっていう形で都議会の場合は中抜き、国政の場合は中抜き・キックバック両方ありましたが、同じようなやり方をしていたっていうことで事件になりました。都議会議員の起訴は見送られたんですけど、不記載ってことなので収支報告書を今後修正することになるんです。早ければ1月23日くらいに一斉に政治団体側と議員側が修正するので、誰が不記載だったかわかって『あの都議会議員!』みたいな感じになり、これから夏に都議会議員選挙があるんだけれども、公認するのかどうか、1年前とか半年前に衆議院議員、参議院議員を巡ってあったような話と同じような状態になってきています」

長野「時期も一緒だし、本当に同じスキームだし、これは自民党の文化ですかって言いたい」

小塚「遡ると派閥のパーティーもそうだし、都議会のパーティーもそうだし、10年前とか20年前くらいからずっと続いてきていて、みんな阿吽の呼吸でそういうもんだと思ってやってきたっていうふうに都議会議員とか都議会議員OBの人は話しているんですよね。ですから東京都議会と国政の派閥の話が出てますけど、全国の地方組織も含めてやってたんじゃないのって見えるじゃないですか。石破さんがNHKの番組に出た時『全国の組織の調査も指示しました』って言ってましたので、調査結果がどういうものが出てくるかわかりませんが、自民党全体で地方も国政も派閥もみんなやってたんじゃないのって見えるし、多分そうじゃないかなって思いますけどね」

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