中村一義ニューアルバムは「10曲全部自分で演奏してみました」

Ready Steady George!! ©InterFM897

3月6日のInterFM897『Ready Steady George!!』(DJs: George Williams, Shaula)は、ニューアルバム「十」をリリースした中村一義がゲスト出演。

ニューアルバムは「10曲全部演奏してみました」

George Williams(以下、George):久しぶり!

中村一義(以下、中村):お久しぶりです。

George:先月アルバムリリースしたじゃないですか。どんなアルバムになりました?

中村:自分で全ての楽器を演奏したんですよ。ファーストの時もそんなイメージだと思うんですけど、あの時は、高野寛さんにギター弾いてもらったりしたので厳密には1人じゃないんですよ。

George:そうなんだ。じゃあ今回は完全に1人でやってるんだ。

中村:今回だけです。

George:どうでした?どうしてこのタイミングで1人でやろうと思いました?

中村:デジタルな音楽が多い時代なので、音の「体温」みたいなものを感じられるアルバムがいいなと思って。じゃあ全部、楽器演奏しないとな、と。10曲全部演奏してみました。

George:デビューから23年でスキルは上がってるじゃないですか。めちゃくちゃ少人数でアルバム作ることになって、スキルが上がったから楽勝だったとか、逆に苦労したとか、どうでした?

中村:長いことやってると音楽的知識とかリズム感みたいなものは成長していくんですけど、どんどん身体がついていかなくなるんですよ。歳を取るので。ドラムとかも叩けなくなってるんですよ。

George:身を削りながらのレコーディング。出来上がったものについてどう感じてますか?

中村:一ヶ月ぐらい練習してからやったので、ちゃんとしたものが出来たかなと思ってます。

George:レコーディングが台風の時で大変だったみたいですね。

中村:江戸川区に住んでるんですけど。世界でも類を見ないような多雨風がきちゃって。ウチも水がくるって言われちゃったんですよ。それを知ったのが台風の2日前で。その時もレコーディング佳境だったので。マイクのセッティングとか楽器がそのままなんですよ。そういうのを全部バラして地下のスタジオから3階まで運んで。最後には卓を運んだんですよ。車一台買えるくらいのがあるんですけど。階段を一段一段上げて。

George:家は大丈夫だったんですか?

中村:大丈夫でした。でも台風が長野に行っちゃって。その時に長野行きたいなあって思って今回のツアーで松本に行く予定だったんですけど、コロナでまたダメになって。

George:今、飲食店、舞台とか大変ですよね。最近は、CDの売り上げがあてにならないっていうじゃないですか。だからライブこなして物販してってやるけど、それすらもできなくなってる。どうするんですか?

中村:本当にね。ぶっつぶれますよ。

George:早く状況良くなってほしいって祈るしかないですよね。最近聴いている曲を教えてもらってるんですけど。Neil Young。この曲(The Needle and the Damage Done: 1972年のアルバム「ハーヴェスト」より、邦題「ダメージ・ダン」)のどこが好き?

中村:空虚感。明るくも暗くもないけど、根底に空なものが漂っているというか。

George:改めてすごい曲だね。Neil Youngのドラッグで亡くなった友達について歌ってて。僕はあなたのことを愛してるから歌ってるんだよっていう。悲しさもあるけど、愛情も感じるし。この曲のどこに惹かれた?

中村:実際には失くしてるものなのかもしてないけど、繋がってる感じというか。それをアコギ一本でやってるっていうのが、ああ歌だなって感じがしますね。

George:次がOasisの「Live Forever」。どうして?

中村:海賊ってバンドをやってまして。ヨースケ@HOMEっていうやつがメンバーだったんですけど、いつも笑ってるようなやつで。そいつが亡くなりまして。起きたら死んでたっていう。そいつに向けての曲も今回のアルバムに入ってるんですけど、僕ら世代として青春としてはOasisだったりするので、そこら辺を意識して書いたんですけど。そのルーツとなる、タイトルもタイトルなので。

George:曲と思い出って合体しちゃうじゃないですか。この曲聴いて、どういう思い出が蘇ってきますか?

中村:デビュー前夜だったり。

George:時間が経つほど大切になるバンドってあるんじゃないですか。

中村:Oasisは大好きです。自分の中に残っていくんでそれだけ好きなんだなと思いますね。

George:早く兄弟仲直りしてよ。Liam(Gallagher)がもうすぐOasisを見る日は近いとか言ってるんですけど、Noelは、それについて何も言ってないから。

中村:Liamはお兄ちゃん(Noel)大好きですもんね(笑)。

George:ツアーが始まるじゃないですか。バンドセットのライブで自分で演奏したのを他の人にやってもらうのって、どんな気持ちですか?

中村:好きにやって、ですよ。デモテープ作っといたんでって感じです。みんなの方が大変なんじゃないですかね。

George:また近々会いましょう!

中村:是非是非!

Ready Steady George!!
放送局:interfm
放送日時:毎週月曜~金曜 13時00分~16時00分
出演者:George Williams、 Shaula
番組ホームページ
公式X
公式Instagram

※該当回の聴取期間は終了しました。

ニッポン放送『オールナイトニッポン MUSIC10』とNHK『ラジオ深夜便』の4夜連続コラボレーション決定!

ニッポン放送『オールナイトニッポン MUSIC10』(月~木曜 22時~24時)とNHK『ラジオ深夜便』(毎日23時5分~29時)の夢の競演が再び実現する。

ニッポン放送が昨年開局70周年を迎え、さらに2025年3月22日でラジオ放送スタートから100年となることを記念し、ニッポン放送とNHKの局の垣根を超えた特別企画が決定した。昨年1月に2夜連続でコラボをし、大きな反響を呼んだ『オールナイトニッポン MUSIC10』とNHK『ラジオ深夜便』が再びコラボレーションする。今回は月曜から木曜まで、4夜連続となる。

22時台のニッポン放送のスタジオにはNHK『ラジオ深夜便』のアンカーがゲスト出演。 23時台は『ラジオ深夜便』もスタートし、 ニッポン放送とNHKラジオで同時放送をする。

2月3日(月)は、『MUSIC10』のパーソナリティは森山良子。22時台は迎康子アンカーがゲスト出演。23時台はNHKラジオと同時生放送で、松井治伸アンカー、この日のゲストであるピアニストの小山実稚恵も登場。

2月4日(火)は、『MUSIC10』のパーソナリティは鈴木杏樹。22時台は石澤典夫アンカーがゲスト出演。23時台はNHKラジオと同時生放送で、工藤三郎アンカー、この日のゲストである落語家の林家正蔵も登場。

2月5日(水)は、『MUSIC10』のパーソナリティは名取裕子。22時台は山下信アンカーがゲスト出演。23時台はNHKラジオと同時生放送で、芳野潔アンカー、この日のゲストである講談師の神田紅も登場。

2月6日(木)は、『MUSIC10』のパーソナリティは渡辺満里奈。22時台は須磨佳津江アンカーがゲスト出演。23時台はNHKラジオと同時生放送で、畠山智之アンカー、この日のゲストである俳優の高橋英樹も登場する。

この週だけの特別なコラボレーションをお聴き逃しなく。

なお『オールナイトニッポン MUSIC10』では、2月3日(月)~2月6日(木)までの4日間「ラジオって最高!」をテーマにメールを募集。ラジオ100年を前に、普段どんな風にラジオを聴いているかや、思い出のラジオ番組、流れた曲の思い出など、ラジオにまつわるエピソードとリクエストを募集している。メールは 10@allnightnippon.comまで。4夜連続のNHK『ラジオ深夜便』とのコラボレーションをお楽しみに。

【番組概要】
■番組タイトル『オールナイトニッポン MUSIC10』
■放送日時:2025年2月3日(月)~6日(木) 22時~24時 ニッポン放送をキーステーションに全国ネット
■パーソナリティ:2月3日(月) 森山良子、4日(火) 鈴木杏樹、5日(水)名取裕子、6日(木)渡辺満里奈
■メールアドレス:10@allnightnippon.com
■番組公式X:@ANN_MUSIC10
■番組ハッシュタグ:#ミュージック10

 

Facebook

ページトップへ