追悼・谷川俊太郎特別番組「わたしの図書室」“生涯現役”の国民的詩人・谷川俊太郎と出版界の怪物・角川春樹の貴重な対談を再放送!自作の詩「おに」を谷川自身が朗読!

(写真左から 角川春樹、井田由美、谷川俊太郎)

今月13日、日本の現代詩を代表する詩人・谷川俊太郎が逝去した。

ラジオ日本「わたしの図書室」では11月28日(木)23時30分から、谷川俊太郎を偲び、2022年4月に放送した番組を再編集し放送する。

当時90歳の国民的詩人・谷川俊太郎と、当時80歳の角川春樹。
二人の才人の口からは、交互に“人生の宝物”のようにキラキラした言葉が飛び出す。

半世紀を超える深い絆で結ばれた、言葉の世界に生きる二人の超大物の対談の最後には、谷川俊太郎自身が自作の詩「おに」を朗読している。

 

この対談は、角川春樹事務所創立30周年を記念して、「シリーズ にほんの詩集」が刊行された際に実現した。全12冊のシリーズ中、第1巻が「谷川俊太郎詩集」。

若き日の谷川俊太郎にとって、初めて自分の詩集を文庫版として出版してくれた角川は今でも恩人。「これで自分の本をいろんな人が読んでくれると思った」とその時の喜びを語る。角川は谷川の生み出す言葉のみずみずしさと、その詩に宿る「詩品」を愛しつづけてきた。そして、「歳をとるほど詩を書くのが楽しくなっている。詩作は楽しい遊び」と語る谷川に、角川も大いに共感。対談では二人の出会いから、谷川の名作「生きる」が読者の心を捉えた理由、詩作に大切な“軽み”について、詩人に必要な“二度わらし”のような幼児性、そして、子供たちに伝えたいこと…と話題がつきない。「生涯現役」そのものの谷川俊太郎と角川春樹。二人の鬼才の貴重な対談を再び放送する。

 

【谷川俊太郎】
1931年(昭和6年)、東京の哲学者の家庭に生まれる。高校時代から詩を書き始め、20歳の時、初の詩集「二十億光年の孤独」を出版。
「生きる」「朝のリレー」をはじめ、生涯を通じて書き続けた数えきれないほどの詩やエッセーは、常にその時代の人々の心をとらえ、多くの人に愛されてきた。また、「鉄腕アトム」の主題歌や各地の中学校・高校の校歌の作詞なども多く手掛けている。スヌーピーが登場するアメリカの人気漫画「ピーナッツ」シリーズの翻訳も人気を博した。2024年11月13日、92歳で老衰のため逝去。

【放送内容】
★11月28日(木) 23:30~24:00 
★出演:谷川俊太郎/角川春樹 
聞き手:井田由美(日本テレビアナウンサー)

 

 

わたしの図書室
放送局:ラジオ日本
放送日時:2024年11月28日 木曜日 23時30分~24時00分
出演者:谷川俊太郎、角川春樹、井田由美(日本テレビアナウンサー)
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