「安倍元総理追悼演説」を前にした野田元総理の心の内
立憲⺠主党衆議院議員の野田佳彦元総理が11月2日(水)、ラジオ日本『岩瀬恵子のスマートNEWS』に出演。10月25日の安倍晋三元総理の追悼演説や今後の立憲⺠主党の動き、政局などを語った。
野田元総理は追悼演説の前に考えていたことを問われると、「原稿用紙を前に非常に七転八倒していたかなと。言葉を選んで(考えた)。褒めすぎると野党の皆さんが引いてしまう。(でも)けなすわけには行かないです、追悼を。ちょっとでも批判的な言葉があれば与党が引いてしまう。しかもご遺族も傍聴に来られていますから、失礼があってはいけない。衆議院を代表してやっているわけですから個別の政策の評価になると、皆様が一致するテーマはまずない。という中で何を書くのかを考えると物凄く難しいんですよ。原稿用紙を前にたじろぎました」と振り返った。
また、追悼演説を頼まれた時の気持ちについては、「同僚議員が残念ながらお亡くなりになった場合には、やはり在りし日をしのび、党派を超えて追悼の誠を示すというのが、ある種国会の中の良き伝統であり美風だと思いますので、一般論としてはその伝統はつないで行かなければいけないと思いましたけれど、自分がやるとなると…。(中略)弔辞というのはそれぞれの在りし日が違うので、ご遺族に失礼のないように思いを込めてまとめるのはものすごく大変。ましてや憲政史上最も長く内閣総理大臣を務められた方の追悼の言葉ですから物凄く難しいなと。一般論としてはよくわかっていても、自分がその役割を果たすとなるとこれは荷が重いなと思いました」と心の内を明かした。
さらに現職の国会議員としてこれからの目標を聞かれると、「物価高の問題や円安の問題、現職の国会議員ですから、当面の問題、これからの問題、これを一生懸命野党の立場として政府をただして行きたいと思います」と誓いを立てた。
ほか、番組では今回の追悼演説を受けた理由、また演説後夫人からかけられた言葉にやっと肩の荷が下りたというエピソードについても明かしている。
- 岩瀬恵子のスマートNEWS
- 放送局:ラジオ日本
- 放送日時:毎週水曜 6時30分~8時50分
- 出演者:岩瀬惠子、野田佳彦元総理
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