終戦から76年、戦争経験者の証言を後世に

アサデス。ラジオ ©九州朝日放送株式会社

終戦から76年が経ち、戦争の経験者は年々少なくなっている。

『アサデス。ラジオ』では戦争経験者の証言をインターネットにあげる取り組みをしている手塚正己さんと電話をつなぎ、実際の証言の音声を一部紹介しながら活動について聞いた。

手塚さんは軍艦「武蔵」を題材にした映画の作成や本の出版の過程で、軍艦「武蔵」の元乗組員と遺族を中心に約90人の証言を集めた。手塚さんが集めた証言は戦闘についてだけではない。戦闘は一瞬。戦闘のない日常において、どんなものを食べて、どんなところで寝ていたのか。どんな思いで日々を過ごしていたのか、残した家族への思いについてもインタビューをしている。

コロナ禍ということもあり、経験者から戦争について直接話を聴ける機会は少なくなった。

実の父を題材にドキュメンタリー『父の戦争 戦艦武蔵 甲板士官の遺言』を制作した野村友弘プロデューサー(KBC)は、「戦争を知らない世代が、薄れ行く記憶をたどる機会として海軍証言集(軍艦武蔵会)をぜひ活用してほしい」と話している。

アサデス。ラジオ
放送局:KBCラジオ
放送日時:毎週金曜 9時00分~10時00分
番組ホームページ

※該当回の聴取期間は終了しました。