さだまさしが明かした曲作りの意外な苦悩「降りてこない。締め切りがなかったら書かない」

歌手・さだまさしが、曲作りの意外な裏側を明かした。

5月21日の「草野満代 夕暮れWONDER4」に、コロナウイルスの感染拡大防止のためリモートでのゲスト出演をしたさだまさし。

さだは、ニューアルバム「存在理由~Raison d’être~」を5月20日にリリースしたが、歌手生活47年・グレープ時代から通算46枚目となるオリジナルアルバムとなる。これについて「よく書いてきましたよね。本当絞り出してますよね」と自虐的に語り、笑いを誘うさだであった。

番組パーソナリティの草野満代から曲を作る際の秘訣について「(曲が)降りてくるんですか?」と問われると、さださんは「いや降りてこないんですよ。降りてくる一瞬があったりするんですけど、取り落としたり。なかなか手のひらにすぽっと落ちてくることは少ないです」と意外な事実を明かした。

また、歌手活動だけでなく小説家など多方面で活躍しているさだ。そういたなかで曲を作り続けられる理由について「締め切りですね。締め切りがなかったら歌も小説も書かないと思います。スタッフから『今日3曲作らないとアルバムができない』と言われて、夜中に慌てて作ったこともある」と曲作りの苦悩を明かした。

また、アルバムのタイトル「存在理由」については、「存在理由って哲学用語みたいで難しいテーマに聞こえるけど、『Raison d’être』って“生きがい”って訳すじゃないですか? 僕らは自分を許すっていうことは難しくて、許しすぎるとダメだし、厳しすぎると苦しいし、『これだけ頑張ってきたんだからちょっとは自分を認めてあげてもいいかな?』っていう程度の「存在理由」ですね」と語った。

新型コロナウイルスの感染拡大で過酷な状況が続くなか、自分を責めずに「存在しても良い」と認めることが大切だと訴えた、さだの渾身の一枚である。

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