中部電力の不正問題から見える、原子力規制委員会の“本質”

7月10日(金)、ニュースキャスター・長野智子がパーソナリティを務めるラジオ番組「長野智子アップデート」(文化放送・15時30分~17時)が放送。午後3時台「アップデート・コラム」のコーナーでは、「中部電力の不正問題から見える、原子力規制委員会の“本質”」というテーマで、調査報道記者の日野行介氏に話を伺った。

原子力規制委員会は毎週水曜日に定例会合を開催している。7月1日の会合では、中部電力が浜岡原子力発電所の基準地震動を不正に操作した問題が議題となった。

日野行介「今年1月、この問題が明るみに出てから何度目かの規制委員会の定例会合での取り扱いなんですよね。なんか小出しにしながら『規制委員会としてはちゃんとこの問題に取り組んでるよ』っていうアピールみたいな感じがするんですけど。これは去年の2月に関係者からのいわゆる内部告発、公益通報を受けて、規制委が調査に入ったわけなんですけど、それ以降も中部電力は不正な操作を続けていたっていうことが、今回の報道の見出しどころだったわけですよね。で、山中委員長が『倫理観の喪失で、非常に悪質だ』って批判して、これを受けて新聞各社も社説の中で『隠蔽体質』『原発を動かす資格はない』『企業統治の破綻明らかだ』と、非常に中部電力を批判する論陣を張ったんですが、しかしこれは安全規制の問題なので『規制される側だけの問題なのか?』という、いつもの疑問があるわけですよね」

長野智子「そこですね」

日野「そうなんですよ。『規制する側はどうなのか?』って。で、ちょっとこれは変化球というか、変わった視点で見てみたいと思っているんですね」

長野「ほぉ」

日野「規制委員会って毎年3月11日、もちろん福島第一原発事故が起こった日なんですけど、この日に原子力規制委員会の取り組み、通称“3.11報告”っていう年度報告を発表しているんですよ。これは毎年私も読んでいるわけじゃないんですけど、冒頭の“はじめに”っていうのが大体同じなんですよね。こんなことが書いてあるんですけど“東京電力、福島第一原子力発電所の事故の反省を深く心に刻み、二度と重大事故を起こすことのないよう、規制委員会を設置以来、毎年3月11日に1年間の取り組みを取り纏めて公表し、自らの取り組みを見直す機会としています”と。『自分たちは反省を忘れませんよ』という心がけなわけですよね」

長野「コピペじゃないことを祈ります」

日野「そう。この手の文章ってコピペが多いから。じゃあ中部電力の今回の問題を踏まえて、規制委が本当にちゃんと自らの取り組みを見直しているのか。今年と昨年の取り組みを読み比べてみたんですね。これが面白かったんですよ」

長野「えぇ〜!」

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辛坊治郎、EV補助金の副作用を指摘 中古EVの輸出増で「希少金属が海外に流出」

飯田浩司、増山さやか、辛坊治郎

辛坊治郎が22日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。EV(電気自動車)の新車を購入する際の補助金の“副作用”を指摘した。

経済産業省は現在、環境性能の高いEV(電気自動車)などの新車を購入する際、EVは最大130万円(軽EVは最大58万円)、プラグインハイブリッド車は最大85万円、燃料電池車は最大150万円の補助金を設けている。昨年度の補正予算で確保した1100億円が上限だが、想定を上回る申請によって予算が不足する恐れがあるため、同省は補助金の減額を決定。来年1月から、補助額を減らすと発表した。

この補助金について辛坊は、購入を後押しする効果がある一方で「補助金って、いろんな、実は見えない悪影響もありまして」と、中古車市場に及ぼす“副作用“に言及。辛坊は、補助金によって新車の実質的な購入価格が下がり、中古車の価格面での魅力が薄れるという構造を指摘。中古EVを買うよりも、補助金を利用して新車を買った方が安くなるケースがあると説明。「新車買った方が安いじゃんって話になって、わざわざ中古の電気自動車を買う人いませんから、国内でダブつきますよね」と述べ、国内で売れにくくなった中古EVが輸出に回るとした。

さらに、「電気自動車っていうのは希少金属の塊だったりなんかするわけです」と指摘。中古EVを、国内に資源が蓄積されているものとして捉え、「せっかく日本国内に大量に備蓄されている、つまり中古車の形で備蓄されてる希少金属みたいなものが、海外にガンガン流出していくきっかけになっちゃう」と、補助制度が資源の海外流出につながるという見方を示した。

また、補助金の減額によるメーカー間の競争の変化についても言及。購入時の補助が縮小すれば、車そのものの性能と価格がより問われるとして、「車本来の実力勝負になりますから。実力と値段の勝負になりますから」と語った。新車の販売促進に加え、中古車の流通や資源の行方まで目を向ける必要があるという辛坊。「この手のニュースは、やっぱりちょっと複眼的に、多面的にものを見ないと、なかなか本当のことが見えてこない」と強調した。

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