大きな都市には多くの課題がある。横浜市長選挙の行方はどうなるか

ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、10月5日の放送に政治ジャーナリストの角谷浩一が出演。「どうなる横浜市長選挙」をテーマに、昨日、告示された市長選について解説した。同市長選には山中竹春・前市長と新人6人が立候補している。

長野智子「まず山中さんの出直し出馬。角谷さんはどうご覧になりましたか?」

角谷浩一「まさに山中さんが辞めたから行われる選挙なんですね。辞めた理由は何かといえばパワハラで、第三者委員会の認定があって。本人に辞める気はなかったけど、全体的に追い込まれたと。出直し選挙に自身が出ることになって、そもそもの市長選の構図がだいぶ変わったわけです。出直すということは、だいたい新しい人に交代することなんだけど、本人が出直す選挙、となった。意味が違ってきましたね」

長野「確かに」

角谷「大きな焦点かどうかはわかりませんが、これに市民がどういう審判を下すのか、というのが興味深い。生まれている私もよくわかるんですが、横浜市はたいへん大きな街でして。日本の政令都市でいちばん大きい。人口は377万人ぐらい。有権者は全体で314万5000人。どれぐらいの投票率になるか、ということも大事です。出直しを期す前職と新人が戦う選挙、ということになりました。立候補は自由ですが、市民としてはモヤモヤします」

長野「そうですねえ」

角谷「パワハラの加害者だからとれる解決策がある、ということを山中さんがおっしゃっていて。これがわかりにくい」

長野「どういうことでしょうね。加害者だからこその対策って」

角谷「あなたが辞めればよかった、ということだけど。対策が何を指すのかわかりません。それから候補者の皆さん全体に、パワハラ対策をどうしますか、とメディアが聞くのもわからない。有権者は女性のほうが多いんですね。これがどうなるか。女性のほうがすごく嫌悪感をおぼえるのか、男性が『社会はこういうものだ』と受け入れるのか。そこはたいへん興味深いと思っています。投票行動と男女比がどうなるのか」

長野「うん」

角谷「そして市長が1回、辞めたから刷新するために選挙します、というとき、たくさんの候補者が出た。これはいいと思う。ただし370万人もの市民がいる巨大な政令指定都市で、ほぼ素人みたいな人たちが並んだ、ということも興味深い」

長野「中谷一馬さんは衆議院議員でした」

角谷「首長の仕事は行政官であり、議会のことをしなければいけない。いろいろな顔があって。300万人以上の民意を受け止める、というのはどうするんだ、と」

長野「横浜市民の人たちが争点にしたいことというか、横浜市の課題は?」

角谷「人口が減り始めている、という問題が1つ、あります。あと横浜市は、よく驚かれるけど中学校に給食がないんですね。都市部では珍しくて。横浜の給食問題はなかなか解決しなくて。それでいま『ハマ弁』といったものが配られている。評判はあまりよくない。意外な弱点が横浜にはあって。親御さんからすればお弁当も大変だし」

長野「はい」

角谷「主婦の皆さんから考えても『給食は助かるんだよ』ということもある。そういった点は大きなテーマになるでしょうね」

このあとも横浜市長選挙について角谷が解説した。

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辛坊治郎、EV補助金の副作用を指摘 中古EVの輸出増で「希少金属が海外に流出」

飯田浩司、増山さやか、辛坊治郎

辛坊治郎が22日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。EV(電気自動車)の新車を購入する際の補助金の“副作用”を指摘した。

経済産業省は現在、環境性能の高いEV(電気自動車)などの新車を購入する際、EVは最大130万円(軽EVは最大58万円)、プラグインハイブリッド車は最大85万円、燃料電池車は最大150万円の補助金を設けている。昨年度の補正予算で確保した1100億円が上限だが、想定を上回る申請によって予算が不足する恐れがあるため、同省は補助金の減額を決定。来年1月から、補助額を減らすと発表した。

この補助金について辛坊は、購入を後押しする効果がある一方で「補助金って、いろんな、実は見えない悪影響もありまして」と、中古車市場に及ぼす“副作用“に言及。辛坊は、補助金によって新車の実質的な購入価格が下がり、中古車の価格面での魅力が薄れるという構造を指摘。中古EVを買うよりも、補助金を利用して新車を買った方が安くなるケースがあると説明。「新車買った方が安いじゃんって話になって、わざわざ中古の電気自動車を買う人いませんから、国内でダブつきますよね」と述べ、国内で売れにくくなった中古EVが輸出に回るとした。

さらに、「電気自動車っていうのは希少金属の塊だったりなんかするわけです」と指摘。中古EVを、国内に資源が蓄積されているものとして捉え、「せっかく日本国内に大量に備蓄されている、つまり中古車の形で備蓄されてる希少金属みたいなものが、海外にガンガン流出していくきっかけになっちゃう」と、補助制度が資源の海外流出につながるという見方を示した。

また、補助金の減額によるメーカー間の競争の変化についても言及。購入時の補助が縮小すれば、車そのものの性能と価格がより問われるとして、「車本来の実力勝負になりますから。実力と値段の勝負になりますから」と語った。新車の販売促進に加え、中古車の流通や資源の行方まで目を向ける必要があるという辛坊。「この手のニュースは、やっぱりちょっと複眼的に、多面的にものを見ないと、なかなか本当のことが見えてこない」と強調した。

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