“もうひとつの出雲駅伝”全体トップは中央大・佐藤蓮選手(4年)「出雲駅伝はめちゃくちゃ走りたかった」

――“もうひとつの出雲駅伝”2組トップ。どのような心境でレースに臨みましたか。
「合宿明けからもずっと調子が上がっていて、その中でメンバーから外れたというところで、なんとしても(目標)タイムか1番を取りたいとは思っていました。この気候の中だったので、勝負に徹しようと思っていました。中大は出雲で区間賞が出ていないというのをスタート前に言われて、自分が獲るしかないなと思って走りました」
――納得のいくレースができましたか。
「そうですね。タイムを追っているわけではなかったので、しっかり自分の武器を生かして勝ち切れたことが自信になりました」
――あそこでスパートをかけたのは、どのような狙いがあったのでしょうか。
「いつもは400mを切ってから(ペースを)上げるんですけど、かなりスローで進んでいたので、ラストまで残っている選手もいると思いました。少し早めに仕掛けて揺さぶりをかけて、自分の得意な400mという形にしました」
――出雲駅伝では、誰かのサポートをしていたのでしょうか。
「藤田(大智、4年)の付き添いをしました」
――チームの5位という結果をどのように受け止めていますか。
「自分たちもかなりいい感じに仕上がっていた。早稲田に限らず、他の大学さんもかなり状態が良かったので、浮かれていられないなというのがチームの中での状況です」
――今回の結果は、全日本大学駅伝に向けていいアピールになったのでは?
「そうですね。なんとしてでも1番を獲るという気持ちでやったので、つながればいいと思います」
――今後の目標を教えてください。
「全日本はマストで走りたい。その先の箱根も見据えて、ハーフなのでスピードと距離への対応をしっかりとしていければなと思います」
――全日本、箱根で走ってみたい区間は?
「単独走が得意。全日本は5区で、箱根は単独走と下りの6区を1年生から志望しているので、そこを狙っていきたいなと思っています。下りは得意で、1年生から補欠に入っているので、今年こそはという気持ちです」
――メンバーから外れたり、補欠になったりする悔しさはありますか。
「僕自身、今回の出雲に限らず、メンバーに入るものの、当日変更や補欠という形で、1区やスタートの付き添いをすることが多いですが、(チームの)雰囲気が良くて、仕方ないなという気持ちでいつも当日入りするんです。でも、やっぱり現地に来ると、めちゃくちゃ走りたかったなという気持ちが大きい。そんな気持ちを忘れないように今後の練習につなげていきたいです」
――藤原監督からも、佐藤選手と並川(颯太、3年)選手は調子がよく、走らせたかったと言っていました。
「それ以上に、やっぱり競り合っていた濵口(大和、2年)と柴田(大地、4年)が良かったので、今回は本当に仕方ない。次に今回の悔しさをつなげていけたらなと思います」
――夏に調子が良かったとおっしゃっていましたが、どのような点が良かった?
「自分に限らず、チーム全体で単独走が苦手な選手が多いので、1人で何kmも何十kmも走る練習を取り入れていました。僕は単独走が得意なので、そこで絶対に離れないことを心がけていました」
――スピードが武器とのことだが、長い距離にも自信はありますか。
「昔はなかなか難しいところではあったんですけど、学年を重ねるごとに距離も問題なくこなせるようになってきています。今はスピードも得意ですけど、距離も得意というところで、全部が自分の武器になってきているのかなと思います」
――全日本大学駅伝や箱根駅伝を目指す上で、今向き合っている課題はありますか。
「僕の場合は気持ちの面なので、一つひとつの選考の練習や試合で外さないことです。気持ちをしっかり乗せてやっていくのが課題かなと思っています」
――今回、チーム全体としては優勝を目指していましたが、現在のチームの雰囲気はいかがですか。
「やっぱり優勝を狙っていたので、みんなちょっと落ち込んでいる部分はあるんですけど、もう次に切り替えて、お互いに頑張っていこうというふうに声をかけています」
――今後も優勝を狙っていくということですね。
「はい、そうです。もともと三冠を狙っていたので、もちろん優勝を目指して、今回取れなかった分、やっぱり残り2つを取らないといけないと思います」
