福岡市の新たな観光スポット・鮮魚市場の新施設でウツボの刺身を実食!

福岡市中央区・長浜鮮魚市場の東エリアに11月9日、魚食普及推進施設「うおざ」が誕生した。新たな観光スポットとして期待されているこの施設に、RKBラジオのキャスタードライバー・スナッピーが訪れ、ここで楽しめるグルメや体験ゾーンを、RKBラジオ『Toi toi toi』(月〜木・9時〜13時)の中で紹介した。(報告・スナッピー前田愛美)

すでにリピーターも…

魚食普及推進施設「うおざ」は、11月9日オープンから約3週間で、既に2万人が訪れています。私たちが取材で訪れた日も、オープン1時間前には4組ほどが並び、その列は20分前になると40組まで伸びていました。その中には「前回来たときは、狙っていたものが品切れで食べられなかったから、今日は早めに来た」という方や「美味しさに感動してまた来ました」というリピーターも少なくありませんでした。

壁に掲げられている「うおざ」のマークは、ここから魚の美味しさ、魅力を発信していくという意味が込められています。
 

好きなものを好きなだけ選ぶシステム

うおざでは、メニュー表が存在せず、食べたいものトレーに載せて支払いをする「カフェテリア方式」のシステムになっています。白身魚だけの定食を作るもよし、生魚が苦手なら、揚げものばかりの定食を作るもよし。「うおざ」の久我有砂香さんによると、刺身類をご飯の上に載せて、オリジナルの海鮮丼を作る方もいるそうです。

久我有砂香さん

長さ20メートルを超えるカウンターには、コーナー別にお刺身、焼き魚、アジフライなどの揚げ物、汁物がずらりと並んでいます。お刺身はこの日、タコやサーモン、太刀魚など約20種類ありました。その日の水揚げによって種類も変わり、日によっては西貝やウツボ、天然のヒラメ、タコの頭などの珍しいものに出会えるそうです。

おすすめを集めた刺身の盛り合わせもありますが、私がびっくりしたのは、トラフグ刺し。これだけ入って1,100円です。「安すぎないですか?」と私が尋ねると久我さんは「利益よりも、お客さんに楽しんでもらうことを優先しています」と答えてくれました。また「うおざ」の鐘ヶ江昌平さんは「すぐ隣に市場があって、市場直送ならぬ市場直結。だから、珍しい魚も食べられるんです」と教えてくれました。

鐘ヶ江昌平さん
ウツボの刺身

私がランチに選んだのは、そのトラフグ刺しとウツボの刺身。ウツボは初体験だったんですが、味わいはフグに似ていて、弾力がすごくて美味しかったです。

食事以外も楽しめる施設

店内にもこだわりが詰まっています。学校の体育館のような広々とした建物、天井までの高さは8メートルあり、幅に30メートルあります。グレーの壁や柱、照明は市場の「競り場」をイメージして作られています。

ここでは、食事を楽しむ以外にも土日限定で、水揚げされた100キロ超のマグロや5キロの鯛など、大きな魚を展示するスペースもあります。また「SASHIMI DOJYO」(刺身道場)という、魚をさばく体験ができる部屋もありました。

また、店内に設置された大画面では、朝3時に始まる競りの様子や、魚に関するクイズが流れています。味わうだけでなく、魚の大きさや形の違いを見て、種類によって異なるさばき方も学ぶーーー。楽しみながら魚について知ることができる施設です。

新たな福岡の観光スポットとなりそうです。

「うおざ」
〒810-0072
福岡市中央区長浜3丁目6-1
092-707-3752

Toi toi toi
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週月曜~木曜 9時00分~13時00分
出演者:山口たかし、植村友紀
番組ホームページ
公式X

出演番組をラジコで聴く

※放送情報は変更となる場合があります。

「インチキですよ」ガソリン価格引き下げで検討の補助金に経済評論家が指摘

4月7日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と、ガソリン価格について意見を交わした。

法律をいじりたくないから補助金で

寺島アナ「政府、与党が物価高対策として6月から実施するガソリン価格抑制の補助金について、値下げの幅を1リットル当たり10円とする案を軸に検討していることが昨日わかりました。現行制度では市況に関わらず185円程度に抑えていますが、こうした目安は廃止して、定額の抑制策に切り替えると言います。最近の市場動向に照らせば、今の補助制度よりも価格が下がることになりますが、原油相場が高騰すると消費者の負担が増す恐れもあるといいます。トランプ政権の関税政策を受けて、国内には景気の悪化懸念がくすぶります。参議院選挙が夏にありますが、これを見据えて家計支援を重視する姿勢を打ち出すのが狙いです。財源は既存の基金を活用し、予備費などは使わない方向だといいます。政府にとっては、定額の抑制幅とすることで財源の見通しがつきやすくなる利点があります。上念さん、この動きはどうご覧になりますか?」

上念「2重の意味で的外れかもしれない。なぜなら原油価格が急落しているからです。先週金曜日に1バレル71~2ドル近辺から61~2ドル近辺まで…」

寺島「今、61.99ドルです」

上念「ああ、62ドル割っちゃった。これはもうちょっと下がるかもしれません。ずっと1バレル66ドルがWTI(原油先物)の下の壁だったんですけど、壁を一気に抜いちゃったので、こういう時はだいたいエネルギーが下方向に思いきり放出されてオーバーシュートするので、このガソリンの高価格抑制策が実現される頃には、こんなのいらないんじゃないかというぐらい値段が下がっている可能性があります。それが一つと。あともう一個は、例のトリガー条項の凍結です。租税法律主義といって、法律をちゃんと作らないと税金は取っちゃいけませんよね。なぜかというと、アメリカ独立戦争時の「代表なくして課税なし」という言葉を歴史で習ったでしょう。要は、国民に選ばれた代表が税金を取っていいと決めたから取れるわけであって、そうじゃないのはダメなんですよ。道路特定財源の一般財源化を勝手にしちゃったでしょ。あれは法律にもとづいて無いはずなんです。だからトリガー条項の凍結なんてとんでもない話で、もらっちゃってもう予算のあてにしてますからやめられませんっていうのは理由にならないんですよ。いや、そうじゃない、租税法律主義だろうって話なんです。法律をいじりたくないからこんな補助金でっていつもやるんですけどインチキですよ」

寺島「なるほど、いじりたくないからなんですね」

上念「だから、ちゃんとやったほうがいいと思いますよ。日本は法治国家なんだから」

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