「スープといえば」福岡県飯塚市・一番食品の工場で味の秘密を探る

RKBラジオ『Toi toi toi』で2025年2月に特集したのは、放送エリアの福岡・佐賀両県内にあるさまざまな工場でのリポート。私は同月20日、福岡県飯塚市伊川にある一番食品株式会社を取材しました。(報告・スナッピー神谷留菜)
「味のスペシャリスト」と呼ぶにふさわしい会社
あなたは、身のまわりにどのくらい一番食品の製品があるか、考えたことはありますか? 例えば、コンビニで買う肉まんに付いてくる酢醤油(九州だけ?)、ラーメン店のスープ、お土産に付いている粉末スープなど、実はこの工場で製造しています。
一番食品は、常に3500種類以上の製品を日本全国や海外に届けています。そんな「味」のスペシャリストの工場に潜入してきました!
みずほPayPayドーム1つ分!?驚きの広さ!

工場周辺に到着すると、右を見ても左を見ても「一番食品」と書かれた建物がずらり。工場と本社を合わせて、全部で6棟もあるんです。65年前に創業した一番食品は、創業の地である八木山のふもとに豊富な水があったことでこの地に工場を増やし、増産してきたそうです。
工場の内部へ!味の根幹を担う“研究開発室“とは?

工場の中で、味を決める大事な工程を担うのが、“研究開発室”です。およそ2000種類の調味料を配合し、依頼があった製品の理想の味を生み出します。キッチンのような雰囲気の中に、フラスコやスポイトが並び、まるで実験室のようです。
この日は畜産メーカーからの依頼で、外食店で使われる焼売の中具を作っている最中でした。開発員の肝になるのが味覚の鋭さ。研修では、五味(甘み、酸味、苦味、塩味、辛味)の検査を行う五味テストを受け、味覚を鍛えています。

開発の作業は、味の完成におよそ2週間、完全な製品としての完成はおよそ半年かかるそうです。開発員の島津さんは、自分が作った製品をスーパーなどで購入することが1番の喜びだと話してくれました。
社員食堂は驚きの300円

お昼には、一番食品の社員食堂に突撃しました。一面ガラス張りの食堂からは、飯塚市の田園風景を眺めながら食事ができます。毎日日替わりの定食を楽しめるのですが、驚いたのがその価格。なんと1食300円! このお値段でご飯も漬物も盛り放題。
「福利厚生として、ありがたく利用しています!」という社員さんの声が多い食堂です。元々社長が、会社の周りにコンビニや飲食店がないことに気づき、少しでも社員が働きやすい環境にしたいとの思いで作られた社食なんです。

食堂は和やかな雰囲気で、工場勤務の社員と本社職員が一緒に食事を取っており、所属の垣根を超えて繋がる場となっていました。
※放送情報は変更となる場合があります。