「やさしい日本語」で外国人と積極的にコミュニケーションを!
北部九州・山口災害情報パートナーシップを結ぶコミュニティFM各局とRKBによるコラボ番組『ローカる!』。地域密着のコミュニティFM局のパーソナリティにとっておきの街ネタを紹介してもらう。3月は佐賀県佐賀市にある「えびすFM」とのコラボでお送りする。12日の放送ではえびすFMから歩いてすぐの場所にある佐賀商工ビル内にある佐賀県国際交流協会に話を聞いた。(報告:『ローカる!』ディレクター荒木風花)
佐賀商工ビルに入ると10枚の目を引くパネルがある。そこには「やさしい日本語」という文字が…
佐賀県に住む外国人の生活の支援などを行っている公益財団法人佐賀県国際交流協会 企画交流課長の矢冨明徳さんに詳しい話を聞いた。
荒木:「やさしい日本語」啓発パネルとありますが、これは?
矢冨さん:「やさしい日本語」をみんなに知ってもらおう、使ってもらおうという思いを込めて作りました。相手に伝わるように言い換えてみるというのが大事になります。
その一つの例として書かれていたのが「立ち入り禁止」。これはどうやさしい日本語にするのだろうか。
荒木:う~~ん…「入っちゃダメよ」でしょうか。
矢冨さん:そうですね。漢字が読めない人だったら 「入っちゃダメよ」がやさしいですし、逆に聞いても分からない人だったら漢字の方が分かりやすいかもしれません。目的は相手に伝わることですね。
パネルにはやさしい日本語のほかに佐賀県で暮らす外国人の統計なども書かれていた。
矢冨さん:令和5年1月の速報値によると、約7780人の外国人が佐賀で暮らしており、過去最高の人数となっています。その中でも一番多いのは工場等で働く技能実習の資格を持っている方です。
街で迷っている外国人の方を見かけるたびに助けたい!と思いつつ、どう声をかけていいのか分からず、ごめんなさい…と思いながら何もできなかったことがある。こんな時はどうすればよいのだろうか。
矢冨さん:最初はやさしい日本語でなくてもいいんです。外国人といっても、20~30年住んでいらっしゃる方で普通に日本語が話せる方もいます。普通に日本語で話してみて、伝わっていなそうだったらゆっくり話したり、やさしい日本語に変えてコミュニケーションを心掛けてみてください。
「やさしい日本語」という言葉は「易しい」「優しい」という2つの意味が込められているそうだ。
国際交流プラザの中には小学生が手掛けた絵本も
やさしい日本語を使えば、言葉だけでなく気持ちを伝えることができると実感した。その外国人へのサポート体制も万全だ。
荒木:矢冨さん、新聞記事に「やさしい日本語で絵本ができた」とありますが、これは?
矢冨さん:佐賀県にある神野小学校の生徒が作った絵本「アンナとあんなーやさしい日本語は心をつなぐー」が紹介された時のものです。クラスに外国からの転入生がやってきて、その子とコミュニケーションをとるためにやさしい日本語を使ったところ、仲良くなれたということが実際にあって、その物語が絵本になりました。やさしい日本語のことをいろんな人に知ってほしいという思いで作られたんです。佐賀市内の小学校に配布して普及しています。
やさしい日本語を使えば、言葉だけでなく気持ちを伝えることができると実感した。その外国人へのサポート体制も万全だ。
矢冨さん:佐賀多文化共生センターにて相談窓口を設けています。困っている外国人はもちろんのこと、外国人に関わる日本人からの相談も受け付けています。日本語が分かる外国人からの簡単な相談はすぐに答えることができます。また、在留資格や結婚などの法律が関わってくる場合は専門の弁護士と一緒に解決しています。英語、中国語、韓国語、ベトナム語は対面にて平日9:00~16:00で相談に応じています。その他の言語は電話通訳を使いながら対応します。 対面の相談だけでなく、SNSで24時間相談を受け付けています。LINEだと災害情報を外国語で発信しているのでぜひ登録してほしいです。
言葉が通じなくとも表情などの積極的なコミュニケーションこそ、関係や絆を築くことになる。
えびすFMでは「心の国境をなくそう ラジオで地球発見隊」という番組で情報発信を続けている。
- ローカる!
- 放送局:RKBラジオ
- 放送日時:毎週日曜 11時00分~11時15分
- 出演者:荒木風花
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