生ごみがサツマイモの肥料に!『#さえのわっふる』と近隣小学生がコラボ

番組パーソナリティ・安岡信一と武田早絵 ©RKBラジオ

RKBラジオ『#さえのわっふる』(月~木・午後1時)が近隣の小学生と一緒に「サツマイモを育て収穫する」プロジェクトをスタートしました。「畑」がある場所は、福岡市早良区百道浜のRKB立体駐車場の屋上「るるるる~るるガーデン」。その体験の様子を番組で紹介しました。

武田早絵アナウンサー(以下、武田):『#さえのわっふる』ではRKBの社員食堂で出された生ゴミを使ってコンポストした堆肥を使い、畑でいろんな野菜や植物を育てていきたい、というお話をしました。そうしたら、動きがあったんです! きょう(6月14日)RKBの隣にある百道浜小学校の4年生54名に来てもらって、我々のリーダー松井ディレクターや、この活動を支えてくれている循環生活研究所の方々がコンポストの授業をしてくれたんです。それで、子どもたちと一緒に、RKBの駐車場にある畑にサツマイモの苗を植えました。

RKB松井ディレクター

松井ディレクター:「皆さん、わざわざRKBまで来てくれてありがとうございます。今からこの部屋で、僕らがどういうことをやっているのかを説明します。詳しい話は、スイカ先生が話してくれます(笑)。そして、ここで生ゴミを混ぜる体験をして、RKBの立体駐車場の3階に上りサツマイモの苗を植えます。

あ、遅れましたが自己紹介します。私の名前、マツイとも読みますが今日はピーマンと呼んで下さい。今日はこのピーマンとスイカと、トウモロコシとあとでマスカットも来ます(笑)。何かあれば、この野菜とか果物の人に質問してください。あとは、そう、自分の口に入るものや自分が持っているものが、どうやって出来ているのだとか、そういうものに興味を持ってもらいたいなと思います。はい、ではここからスイカ先生に代わります。スイカ先生は生ゴミを肥料にするプロなんです!」

NPO循環生活研究所 木村真知子さん

木村さん:今日はスイカですが(笑)、本当の名前は木村真知子と言います。 東区の三苫という福岡市の一番向こうのところにあるNPO循環生活研究所から来ました。 コンポストのプロだとピーマンが言ってくれましたけど、皆さんみたいな小学生や大人に、コンポストのことを伝えるのが仕事です。学校で給食を食べていると、残すこともあるでしょう? なるべく残さないようにしているとは思うけど、どうしても残してしまうことがありますよね。あと、給食を作っているところで野菜を切る時に芯や皮が残ることがあります。それが実はたくさんの量になるんです。きょうRKBの社員食堂から生ゴミを持ってきています。すごい量でしょう? でも、頑張って減らしてもやっぱり出てしまう生ゴミを栄養に変えられるものがあるんだということを、知ってもらいたいなと思っています。

武田:コンポストがどのようなものなのか知った上で実際に作ってみよう! ということで、堆肥になるチップが入った段ボールに、食堂で出た生ゴミをコンポストして混ぜるという作業を子どもたちと一緒に体験しました。しかも、ピーマン(松井ディレクター)という、我々のリーダーが「はい、みんな見て! バナナ食べます。はい、皮でました! コンポストに入れます。続いて、スイカ食べます』って、志村けんさんのようにバーッと食べて、これ入れまーす! って、目の前で食べて入れるから、子どもたちは一生懸命話を聞いてくれて。それで、今コンポストに入れたバナナやスイカの皮が、10日後どんな形になっているのかな? と考えながら一緒に見ていこうねっていう話をして、サツマイモの苗植えに向かいました。

木村さん:今から説明をします。ここに山がありますね。で、山に2本ずつ苗を植えます。

小学生:おいしくなれ~おいしくならなきゃ~

武田:植えてみてどうでしたか?

小学生:うまく植えられるかドキドキしました。

武田:今までお野菜とか、自分で植えて育てたことありますか?

小学生:はい、あります。

武田:自分で植えてみてどんな気持ちがした?

小学生:少し難しかった。

武田:普段、土をこうやっていっぱい触ることってある?

小学生:ない。

武田:食べ物食べるときに、何か考えること変わりそう? どんなこと考えそう?

小学生:ゴミは処理をしたら肥料になるんだってこと。

武田:ありがとう。楽しみね、これから育てるの。サツマイモ収穫したら何作りたいですか?

小学生:サツマイモのごはんを作りたい。

武田:おっ、いいですねーお芋のごはん! 楽しみね。みんなでがんばって育てて収穫しましょうね。ありがとうございました。

小学生全員:ありがとうございました。

武田:みんな一生懸命に話を聞いてくれるし、積極的に取り組んでもくれるし。るるるる~るるガーデンに移動する前に、ちょっと時間があったんですね。そうしたら、一人の女の子が循環生活研究所の方に「質問です!」って自分から話しかけたんですよ。何かな? と思っていたら、「どうしてコンポスト、堆肥を作る入れ物は段ボールなんですか? 生ゴミって最初の形は様々、大きさも様々なのに、どうして最後は同じ大きさの土になるんですか?」って。

武田:答えとしては、段ボールは呼吸ができるからで、プラスチックだと、どうしても湿度が中に溜まってしまって、水分を外に出せないから臭いがでてしまう。 だから適度に空気が出たり入ったりする段ボールが良いんだということでした。また、色んな形の生ゴミを入れても分解されて、最終的に残る形は一緒なので形は同じになると。

武田:生ゴミが栄養たっぷりの堆肥になるということなんですけども、何が感動したかって、疑問を持てるということ。自分が経験したことで、「これはどういうことなんだろうか?」ということをしっかり考えられていることにまず感激したし、実際にそれを質問する勇気と、自分の疑問を解消しようとする行動力も素晴らしいなと思いました。なにより子どもたちみんなが生き生きしていましたね。プロジェクトは続きますので、またご報告します!

#さえのわっふる
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週月曜~木曜 13時00分~17時48分
出演者:武田早絵、安岡信一
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※放送情報は変更となる場合があります。

カンニング竹山が聞いた『踊る大捜査線』の裏側!いかりや長介さんの魅力を語る

野村邦丸アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・月曜日~金曜日9〜13時) 4月7日の放送は、お笑い芸人のカンニング竹山が、『ザ・ドリフターズ』のリーダーを務め2004年に亡くなったいかりや長介さんについての思い出を語った。

カンニング竹山「今日はですね、ドラマの関係者に面白い話を聞きまして、それを話したいんですけど、邦丸さんは、いかりや長介さんにお会いしたことはありますか?」

邦丸「ドリフターズの他のメンバーには全員お会いしたんですが、長さんだけはないんですよね」

竹山「なるほど。その、いかりや長介さんの話をしたいと思うんですけど。とある酒場みたいなところで偶然『踊る大捜査線』のスタッフと一緒になって、いろいろ話聞いて面白かったんです。僕は子どもの頃『ドリフ』世代なわけです。子どもの時はもうとにかくいかりや長介さんは大嫌いです」

邦丸(笑)

竹山「やっぱり子どもは、加藤茶さんか志村けんさんを追いかけて、そこで笑ってたわけですよ。だから志村さんと茶さんのリアクションのまんま、「なんだよ、いかりや、うるせえなあ」「怖えーなあ」ってずっと思ってたわけです。いかりやさんは『ドリフ大爆笑』あたりだと、もしもシリーズで解説をしている人。たまに雷様になってる人。全員集合だと「おいーっす」の人で、「怖えーなあ」と思ってたわけですよね。

そんないかりやさんが、私が大人になるにつれて、ひっかかるというか魅力的な大人に見えてくるわけです。ドラマにもいっぱい出てた。お酒のCMではウッドベースを弾いて、かっこいい、いかりやさんを見ていた」

邦丸「かっこよかったね~」

竹山「なんだこの人? とか思ってるうちに、ミュージシャンだったんだとか、そういうのがだんだん分かってくるわけですよ。

それで、自分がガッツリいかりやさんにはまったのは、フジテレビで『ドリフに大挑戦』という番組が今から5~6年前に始まって、ちょうど僕らみたいな中堅とかが昔のドリフターズのスタジオコントをやるんですよね。その時に、う~ん、この言い方はちょっと違うけど「ドリフのコントだろう」みたいな、子どもが見るようなベタなコントだろう、ぐらいの考えも一番はじめはあったわけですよね。でも昔の台本もらったりして読み込むと、まあ~よくできてるんですよ。

お客の前だけじゃなくテレビカメラの前でやるから、カットで笑わせるとか、場面で笑かせるとか、次は4カメで撮るからこうなるんだとか、その時後ろに写ってるこいつは黙っておかなきゃいけないんだとか、まあ~完璧に出来てんですよ。で、これ誰が作ったんだって話になると、いかりやさんだってなるわけですね。作家といかりやさんが昔入念に作っていた。

これは、いかりや長介さんって、とんでもない男だったかもしれねえぞと思うわけです。そして、あの個性豊かなドリフのほかの4人を「バカ野郎!」って沈ませたり、乗っかったり。いかりやさんってすごいなって、だんだんプロになって分かってきて。いかりやさんはプロが惚れ込むプロだというのが、もともと僕のベースにあったわけです。

で、偶然大ヒットドラマ・映画の『踊る大捜査線』のスタッフの方と会ったときに、いろいろ聞いたら、あのドラマの『和久さん』という刑事を演じた、いかりや長介さんの存在っていうのは、やっぱめちゃくちゃすごくて。ドラマってランスルーとかリハーサルとか何回も同じ芝居を役者さんがやるんですね。だいたいみんな本気で台本持ち込まずにやるわけです。そこはそうそうたるメンツじゃないですか。織田裕二さんから、柳葉敏郎さんから、映画とか特番では、真矢みきさんもきたりとか。役者さんによっては本気でやる人と、本気っぽいけどちょっと流し気味でやる人がいたりする。それでリハーサルの空気がモヤモヤっとする時もあるらしいんですよ。

その時にいかりやさんがいると、批判するとかじゃなく役者さんのやり方を全部把握して、ちょっとモヤモヤとしてきたなっていうときは、いかりやさんが自分のセリフをめちゃくちゃ本気でやるらしいんです。それで場がキュッと締まって本番に行ける。すごく緊迫した空気になると、いかりやさんはちょっとふざけた感じでやる。それによって場が和んでみんなで「よし作ろう!」と本番に行けるとか。実は、それをいかりやさんはずっとやってたんだって聞いてすごいベテランだなって。
あと、『踊る大捜査線』に初めて出るゲストの俳優さんもいらっしゃるじゃないですか。そういう人はみんな大ヒットのドラマに出るからって緊張なさるんですって。そのときに必ずいかりやさんが行って、全然関係ない話とか「競馬好きなんだって?」とか話したりして和ませたりしてたんですって。

それで普通は大体役者さんは楽屋に入ったりするんだけど、いかりやさんは楽屋の横にある前室に、楽屋みたいなのをあえて作っておくんですって。なんでそうなったのか分かんないですけど。前室ではメイクしたりもする人もいて、他の演者さんたちがいかりやさんの周りに集まるんですって。そこで世間話とかしたり、ちょっと緊張してる方とかもみんなでワイワイやって和ませて、それであの大ヒットのドラマを作ってたんです。いかりやさんは主役ではないですが重要な役でした。和久さんっていうベテラン刑事の役でしたけど、その和久さんという人がいなかったら、あの警察署のあの雰囲気はなかなかできなかったと聞きました。
あと、面白い演出だなと思うのは、警察署のシーンとかではコメディのシーンがいっぱいあるんですよね。そういう時には〇〇っていう演出があったりしたそうです」

邦丸「へえ~!」

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