【制作者インタビュー】ラジオ局の新入社員がチームで伝える大阪・関西万博のリアル(『サクッと知っトク!万博トピック』)

2024年に開局70周年を迎えたラジオNIKKEIは、
新たな10年の最初の年である2025年を「チャレンジの年」と位置づけ、さまざまな取り組みを行っています。

そのひとつが、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の"PRサプライヤー"。
ラジオNIKKEIは民間放送で唯一の全国放送局として、
日本で20年ぶりの開催となる万博について音声コンテンツを主軸に
広報・プロモーション活動を展開しています。

5月に放送し好評を博した「万博音遺産をめぐる」(※欄外・関連記事参照)に続く
万博関連番組の第2弾が6/23(月)にスタートします。
当番組では、2025年4月にラジオNIKKEIに仲間入りしたばかりの新入社員3人が番組作りにチャレンジ!
いったいどのような番組なのか、
次代を担うルーキーたちに、初めての番組作りについて泣き笑い制作秘話を聞きました。

-まず番組を作ることが決まった時の率直な気持ちは?
Mさん:ラジオNIKKEIに入社してから、万博に関する番組を作ってみたかったので、すごく嬉しかったです!
    しかも、同期の「こんなことしたい!あんなことしたい!」を知れるチャンスでもあったので、
    みんなのアイデアでどんな番組が生み出せるかなとワクワクしました。
Sくん:万博という世界規模のイベントに何らかの形で携わることができると知り、
    とてもうれしく思いました。
    お話をいただいてからはニュースを積極的にチェックしたり、
    SNSでグルメの口コミをひたすら調べたりと、以前より一層万博に対する興味が深まっていきました。

-具体的にはどんな番組なんですか?
Sくん:『サクッと知っトク!万博トピック』というタイトルで、
     「短い時間で万博に関する情報をたくさんゲットできる!」をコンセプトに
    平日毎日お届けする5分の番組です。
    たった5分間ですが日替わりで密度たっぷりのトピックをお伝えします!

-韻を踏んでいて、なかなかパンチのあるタイトルですね(笑)。
Sくん:5分という番組時間なので「サクッと」というワードはぜひ入れておきたいと思いました。
    実は最初は「サクッと知っトク!万博インフォメーション」だったのですが、
    より短く語感の良い言葉はないだろうかと考えに考えて、「トピック」がひらめいて、「これだ!」と。
Mさん:Sくんの案がビビッときたので、満場一致で決まったよね。
Sくん:韻については、僕自身は無意識で、Mさんに指摘されて初めて気が付きました。
    結果的に覚えやすいタイトルになってよかったです(笑)。

-番組の聞きどころは?
Mさん:万博情報をニュース形式でお伝えする点ですね。この番組を“ながら聞き”するだけで、
    さまざまな方面から万博にちょっと詳しくなること間違いなしです!
Rさん:現地の取材音源など、ニュース記事の紹介パート以外にも
    万博に行きたくなるような要素をたくさん入れている点ですね。
Mさん:あとは、報道されやすい大きなパビリオンだけを特集するのではなく、
    予約なしでも楽しめる小さなパビリオンや夜の万博の楽しみ方などニッチな情報もお届けするため、
    リアルな情報が詰まった実用的な放送内容になっている点も聞きどころです。

-それぞれの役割は?
Rさん:私は台本作成、取材、収録作業を担当しています。
Sくん:僕は「万博に行きたい!」と興味を持ってもらえるようなテーマ選びと
    原稿のリライトを担当しています。
Mさん:私は記事の選定とリライトを担当しています。

―これは情報番組です。情報を届けるための自分ならではの工夫はありますか?
Sくん:聞くことで朝から気持ちが明るくなれるような内容を前提として、
    パビリオン紹介のほか万博ならではのイベント、グルメなど情報に偏りがないように、
    ジャンルは幅広く選ぶよう工夫しました。
Mさん:「万博楽しそう!行ってみたい!」と思って頂けるような情報を伝えることを一番に考えました。
    ニュースのような形式にすることで、朝の通勤時間に煩わしくなく情報を届けることも意識しました。
Rさん:単にニュース記事を紹介するだけでなく、アナウンサーの感想を加えるなど、
    タイトルに合ったラフな印象づくりを目指し、
    一般的なニュース番組や情報番組とは一味違うものになるよう心がけました。

―番組制作に取り掛かる前と後で万博に対するイメージに変化はありましたか?
Mさん:万博といえば、「世界の技術を見せ合う場」というイメージが強くあり、
    もう少し堅苦しく知識が必要なイベントだと思っていました。
    実際に足を運んでみて、世界各国のグルメやアートなどに触れられることを知り、
    私のような一般市民でも楽しめることがたくさんあるんだなとイメージが変わりました!
Sくん:私はまだ現地には行っていないのですが、
    万博には世界中の魅力を集めたお祭りのようなイメージを持っています。
    実は今週末に個人的に訪れる予定ですので、イメージがどう変化するのか楽しみです。

―初めての番組作りで困難に直面した瞬間はありましたか?
Rさん:海外パビリオン取材は前日に取材日が決まって、そこから想定質問を作成するという感じで、
    スケジュールが慌ただしかったのが大変でしたね。なんとか取材できて、達成感がありますね。
Mさん:やりたいことはたくさんありましたが、それをどうやって実現するのかとか、
    帯番組なので、なるだけ制作時間を短くするにはどうすればいいかを考えるのが大変でした。
    先輩社員にアドバイスをもらいながら、
    漠然とした企画から具体的にそれを達成するためにはどのようなフローが必要かを考えました。

―初めてだらけでたくさんの困難を乗り越えて、いよいよ6月23日からオンエアなんですね!
 番組は万博開催期間中、10月ごろまで続くそうですが、今後どのような展開を考えていますか。
Sくん:新人同士でアイデアを出し合い、現地リポートやインタビューなど、
    より臨場感を与えられるような放送もできるのではないかと感じています。
    長い開催期間の中で、アップデートし続けてさまざまな形で情報をお届けできればと思います。
Mさん:新人3人で企画を考えているので、準備は少し大変そうだけど面白そうなアイデアがたくさんあります。
    今後は〇〇特集といった形でパビリオンや先端技術の専門家にインタビューしてみたいです。
    新人たち=若者の着眼点で万博を知れるチャンスかもしれません。
    テーマも日によって変わるので、まずは気になるテーマの時にぜひ聞いてほしいと思います。

新入社員のチャレンジが詰まったラジオNIKKEIの万博関連番組の第2弾
『サクッと知っトク!万博トピック』、6月23日(月)から放送です。
今後の展開や、番組から感じ取れる新入社員3人の成長にもぜひご注目ください!

おはようマーケット
放送局:ラジオNIKKEI第1
放送日時:毎週月曜~金曜 8時05分~8時10分
番組ホームページ
公式X

「おはようマーケット」内で月~金曜あさ8:05~8:10頃放送
※radiko聴取リンクは「おはようマーケット」のものです。
※生放送内の1コーナーのため、放送時間は多少前後します。

※該当回の聴取期間は終了しました。

「東日本大震災を知らない世代が増えている?」震災15年で直面する“感情の継承”と、2026年から始まる「第3期復興」とは?

タレントのユージとフリーアナウンサーの吉田明世がパーソナリティを務める、TOKYO FMの朝のラジオ番組「ONE MORNING」(毎週月曜~金曜 6:00~9:00)。
2026年3月11日(水)、東日本大震災の発生から15年を迎えました。この日の放送は、情報社会学を専門とする学習院大学非常勤講師の塚越健司さんが出演。これまでの歩みを振り返りつつ、時間の経過とともに難しさを増す「震災の記憶の継承」について語りました。


陸前高田市



◆「第3期」へと続く、復興政策のステップ

政府は震災後の復興を、時代のニーズに合わせて段階的に進めてきました。

震災直後の2011年度~2015年度までは集中復興期間として、道路や防潮堤、災害公営住宅といったインフラ整備に力が注がれました。

その後、2016年度~2020年度までの第1期 復興・創生期間では産業の再建が進み、続く2021年度~2025年度までの第2期 復興・創生期間では、被災者の心のケアや原発事故被災者の帰還支援など、よりソフト面の強化が図られてきました。

そして、2026年度からは新たに第3期 復興・創生期間がスタートします。

2030年度までの5年間を予定しているこの期間は、福島復興の“総仕上げ”として、地域経済の自立的・持続的な発展を目指す重要なフェーズとなります。

塚越さんは「ハード面の整備は一定の目処が立ちましたが、地域コミュニティの維持や福島の再生など、非常に時間の掛かる課題はまだ残っています。予算の増減がある中でも、2030年以降を見据えた継続的な支援が不可欠です」と、復興には長い年月が必要であることを強調しました。

◆「体験」から「知識」へ――教室で感じる世代の変化

10年以上、大学で教える立場にある塚越さんは、若い世代の震災認識の変化についても触れました。

震災から数年後の2013年ごろは、東京の学生であっても、あの激しい揺れや計画停電、街で見知らぬ人同士が情報を交換した当時の「空気感」を共有できていました。しかし、15年が経過した現在、大学生の多くは当時まだ幼く、出来事を体験ではなく知識として理解している世代になりつつあります。

「大学で教えていても、話は情報として通じるものの、あの時の感覚までは共有しづらくなっている。震災の感覚を持つ人が年々減っているのは、1995年の阪神・淡路大震災がそうであったように、避けられない時間の流れでもあります」

◆ネットに記録は残るが「感覚」は伝わりにくい

情報社会学の観点から塚越さんが指摘するのは、インターネット時代の記憶継承の難しさです。

震災に関する膨大な記録や映像はネット上に蓄積されており、いつでも引き出すことができます。しかし、それだけで当時の不安や社会の混乱といった空気感まで伝えることは容易ではありません。

「ネットは記録を残すことには強いですが、当時の恐怖や混乱といった感覚を伝えることは簡単ではありません。記録があるから安心だと思ってしまうところに、記憶の風化という落とし穴があります」と話します。

◆震災を「自分事」にするために

東日本大震災から15年。インフラ整備などの物理的復興が第3期という新たなステージへ進む一方で、震災を経験していない世代が増え続けています。

震災の記憶をどう継承し、次の災害に備える社会をつくるのか。かつての震災や、近年のコロナ禍の記憶が薄れていくように、私たちは大切なことを忘れてしまいがちです。節目の年となる2026年、その問いが改めて私たち一人ひとりに投げかけられています。


(左から)パーソナリティの吉田明世、塚越健司さん、ユージ




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<番組概要>
番組名:ONE MORNING
放送日時:毎週月曜~金曜6:00~9:00
パーソナリティ:ユージ、吉田明世
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/one/
番組公式X:@ONEMORNING_1

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