元NHKキャスターらが報じるグローバルヘルス情報番組が復活!(JIHS国際医療協力局40周年記念特番「グローバルヘルス・カフェ 国際医療協力局とアフリカ」)

全国放送のラジオNIKKEIで2012年から2025年までおよそ12年半にわたり放送していたラジオ番組「グローバルヘルス・カフェ」が、この9月に期間限定で復活します。“グローバルヘルスに詳しいマスターとカフェの常連客の会話”という設定で、低・中所得国の保健医療システムの改善に奔走する人たちの取り組みや課題を切り取り、グローバルヘルスの現在、そして未来を見つめます。聞き手は元NHK「ニュースウオッチ9」キャスターの河野憲治さんらが務めます。河野さんの取材力にもぜひご注目ください。

9月16日(水)放送の第1夜「セネガル編」では、国立健康危機管理研究機構(JIHS)国際医療協力局の田村豊光さんが現地からリモートで出演。アフリカでの勤務経験が豊富な田村さん、東京での勤務時代には、当番組のパーソナリティとして世界のグローバルヘルス事情を発信していた人でもあります。発信する側から、現地で直接、グローバルヘルス事業計画を手掛ける側へ。事前の調整だけではなく現場に行って状況に合った活動を実施することが計画遂行の鍵だという田村さんの日々の取り組みを、現地取材の音声を交えてお伝えします。

9月18日(金)放送の第2夜は「コンゴ民主共和国」編。メガシティ・キンシャサを首都に持つ同国では、ゴミ処理問題や都市化による治安の悪化、そして現在も感染拡大が続き“過去最悪の流行”と言われるエボラ出血熱といった深刻な社会問題に直面しています。そんな状況下で奮闘するJIHSの医師、法月正太郎さん・佐野正浩さんにリモートでお話を伺います。

2夜ともに聞き手は、元NHK「ニュースウオッチ9」キャスターで現在はJIHS広報管理部長として活動する河野憲治さんと、NECグループの独立シンクタンク「国際社会経済研究所」理事長・藤沢久美さんが務めます。今年5月に2か国を訪問した河野さんの現地取材やインタビュー、そして、テクノロジーと社会の変化を見据えながらグローバルヘルスに関わってきた藤沢さんのアイディアを通じ、今まさに世界で起きている保健医療問題を、他人ごとではなく自分ごととして捉えられる良い機会となるはずです。ぜひシリーズでお聴き頂ければと思います。

グローバルヘルス・カフェ 国際医療協力局とアフリカ〜セネガル編
放送局:ラジオNIKKEI第1
放送日時:2026年9月16日 水曜日 17時30分~18時00分
番組ホームページ

【進行】
河野 憲治(JIHS広報管理部長/元NHKニュースキャスター)
藤沢 久美(国際社会経済研究所 理事長)

【ゲスト】
第1夜:田村 豊光(JIHS 国際医療協力局付 課長/セネガル共和国 JICA 医療サービスの質改善プロジェクト チーフアドバイザー)
第2夜:法月 正太郎・佐野 正浩(JIHS国際医療協力局 医師/コンゴ民主共和国 JICA感染症疫学サーベイランスシステム強化プロジェクト フェーズⅡ チーフアドバイザー・サーベイランス専門家)

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※放送情報は変更となる場合があります。

「バスの運転士」の一言が、10年前の記憶を呼び覚ました―ラジオが結んだ、不思議な再会

先日、ニッポン放送では『上柳昌彦 あさぼらけ スペシャル ~あけの語りびと~』をお送りしました。実は8人の方を取材させていただいたのですが、皆さんのお話が、どれもドラマがあって、ご紹介しきれませんでした。

※イメージ画像

そこで、ご紹介できなかった4人の方を、4週にわたって、『あけの語りびと』でお届けしています。今週は3人目の方です。不思議なご縁で繋がるラジオネーム「すみちゃん」の物語です。

7月28日に発生した「令和8年熊本地震」。その翌日は水曜日だったので、いつもの『あけの語りびと』は、急遽お休みして、熊本からメールを送ってくださったリスナーさんに電話をつなぎました。

実はその方、10年前にもお話を伺っていたんですが、いただいたメールでは、同じ方だと分からなかったんです。お話の中で、『10年前、バスの運転士だった…』と聞いた瞬間、「あっ、あの時の!」

私の脳裏に、10年前の記憶が、鮮明に蘇ってきたんです。不思議なものですね。「バスの運転士」という言葉が、10年の時を経て、私の記憶の引き出しを開いてくれたんです。

熊本市にお住まいのラジオネーム「すみちゃん」は、50歳です。ラジオを聞くようになったのは、中学三年生の冬。受験前にインフルエンザで寝込んだ時、枕元で聞いたラジオが、とても面白かった。それが、ラジオとの出会いでした。

当時、熊本ではニッポン放送が聞けなかったので、窓際にラジオを置いて、向きを傾けたりして、雑音の中、聞いていたそうです。

「そうそう、上柳さんの声を初めて聞いたのは私が高校二年の時でしたね。こちらのローカル番組が始まる前の、夜7時10分から20分だけ、熊本放送(RKKラジオ)で、『花の係長 ヨッ!お疲れさん』がネットされていたんです。東京のラジオ局は、めちゃくちゃ面白い!と思って聞いていましたよ」

高校へ通う電車の中でもポケットラジオで聞くほど、ラジオ好きになったすみちゃんは、大学を卒業すると教員免許を取り、中学校の「技術」の教師になりました。本棚を作る木材加工や、電子製品のはんだ付けなどを教えていたそうです。

しかし、教師の仕事は勤務時間が長く、生徒や保護者への対応など、さまざまなことが重なり、別の道を考えるようになります。

子どもの頃から乗り物が大好きだったすみちゃんは、36歳のとき、市内バスの運転士になりました。始発バスを担当する日は、朝5時過ぎには発車前の点検作業を始めます。

「朝早く起きるのは、やっぱりつらいんです。眠い目をこすってラジオをつけると、あれ?上柳さんの声が流れてきたんです。『あ、うえちゃんの番組が始まったんだ!』と、朝の楽しみが生まれましたね」

ところが、番組スタートから3週間後、2016年4月14日夜9時26分、熊本地震が発生しました。その夜、地震の様子をメールで知らせてくださったすみちゃんに、翌朝、スタジオから電話をつないだんですね。

あの電話から10年が経った今、バスの運転士さんをされていないと伺って、どうされたのか、ちょっと気になって、お話を伺うと、体調を崩されたとのこと…。検査を受けると腎臓の機能が低下していて、今は週に3回の透析を受けています。昼間の仕事は難しくなって、夜、ガソリンスタンドの事務をされています。そこでは、ラジオが聞けます。

オールナイトニッポンから「あさぼらけ」へ…「明け方、ラジオから、うえちゃんの声が流れてくると、ああ、そろそろ今日も仕事が終わりだなぁ、って思うんですよ。今は、ラジオから聞こえてくる、うえちゃんの声が、ホッとする一日の締めくくりになっています」

ラジオネーム「すみちゃん」、今朝もお仕事、お疲れ様です!

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