特集は加藤和彦「音の入り口から出口までロックであること」~日本語ロックの8人

27日は加藤和彦=サディスティック・ミカ・バンドを特集 ©STVラジオ

シンガーソングライターの松崎真人が、'70~'90年代の日本の曲・日本語の曲を中心に"厳選かけ流し"(イントロからアウトロまでノーカット)でお届けするSTVラジオ『MUSIC☆J』。今週と来週は『ナイタースペシャル MUSIC☆J』として、火~金の毎日「日本語ロックの8人」と題し、日本語でのロックに功績や変革を残したアーティストをフィーチャーしてお届けします。本日(27日)は加藤和彦。「音の入り口から出口までロックであること」という視点で、加藤和彦の足跡を辿ります。

<27日の特集のプレイリスト>
M20「帰って来たヨッパライ/ザ・フォーク・クルセダーズ」
M21「ぼくのそばにおいでよ/加藤和彦」(カレッジポップス・コンサート実況録音盤)
M22「ダンス・ハ・スンダ/サディスティック・ミカ・バンド」
M23「タイムマシンにおねがい/サディスティック・ミカ・バンド」
M24「シンガプーラ/加藤和彦」
M25「あの素晴しい愛をもう一度/加藤和彦と北山修」
M26「サイクリング・ブギ/サディスティック・ミカ・バンド」

加藤和彦と言えば、伝説のバンド「サディスティック・ミカ・バンド」の創設メンバーであり、日本のロック黎明期に於ける中心人物のひとりです。この辺の詳しい解説(御託)は、松崎真人に任せるとして、番組中に紹介する曲の"裏側"を少し、お見せします。

サディスティック・ミカ・バンドのファーストアルバム「SADISTIC MIKA BAND」。アナログLPレコード盤です。STVラジオ地下レコード室に保管されています。このアルバムには、まさに「歴史」が刻まれています。

裏表紙の左下。レコード会社のクレジットは「東芝音楽工業株式会社」!。「東芝EMI」となる以前の、日本のレコード会社も黎明期であったことを物語る標記です。

ジャケットを開くと、なんとLP盤とは別に、1枚の"ドーナツ盤"レコードが入っています。曲は、有名な「サイクリング・ブギ」…。

真ん中のクレジット部分をよく見ると、レーベル名は「TOSHIBA」ではなく、「THE DOUGHNUT RECORD 1973」。加藤和彦の個人レーベルです。今でこそアーティストが個人レーベルを持つことは普通にありますが、加藤和彦はその先駆者でもあったことが判ります。「DOUGHNUT RECORDだから、ドーナツ盤を付けたのか?」などと想像してしまう洒落たセンスもたまりません。

この「SADISTIC MIKA BAND」や、有名な「黒船」など、サディスティック・ミカ・バンド時代を含め、加藤和彦がいかに日本語ロックの築き上げてきたのかを、あまたある名曲とともに、松崎真人が紐解きます。CDされている音源も、今回のような意味ある際には敢えてアナログレコード音源でお届けします。

STVラジオ『ナイタースペシャル MUSIC☆J  ~日本語ロックの8人~』(7月27・28・29・30日、8月3・4・5・6日 各17:55~20:50)※RCCラジオ同時ネット

ナイタースペシャル MUSIC☆J
放送局:STVラジオ 他1局ネット
放送日時:毎週火曜~金曜 17時55分~20時50分
※放送局によって日時が異なる場合があります。
出演者:松崎真人(シンガーソングライター/北海道出身)
番組ホームページ

Twitterで、#musicj を付けると、OA中にライブでリスナー同士が井戸端会議で盛り上がります!

※該当回の聴取期間は終了しました。

脚本家「渡辺あや」と監督・主演「須藤蓮」が語る映画『逆光』の世界

「Whole Earth Station, FM COCOLO」のコンセプトとメッセージを込めて、“Whole Earth”と“SDGs”の視点から、さまざまなトピックを取り上げていく日曜の1時間特集プログラム『Whole Earth RADIO』。

7月25日は、脚本家の渡辺あやと、監督・主演と務めた須藤蓮を迎え、尾道在住でパンフレットを制作したFM COCOLO DJ森田恭子が、尾道発の自主映画『逆光』の特集をお送りしました。

 

「1970年代の尾道」を舞台に、4人の若者の繊細なひと夏を描く映画『逆光』。【脚本:渡辺あや × 音楽:大友良英 × 監督・主演:須藤蓮】によって制作された、純然たる自主映画です。

しかし、こんなにも「ただ者ではない顔ぶれ」が集うからには、当然、ただならぬ理由があるのでは?

そんな邪推めいた想像を膨らませて、取材ディレクターが向かったのは、広島県尾道市。7月17日・土曜日、まさに本作『逆光』が、尾道唯一の映画館「シネマ尾道」で初上映される当日でした。

そこに集っていたのは……この3人。

映画『ジョゼと虎と魚たち』、ドラマ『その街のこども』『カーネーション』、そしてこの春放映された『今ここにある危機とぼくの好感度について』……と“傑作しか書かない” 脚本家・渡辺あや。

『いだてん〜東京オリムピック噺〜』『なつぞら』、映画『よこがお』などの話題作でキャリアを重ねる気鋭の新進俳優・須藤蓮。

FM COCOLO『おとといラジオ』のDJでもあり、尾道在住で、映画『逆光』のパンフレットを制作した編集者・ライターの森田恭子。
 

この鼎談によって、『逆光』の制作から上映に至る背景を解き明かそうというのが、この番組の狙いであります。

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