aikoが「そら絶対アカン!」公表前日に結婚を明かされたKANの反応に

KANの「アルバム・オブ・ザ・イヤー」発表! ©STVラジオ

シンガーソングライターで、偉大なメロディメーカー・KANが、音楽シーンをウィットたっぷりに語り通すSTVラジオ『KANのロックボンソワ』。2021年最後のOAということで、恒例の年末企画、KANの「私ひとりが勝手に決めるアルバム・オブ・ザ・イヤー」を発表します。

KAN:ノミネートは基本、僕が聴いたアルバムだけです。その中で、僕の好みだけでひとりで選ぶ「アルバム・オブ・ザ・イヤー」も気がつけば2004年から17年やってますけど。まず、お聴き頂くのが、aikoです。3月3日に「どうしたって伝えられないから」、略して「どう伝」とういうアルバムが出ています。この中から1曲、何となくこの曲を選んでみました。

M2. No.7 / aiko < どうしたって伝えられないから < 2021.03.03

KAN:今年いちばんの楽しいニュースですね、aikoさん結婚。12月14日のコンサートツアーの最終日のステージ上で最後の方で、お客さんに報告したというね。実は僕、その前日13日にコンサートを見に行ってたんです。(中略)終わった後、楽屋であいさつで会った時に、最初は普通に話してたんですけど、その部屋(に居たの)は僕だけだったんですが、急にちっちゃい声になって(aikoが)「実は、結婚しました」。(KAN)「ええ~っ」、(aiko)「去年」、KAN「うっそ~」って。(aiko)「あした発表します」って。(KAN)「え、ライブで?」。(aiko)「そう、ライブで発表します」。

KAN:本当は去年、結婚していたらしいんですけど、やはりちゃんとステージでお客さんに最初に報告したいというのがあって、(ツアーの)最終日にって決めていたんだけど、ツアーが延期になって結局、この12月まで長引いたということです。しかし、よく嗅ぎつけられなかったですよね、週刊誌とかに。本当にスタッフもメンバーも誰も知らず、いちばん近いマネージャーだけしか知らなかったそうです。(中略)

KAN:しかし、(報告を聞いた)お客さん、ぶっ飛んだでしょう。僕もぶっ飛びましたもん、ウッソ~って。「オレ、今から帰って、オレがツイートしたらどうする?」、(aiko)「そら~アカン。絶対アカン!」とか言いながら。エレベーターで見送ってくれるところまで、(aiko)「じゃあ、ありがとうございました」、(KAN)「頑張ってね、あしたね」って。したらマネージャーさんが「もう、小さい声じゃ無くて大丈夫っすよ」みたいな。

KAN:いや~、本当にびっくりしましたね。でも、本当におめでたいです。あめでとうございます!。

KAN:それでは、私ひとりが勝手に選ぶ【Album of the Year 2021】を発表します。(ドラムドール)。平井堅『あなたになりたかった』です!。今年も素晴らしい作品ばかりでしたが、私の胸の奥に刺さってくる楽曲が最も多かったのが、このアルバムだったと思います。平井堅さん、ありがとうございます。

M1. ロックンロールに絆されて / KAN with 馬場俊英 < 6×9=53 < 2016
M2. No.7 / aiko < どうしたって伝えられないから < 2021.03.03
M3.いてもたっても / 平井堅 < あなたになりたかった < 2021.05.12
M4. 記す / 見田村千晴 < Marking < 2021.07.14
M5. ガムガムガール / きゃりーぱみゅぱみゅ < CANDY RACER < 2021.10.27
M6. #302 / 平井堅 < あなたになりたかった < 2021.05.12
M7. Christmas Song (Gilbert O'Sullivan) / KAN < Track_2 of Listen to the Music < 2011

STVラジオ『KANのロックボンソワ』(毎週土曜 17:00~18:00)

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KANのロックボンソワ
放送局:STVラジオ
放送日時:毎週土曜 17時00分~18時00分
出演者:KAN
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サンタの衣装はなぜ赤色? 靴下にプレゼントを入れるのはなぜ?「クリスマス」にまつわる疑問に迫る

放送作家・脚本家の小山薫堂とフリーアナウンサーの宇賀なつみがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「日本郵便 SUNDAY’S POST」(毎週日曜15:00~15:50)。12月3日(日)の放送は、クリスマスカード・切手収集家の木村正裕(きむら・まさひろ)さんをゲストに迎えて、お届けしました。


(左から)小山薫堂、木村正裕さん、宇賀なつみ



◆もうすぐクリスマス…日本と海外では祝い方が全然違う?

小さい頃からクリスマス好きだった木村さんは、6歳頃からクリスマスに関して自ら勉強するように。なぜなら、昭和40年代当時というと「日本でクリスマスをお祝いする文化が家庭のなかに入ってくるタイミングだったんです」と木村さん。

「実家では小さなクリスマスツリーを出してパーティーをやっていて、私が進行表を書いて、自分で司会をやって、それでクリスマスパーティーみたいなものを企画したのが最初の記憶ですね」と振り返ります。

クリスマスカードにはさまざまな絵柄があり、そこにはクリスマスアイテムが描かれているものもあるなか、「日本で作られているクリスマスカードと、ヨーロッパやアメリカで作られているクリスマスカードは根本的に絵柄が違うんですね。私が持っているクリスマスカードで面白いものは豚がたくさん描いてあるもの。クリスマスカードで豚が出てくる頻度って実はすごく多いんですよ」と木村さんからは意外な言葉が。

これに小山が「なぜなんですか?」と興味を示すと、木村さんは「クリスマスのときに豚を食べる習慣がある国が多いんです」と回答。さらに、「もともとは、冬の間に食料が少なくなってきて、秋に豚をハムなどの保存食にして取っておいて、クリスマスの時期に大切な食料をバーンと出してみんなで無礼講で食べる、という背景があります」と説明します。

そうした背景がある国のクリスマスカードには「豚がたくさん出てきたり、かわいい女の子が豚を抱えてにっこり笑っていたりします。“その後、この豚はどうなるんだろう?”って考えてしまうようなものとかもあります(笑)」と木村さん。


木村さん所有のクリスマスカード「贈り物を持つクリスト・キントとブタ」(スウェーデン 1907年使用)



そのほかにも、「馬の足に履かせる馬蹄(ばてい)ですね。幸運の印なので(カードに)描かれていたり、そういったクリスマスのアイテムが描かれることは結構ありますね」とクリスマスカードにまつわる話が次々と飛び出します。

続いては、サンタクロースの話題に。小山が「サンタの衣装が赤いのは、コカ・コーラの広告だったっていうのはよく聞きますけど、あれは本当なんですか?」と質問すると、木村さんは「その要素も多少はあると思いますけれども……」としつつ「俗説ですね」と明言。

というのも、「その前にも赤い衣装のサンタクロースはいたので。そのなかでコカ・コーラが赤い衣装のサンタクロースに目をつけて、大々的に宣伝をしたのだと思います」と見解を示します。

木村さんいわく、赤色だけでなく、他の色を着たサンタも昔にはいたそうで「私が持っているクリスマスカードだと、緑色の格好をしたサンタクロースとか、灰色の膜みたいなものをかぶっているサンタクロースとか、いろいろなサンタクロースがいますね」と話します。

さらに小山が「(サンタが)煙突から入って靴下にプレゼントを入れるというのは、誰が?」と尋ねると、「もともとの物語の1つとしてあるのは、セイント・ニコラスという昔の聖人がいまして、いろいろな奇跡を起こす人と言われているんですけど。貧しい家庭に適齢期の娘さんたちがいて、その人たちの婚姻のためのお金が足りないというので、夜にそこの家を訪ねて、開けっぱなしの窓からポンと金貨を投げたら、吊るしてあった靴下の中に入ったという話が聖書外典という本に残っていまして、そこから話が来ているんですね。そして、北欧のほうでは小さな妖精の伝説もありまして。小さい妖精が煙突から入ってくるというのもサンタクロースのルーツの1つです」と真摯に答える木村さん。

一方、宇賀からは「よくアメリカやヨーロッパのドラマで、クリスマスカードを贈り合うシーンが出てきたりするじゃないですか。向こうのクリスマスカードって、日本でいう年賀状みたいな感じなんですか?」との質問が。

木村さんは「実はクリスマスというのが正式に終わるのは1月6日の公現祭と呼ばれる日なんですね。クリスマス当日から1月6日までがクリスマスの期間なので、年末年始も含まれるんですね。日本の場合はお正月にたくさんお祝いをしますが、どちらかというとヨーロッパのほうはクリスマスのお祝いをしてそれが1月6日まで続く……ということになるので、クリスマスカードで『Merry Christmas & A Happy New Year』と書いてあるものもあります」と話します。

さらには、「日本だとクリスマスが終わるとデパートの方たちが(装飾の撤去を)徹夜でやりますけど(笑)。クリスマスツリーを片付ける日が決まっている国もありますが、だいたいが1月6日くらいに片付ける感じですね」と海外との違いについて言及します。

それを聞き、「だから向こうは年が明けてもクリスマスツリーをしまわないんですね」と納得しきりの宇賀でした。


木村さん所有のクリスマスカード「子供たちにギフトを手渡しするサンタクロース」(英国 1913年使用))



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12月3日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2023年12月11日(月) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:日本郵便 SUNDAY’S POST
放送日時:毎週日曜 15:00~15:50
パーソナリティ:小山薫堂、宇賀なつみ
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/post/

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