コンサドーレ野々村会長「少し意識してもらえるようになった」チームの成長を感じつつ”ラスト出演”

これからはJリーグ全体のために! ©STVラジオ

サッカーJ1・北海道コンサドーレ札幌の野々村芳和会長が出演するSTVラジオ『GO!GO!コンサドーレ』。3月15日のJリーグチェアマン就任を控えて、番組スタートに「コンサドーレ、野々村です」といってもらえるのも、今回がラストです。

冒頭ではサッカーの話の前に、クラブとしてのコンサドーレから「新しい景色を見に行こう~”ノノさんグッズ”」が発売されたことにツッコミを入れます。キーホルダーやポロシャツなどは良いとして、グッズの中に「どんぶり」があることに、この番組のリスナーが大いにザワついています。

吉川:(リスナーのツイート)こんなん、一部のリスナーが食いつくの必至じゃん。

野々村:一部のね。そうなんですよ、一部の人にちょっと笑ってもらえれば良いという魂胆でしょうね。(中略)これ、名前とかもいいし、Tシャツやポロシャツも絶対、かっこいいんです。ただ、1個、ふざけたのを入れたかったんですね。

クラブも粋なグッズを考えてくれました。と言うか、野々村会長も分かっていらっしゃいます。詳しくは、北海道コンサドーレ札幌の公式ホームページをご覧下さい。

さて本来のサッカーの話。コンサドーレは5日、アウエイでアビスパ福岡と対戦。0-0のスコアレス・ドローでした。

野々村:ペナリティエリアに入る数も、この数シーズンのコンサドーレからするとだいぶ少なかったし、ボールは持ってチャレンジはするけど、(ゴールに)辿り着かないみたいな感じ。で、オフサイドがこの試合、1個だけだったと思う。両チーム合わせて1個。その1個がVARで(コンサドーレのゴールを)取り消されたオフサイド。

野々村:だから、もう少しオフサイドが増えるくらい背後が取れれば良かったし。

吉川:そういう証拠なんですね。

野々村:もっと背後を取るシーンがあったら、また違ってたと思いますけど、その背後(を取れるチャンスが)があまり無かったと思うんです。これはこれで、コンサドーレ側からすると、いつも難し課題ではあるんですけど、まあ負けなくてよかったなと言うのと、ああなった場合、どうしなきゃ行けないのかと言うことを考えるきっかけにしなきゃいけないですね。

野々村:ちょっと前まで相手も「(対戦相手が)コンサドーレだからこうする」みたないなことは無かったし、(コンサドーレも)「少しでも自分たちの良さを出せればいい」っていうくらいだったんですが、もうちょっと上に行くには、色んな相手に対して、色んなことを考えられなきゃいけない、ってことなんでしょう。

吉川:(相手チームに)より警戒されちゃってるところはありますかね?

野々村:少し”意識してもらえる”ようになったって感じじゃないですか。

これまで”その他のチームのひとつ”くらいに思われていたコンサドーレを、”コンサドーレだから、こうしなきゃ”と思わせるチームにまで育ってきたのは、間違いなくノノさんの力があってこそでしょう。

そのノノさんこと野々村芳和会長が「コンサドーレ会長」として、土曜のあさに出演するのは、今回が最後でした。サッカー番組のはずなのに、なぜか大盛りグルメやらグレートなイントロやら、別の話題の方が多かった『GO!GO!コンサドーレ』。さあ、来週からどうなるのか?! それは、13日の特別番組の中で発表します。

STVラジオ『GO!GO!コンサドーレ』(毎週土曜 あさ7:30~8:00)

13日(日)は4時間の生特番!寿司ネタあり、競馬あり、そしてサッカーあり…何の番組?!

チェアマン就任直前に4時間生放送! ©STVラジオ

土曜あさのSTVラジオ『GO!GO!コンサドーレ』のスペシャル生放送! 2017年から番組を盛り上げてきたコンサドーレの野々村芳和会長が、3月15日にJリーグのチェアマンに就任予定! 新たな門出を番組らしく華々しく祝いつつ、今後の『GO!GO!コンサドーレ』がどうなるのかも発表します! グルメな特別コーナーや競馬予想など、サッカー以外の話題もたっぷりの4時間の生放送!

STVラジオ特別番組『GO!GO!コンサドーレ ノノさんチェアマン内定スペシャル〜ありがとうの気持ち“おこめ”て〜』(3月13日・日曜日 13:00~17:00)

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GO!GO!コンサドーレ
放送局:STVラジオ
放送日時:毎週土曜 7時30分~8時00分
出演者:野々村芳和(北海道コンサドーレ札幌会長)、吉川のりお(STVアナウンサー)
番組ホームページ

ハッシュタグ:#GOGOコンサドーレ

北海道コンサドーレ札幌会長・野々村芳和さんと吉川のりおアナのアラフィフコンビがお送りする【痛快スポーツトークバラエティ】。サッカー番組のようでサッカー番組じゃない!?。誰でも今日からサポーターになれる、そんな番組です。

※該当回の聴取期間は終了しました。

10年間で5兆円投資“国産旅客機”再挑戦 「技術におぼれるな。いいものが売れるのではなく、売れるものがいいものだ」石川和男が指摘

政策アナリストの石川和男が4月20日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。経済産業省が3月27日、次世代の国産旅客機について、今後10年間で官民あわせて約5兆円規模の投資を行うと公表したことについて「いいものが売れるのではなく、売れるものがいいものだ」という認識が必要だと指摘した。

スペースジェットの開発状況を視察した際の赤羽国交大臣(当時)令和2年1月19日  ~国土交通省HPより https://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_007313.html

経済産業省は3月27日、大臣の諮問機関である産業構造審議会の会合で航空機産業戦略の改定案を示した。そのなかで、次世代の国産旅客機について、2035年以降の事業化を目指し、今後10年間で官民あわせて約5兆円規模の投資を行うと明らかにした。国産旅客機の開発をめぐっては2023年2月、約15年かけて国産小型ジェット旅客機「三菱スペースジェット(MSJ/旧三菱リージョナルジェットMRJ)」の事業化を進めていた三菱重工業が事業からの撤退を表明している。

MSJの事業撤退表明から約1年、一部では「唐突」との声もあがるタイミングで政府が官民あげての国産旅客機事業化を掲げたことについて、ゲスト出演した元桜美大学客員教授で航空経営研究所主席研究員の橋本安男氏は「私は唐突とは思わない。(MSJの開発は)8合目まで行ったと言われているが、開発費を使い過ぎて事業性のめどが立たなくなって、撤退を余儀なくされた。ただ、それまでに獲得したノウハウや技術を無駄にするのはもったいない。放っておくと無くなってしまうので、残っているうちに糧にして次のステップに進むべきだ」と、今回の政府の戦略案を評価。一方で、世界では脱炭素を目指し、水素燃料電池を使った航空機の試験飛行が始まっているとして「日本にはスピード感が足りない。国が支援してでも、早くローンチ(販売や提供の開始)しないといけない」と指摘した。

また、約15年かけて事業化を進めたMSJが撤退を余儀なくされた背景について橋本氏は「市場の見極めに疎かった。ものづくりはすごいが、インテグレーション能力=事業を可能にする能力が足りなかったのだろう」と述べ、原因のひとつとして「最初に作った『M90(旧MRJ90)』が、アメリカのパイロット組合が設ける重さ39トン、座席数76席という“スコープ・クローズ”(航空会社とパイロット組合の契約の一部で、リージョナル航空機の機体重量や座席数などの制限値を定めたもの)の条項を見誤った」と言及。「製造過程で、この問題が解消されたと勘違いしていたことが大きかった。新たにこの条項に適合した『M100』を設計しなおしたが、『M90』の製造にかかった5000~6000億円と同等のコストが再度かかるという負担が重く、頓挫した」と経緯を詳細に述べた。

石川がアメリカの型式証明取得をめぐって、当局に「いじわるされたのでは?」との見方を指摘すると、橋本氏は「それはうがちすぎだし、負け惜しみ。謙虚になるべき」ときっぱり。「ブラジルやカナダのメーカーは、アメリカのボーイング社と競合するような機体でも、ちゃんとアメリカの型式証明を取っている」と指摘した。

石川は、今後の国産旅客機開発の再挑戦について「日本は技術的に素晴らしいものがたくさんある。航空機以外にも、携帯電話やスマートフォンも本当は技術的にはすごいのに、技術におぼれてしまってコストをかけすぎてしまって、“こんな高いもの、高いレベルの機能はいらない”となってしまう。いいものが売れるのではなくて、売れるものがいいものだ」と持論を述べた。

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