【気象予報士直伝】4月の急な寒暖差から身を守る「天気予報の見方」
TBSラジオ『ジェーン・スー生活は踊る』月~木曜日の11時から放送中!(4月4日(月)放送分)
4月4日は、天気が好きすぎる気象予報士・増田雅昭のお天気コラムをお送りしました。
まずは桜の開花予想の結果から。
前回、3月7日時点で東京で3月21日とお伝えしましたが、結果は1日ズレ!
東京で桜が開花したと発表されたのが20日(日)。平年より4日早く、昨年より6日遅い開花でした。
都心とか、開花が早かったところは、けっこう散ってきましたね。
ただ、気温が低い地域は、まだまだこれからです。
関東の気象台では、まだ水戸が満開になってなくて、6日(水)に満開になる予想。
北関東では、いま見頃になり始めたという所もけっこうあります。
コロナ渦のこんな時期なので、なかなか大勢でのお花見はできませんが、歩いてのお花見などを楽しみましょう。
「気象予報士が教える、4月の寒暖差を見極めるコツ」
4月は、1年のうちで最も寒暖差が出やすい時期で、4月1日と30日を比べると、気温差が大きいんですよね。
また、1日のなかでも、朝晩と日中とで気温差が大きくなったり、日ごとの気温差が大きくなったり、本当に大変な季節です。
この見極めができないと「朝、服装選びに失敗して出先で凍えた」とか「上着をクリーニングに出してしまって防寒着がない!」ってことになりますからね。
突然ですがクイズです!
Q.「2000年以降、東京で4月の最も低かった気温は、次のうちどれ?」
A -2度
B 1度
C 3度
↓
正解は、「B 1度」
2001年4月1日に東京で1.0度まで下がりました。
4月の初めならそういう事もあるかなと思った方もいるかもしれませんが、2010年4月17日には、4月後半にもかかわらず、1.4度まで下がりました。
逆に、2000年以降、東京で一番気温が上がったのは、2004年4月22日で28.9度。30℃近い、ほぼ真夏日のような暑さだったんです。
「4月の雨は、冷たい雨か暖かい雨かで運命が分かれる」
きのう(3日)とかきょうは、冷たい雨ですよね。
雨が降って、日中に気温がぜんぜん上がらず、冬のような寒さに戻ることがあります。
一方で、4月は、生暖かく、湿気たっぷりのムワッとする中で降る雨=暖かい雨の日もあります。
低気圧がどこを通るかによって北風か南風かが変わり、同じ雨でも気温が変わってくるんですね。
天気予報で「雨」となっていても、これを見極めて服装を決めないと、冷たい雨の日に薄着で出かける、なんてことになってしまいます。
生暖かい雨と冷たい雨の見分け方は・・・
春って、雨の日に気温が高い低いどっちに振れるか読みづらいので、週間予報だと、どうしても間をとった数値、平均的な数字が予想気温に出るんですよね。
ですので、週間予報をみて「15℃くらいで、暖かすぎず寒すぎずかな」と思っていても、日が近くなって、大きく予報が変わることがあるんです。
ただ、前日、もしくは前々日になると、ハッキリ分かってきます。
ですので「前日または当日の気温の予報をもとに服装を決めること」が大事です。
例えば、雨の日で最高気温が10度とかだったら冷たい雨ですし、雨なのに最高気温が20度とかなら、生暖かい雨になります。前日の天気予報でしっかりと見極めましょう!
「暑くなったあとは、ほぼほぼ寒さが戻って来ると思うべし」
2004年4月に28.9度のほぼ真夏日のような暑さになりましたが、実はその3日後には、最低気温が9度になっているんです。
この例のように、25度を超える暑さがやってきたら、その数日後には、必ずと言ってよいほど寒さが戻ってくる!
季節外れの暑さが4月にやってくるのは、季節が背伸びをしちゃってるということ。
無理をして、南風の暖かい空気がきているので、すぐに引っ込んでしまいます。
天気は基本的にバランスを取るので、暖かくなりすぎたら、寒くなることはよくあるんですね。
「暑くなったから、もう大丈夫。」と上着をしまってしまう前に、寒い日がこないか天気予報をしっかりチェックするのをおススメします。
さすがに、冬服はそろそろしまってもらって大丈夫ですが、たとえばストールとか、春服にプラスして防寒できるものは、まだ4月中は残しておいたほうがいいですよ。
