辻本茂雄、若い頃の「滝汗エピソード」は?
東海ラジオ『OH! MY CHANNEL!』(月~金13:00~16:00 DJ大前りょうすけ)7月12日(水)の放送に、吉本新喜劇の辻本茂雄がゲスト出演した。当日の番組メッセージテーマは「滝汗かきました」このテーマで辻本が話したエピソードは?
それは、辻本が若手の頃の話。辻本が新喜劇に入った当時というのは、低迷していた新喜劇を活性化させるため、今田耕司や東野幸治などが座長に起用された頃だった。期限を決めて「入場者目標が達成できなかったらやめてしまえ」という企画もあった。
吉本新喜劇といえばギャグ。先輩達にはそれぞれ定番のギャグがある。「シチュエーションなしで、おもろいギャグはできないか」と、若手で飲んでいるときに、そんな話が出たそうだ。そのときの演目の中で、喧嘩のシーンがあった。「そのシーンでギャグを作ろう」という話になった。
辻本は「自分が『やんのか、われ!』というシーンがあって、誰かが『そのセリフを繰り返したらおもろいんちゃうか』と提案した。そして『やんのか、われ!やんのか、われ!われこれ、われこれ、これこれ!』というギャグが生まれた。しかし、自分では舞台でやるのは嫌だった。確実にスベるとわかっていたから」と話した。
そして「あるテレビ収録の日に、このギャグを披露しようということになった。テレビ収録のない日にしようと抵抗したが『テレビでやったほうが、新しいギャグが広がるやないか』という声が大きかった。しかし、師匠クラスの誰にも言っていない。スベったらどえらいことになる」
「『嫌です』と言ったものの、そのシーンになったら『やれ、頑張れ』という視線を感じて、躊躇している自分のお尻をツンツンしてくる先輩もいる。『やってまえ、やってまえ』という空気に押されて『われこれ、われこれ、これこれ』とやった。水を打ったような静けさが訪れた。ほんまにメチャクチャスベった。そんなもん誰が笑うのよ。全然知られていない若手が『われこれ~』訳がわからんことを言って誰が笑うんや」
「どえらい空気になって、楽屋に帰ったら(ベテランの)桑原和男さんに『辻本、ちょっと来い』と呼ばれて『われこれ、われこれ、これこれ、ってどういう意味か言うてみ』と言われた。『うわっ、これヤバいわ』と思って『やれやれ言う人がおったんです』と振り向いたら、全員知らんふり・・・」という若手の頃の「滝汗エピソード」を披露した。
「夏だぜ!!! 吉本新喜劇&バラエティ公演 辻本茂雄35周年!『吉本新喜劇 茂造スペシャル』&日替りバラエティショー」は、7月18日~23日、名古屋・御園座で開催。辻本は「スペシャルなので、茂造新喜劇はたっぷり75分。もしかしたらアドリブでちょっと超えちゃうかも」と話した。そして「ライブ感で、お客さんと僕らが一緒になれるというのがテーマ。お客さんも恥ずかしいこと、せな、いかんかも」と話していた。
- OH! MY CHANNEL!
- 放送局:TOKAI RADIO
- 放送日時:2023年7月12日 水曜日 13時00分~14時00分
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