一生かけても使いきれないほどの大金を手にしたら? TOKAI RADIO『Paradise』

東海ラジオ『Paradise』(月~金9:00~11:00)は「あなたの人生がパラダイスに!」なるように、オトナな音楽、カルチャー情報、医療や介護の問題、ホットなエリア情報、役立つ生活情報、ショッピング情報など、様々な情報を持ち寄って、ホッと一息つける時間を演出する番組。DJは神野三枝。9月21(木)のオープニングトークは、お金の話からスタート。

「最近、すごく驚くのが、週に1回、食材の買い出しに行くんですが、レジを通しているときに、1000円の桁の数字が猛スピードで上がっていくような気がするんですよ。ひえーっ!となりますよね。ものは高いし。『この間、税金払ったばっかりじゃない、またきたよ』なんて、お金払うことばっかり」

「そんな中で、今、私が住んでいるマンションの修繕積立金が、どうやら大幅に値上げしなきゃならないという話になっているんです。正直、思っちゃうんですよ。マンション購入前には、いろんな計画書みたいなものを見て、納得して買うときに、もっと、ここの修繕積立金をきちんと出しておけばいいのに『すごく安いから、いいね、そんなにかからないんだね』と思ったのもあるんですね」

「何で今になってこんなに大幅に上げるの!ていう。でも、周りの友人たちの話を聞いても、結構、修繕積立金が上がっていると聞くので、物価も違うし、これは払わなきゃいけない、当然のものなんだなあと思って、受け止めるしかないわけですが、本当に、お金の心配のない生活をしたいなって思いますよね」

「そこで、株式会社ビズヒッツが、全国の男女500人を対象に、お金の使い道に関する意識調査を実施しました。『一生かけても使いきれないほどの大金が手に入ったとしたら、あなたは何をしますか』という質問。私だったら、まず、住宅ローンを完済します。それから、親を高級介護付き老人ホームに入れてあげたいと思います」

「アンケートの結果は、1位『旅行や趣味に使う』35%、2位『マイホームを購入』27%、3位は飛ばして、4位『贅沢して生活水準を上げる』18%、5位『家族のために使う』6位『投資して増やす』この期に及んで、まだ増やしたいと思うんでしょうかねえ。7位『起業する』と『ローン返済』」

「えっ!ローン返済を真っ先に考えないのかなあって、私、不思議なんですけど。お金があるから金利なんて苦にならないということなんでしょうか。9位『働かずに暮らす』いいですよね。どこまで飽きずに暮らせるかということですけど。そして10位が『貯金』使いきれないほどあるのに、まだ貯金するという堅実な方もいらっしゃいます」

「3位を飛ばしましたけれど、何と3位は『寄付・社会貢献』だったんです。ローン返済より社会貢献が上って、私、意外すぎて、びっくりいたしました。しかし、裏を返せば、自分の今の生活が精いっぱいで、寄付などとてもできる状況ではないので、一生かけても使い切れないほどの大金が手に入らないと、できないということを言っているようなものですよね。

とはいえ、お金に余裕があれば、社会に貢献したいという気持ちが、根底にはあるということを知ることができて、これは素晴らしいことだと思って、私もそういう考え方をしなきゃなあと勉強になりました」

Paradise
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週月曜~金曜 9時00分~11時00分
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「逃げ道のない書き方をさせていただいているので…」今注目のホラー作家が明かす“怖いもの”を表現するときに意識していることとは?

山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。今回の放送は、ホラー作家の背筋(せすじ)さんをゲストに迎えて、新作「穢れた聖地巡礼について」(KADOKAWA)について伺いました。


(左から)パーソナリティの山崎怜奈、背筋さん



◆注目ホラー作家の新作が発売!

背筋さんは、昨年Web小説サイト「カクヨム」に掲載した「近畿地方のある場所について」が話題となり書籍化。以降、ホラー作家の新たな旗手として注目を集めています。

れなちが背筋さんのことを知ったのは、自身が表紙をつとめた「小説現代」(講談社)の2023年8・9月合併号。そこには31人によるホラー掌編全59編が掲載されていましたが「背筋さんの作品は一番イヤでした、いい意味で(笑)」と明かします。

そんな背筋さんの新作「穢れた聖地巡礼について」が9月3日(火)に発売。本作について、「前作と違ってキャラクターを立てたり、人が考えている内面にフォーカスした作品を担当編集者さんからご提案いただいて。そこを意識して書いてみようとキャラクターを作り上げました」と解説します。

さらに「(メインキャラクターの3人は)イチから作りあげたというよりは、私のなかの一面を切り出したというか、“こういう性格は、こういうふうに話すよね”みたいな感じで、あまり作り込まずに書いていった感じです」とも。

ちなみに、ホラーが苦手なれなちは今作を読むために、あえて午後3時にファミレスに入って読んだそうですが、今作は舞台がファミレスだったため「大不正解でした(笑)」と告白。すると、背筋さんは「前作、今作と書いているときに思ったのは、怖いものを表現するうえで日常に接近しているほど怖いなと。ある種、逃げ道のない書き方をさせていただいているので(読む場所の)正解があったら、そこを逃していたことになるので、それはそれで私の手落ちなんです」と語ります。

◆深夜の怪奇現象よりも怖いものとは?

背筋さんは基本的に自宅で執筆するそうですが、「コーヒーを飲みながら外で作業するのに憧れるんですけど、いかんせんマルチタスクができないというか。静かな環境のほうが集中できるんです」とのこと。また、夜型人間で深夜に作業することが多いと言い、「家で何かあったりしませんか?」とれなちが心配すると、背筋さんは「多分、何か起きても気付かないと思います。そもそも“締め切りに間に合うか”とか、違う恐怖に駆られていることが多いので」と苦笑い。

そうして完成した背筋さんの書籍には、本ならではの仕掛けが毎回施されています。「もともと私自身、本や小説が好きなので、せっかくなら本でしかできない表現、読書の体験の幅を広げるようなことができたらいいなと思って。今回も編集さんに協力していただき、ちょっとした仕掛けが作れたのは良かったですね」と振り返ります。

そして最後に、れなちが「ホラー以外の作品を書く予定はありますか?」と伺うと、背筋さんは「どうかな……やっぱり、自分はホラーが好きなので、自然とホラーばかりになっちゃう気配はありますね(笑)」と話していました。

<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/

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