荒川龍太選手、日本ローイング界初のメダルを目指して

荒川龍太選手

その時、世界は驚愕し、日本人は横浜出身のこの若者を誇りに思う!!荒川龍太選手が切り開く歴史的なローイングの未来!

トレーニングする荒川と川の神様、龍を名前に持つ荒川龍太選手は、その名の通りローイングの申し子だった。

神奈川の進学校、聖光学院から一橋大学、秀才アスリートという経歴に注目が集まるが、「ローイングは記録という絶対的な数字が出る。自分が頑張った分だけ結果が出てくるというところが勉強に似ている。」という。

ローイングは、あまたあるスポーツの中で一番厳しくて過酷と言われる。選手に求められるのは長時間の高出力。特にシングルスカルは一度前に出られると追いつくのが難しいという特徴があり、選手は約5分もの間非常に過酷な運動を求められる。そんなローイングでトップ行くには、他の選手以上に厳しいトレーニングを積み重ねる努力が必要になるのは当たり前。人の何倍もの努力を地道に積み上げ、それが数字に出る。確かに、こんなに荒川選手の性に合った競技はないだろう。

2023年ローイングワールドカップ第2戦、ボート男子シングルスカルで銅メダルを獲得した。スポーツニュースで体重制限がないこの種目で日本人でメダル獲得は初めてと大きく紹介されたが、この本当の価値を僕は理解していなかった。「世界のレベル差と日本の現状でのレベル差を考えると陸上の世界大会の100メートルで日本人が表彰台に立つぐらいのインパクト。」それは陸上ではまだ誰も成し遂げたことのない、歴史的な偉業だったと気づかされた。

「パリでは日本ローイング界初のメダルを目標にやってます。」それは誰も見たことのない景色だ。いや、これまで夢見た人すらいなかったかもしれない。日本のローイング界の道なき道を行くパイオニア、荒川選手は日本のローイング界にある身長2メートル、100キロ越えの選手に勝つのは無理という諦めのバイアスを変えていきたいという。荒川選手がパリの空に日の丸を掲げる時、世界は驚愕するだろう。そして、日本人は横浜出身の若者の歴史的快挙の意味を知る。そんな瞬間を一緒に歓びたい。がんばれ、荒川龍太選手!

日立システムズエンジニアリングサービス LANDMARK SPORTS HEROES
放送局:FMヨコハマ
放送日時:毎週日曜 15時30分~16時00分
出演者:モリタニブンペイ、安藤咲良
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コメの値上がりと“消えた21万トン“を石戸諭が解説

野村邦丸アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・月曜日~金曜日9〜13時)2月12日の放送は、ノンフィクションライターの石戸諭氏が出演し、米の値上がりと“消えた21万トン”のニュースについて、自身の意見を述べた。

野村邦丸(パーソナリティ)「米の問題です。政府備蓄米を早期に放出すれば、米の価格も安定するんじゃないかと言われてます。その備蓄米をどれだけ出すのかという話もある。一方、消えた21万トンの話もある。石戸さん、米の流れから教えてください」

石戸諭「農家が作った米をJAなどの集荷業者が集める。そこから卸売にいくという流れなんですけど、去年の8月、9月の店頭から米がなくなった米不足の時に新しい販路ができました。個人や中小の業者が、これまでの集荷業者よりも高く買いますよということで、農家から直接取引をするという流れができたんです。農家からすると、高く買ってもらえるからうれしい。実際のところ、米の適正価格がいくらなのかわからない?というのが僕の考えです。どのくらいの量を作るかは国が主導して決めてきた。マーケットが機能していると、みんなが欲しいと思う需要があり、供給量が安定しているときにだんだんと決まってくるわけです」

邦丸「市場のルールですよね」

石戸「ところが、去年は米が18万トン多く取れている。これ、本来なら価格が下がる動きになりますよね。でも、みんなが欲しいと言って、量もできている時に価格がとんでもなく上がっている。米不足の時、政府は新米が出回ったら価格は安定すると見ていたはずです。ところが実際、何が起きてるのかというと、米は取れているし、米は日本のどこかにあるけど出てこない」

邦丸「消えた21万トンですよね」

石戸「米を買い取った人たちは去年の動きを知っているから8月くらいまで手放さないでおけば、同じような状況が起きるかもしれないという考えが働くわけです。もっと高くなるからその時に売ろうと考えるのが自然です。そうなると、手放さないですよね。つまり、米が投機商品のようになってるということです」

邦丸「では、米が下がりにくい状況をどうしたらいいですか?」

石戸「これまで農水省のやり方がうまくいってなかったところが大きいと思うんです。お米はある所にはあるのに、市場に放出されない。いいタイミングで売りたいから売らない人がいる。この人たちに対してメッセージを発して、働きかけないといけない。“こうなったらお米を放出しますよ、持っていても意味ないですよ”と農水省がメッセージを発信しなければいけなかったけど、タイミングが遅くなっている」

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