くりぃむしちゅー・有田哲平が『佐久間宣行ANN0』に登場! 「1番しんどかった仕事」を振り返る

10月22日(水)の『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)に、くりぃむしちゅー・有田哲平さんがゲスト出演。テレビプロデューサー・佐久間宣行さんと、若手時代のエピソードトークで盛り上がりました。(ニッポン放送『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』2025年10月22日放送分)

スペシャルウィークに有田哲平が登場!

テレビプロデューサー・佐久間宣行さんがニッポン放送でパーソナリティを務める『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』。スペシャルウィークを迎えた10月22日(水)の放送は、くりぃむしちゅー・有田哲平さんをゲストに迎えました。

有田さんは、2005年7月から2008年12月まで『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』を担当。芸歴30年を超えた現在も、数々の人気レギュラー番組を持ち、さらには俳優として映画・ドラマなどでも活躍中です。

「どうも、僕です」と『銭形金太郎』(以下:『銭金』テレビ朝日系、2002年10月~2007年12月)でおなじみだったフレーズで登場した有田さん。前日の『あののオールナイトニッポン0(ZERO)』には、相方・上田晋也さんがゲスト出演しており、佐久間さんから上田さんが『くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン』でおなじみのフレーズを番宣で言っていたことを告げられると、「なんか恥ずかしいな。同じような思考で……」と照れながら返すのでした。

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有田さんがレギュラー出演していた『銭金』は、お笑い芸人がサポーターとして貧乏生活を送る「ビンボーさん」の元へ出向いて、生活や生き様を学ぶ生活応援バラエティ番組。佐久間さんも衝撃を受けたらしく、「土田(晃之)さんも有田さんも、一人のロケなのに面白い」、「くりぃむさんがお笑いしかやりたくないイメージがずっとあって、一般の人とも楽しく絡んでくれるんだ」と回顧しました。

『銭金』では、ボケを軸にした進行が多かった有田さん。ビンボーさんのキャラが強烈な人は上田さん、人生が波乱な人はTake2・東貴博さんに割り当てられ、自分は貧乏エピソードがあまり無い人を担当することが多かったそうです。

担当したロケのVTRは、スタッフが面白く編集してくれたことで、スタジオでの反応も良かったと振り返る中、司会を務めていた原田泰造さんと堀内健さんが、ロケで活躍するサポーターたちに焦りを感じてしまい、次第にスタジオでのボケの数が増えてきたエピソードについても語られました。

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2人のトークは、有田さんが若手時代から親交の深いアンタッチャブル・山崎弘也さんについて語る場面も。有田さんと毎日のように遊んでいた山崎さんは、有田さんの「話し相手」として『銭金』や『リチャードホール』(フジテレビ系)の収録現場にも来ており、有田さんの推薦もあって『リチャードホール』のレギュラーに抜擢されたことが語られました。

有田さんは、普段の山崎さんをモデルにしたキャラクター「栗井ムネ男」(※)にちなんだ実際のエピソードにも触れ、「すき焼きとかに連れて行くと、先輩を放っておいて高級な肉しか食わない。"野菜食えよ!"なんて、親が言うことじゃないですか」、「ほっぺたの裏に肉を2枚くらい仕込んでて。ラクダみたいに……」と語りました。

※…くりぃむしちゅーの一番弟子・栗井ムネ男(山崎さん)が非常識な行動を取り、有田さんに説教されるコント作品。

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リスナーから寄せられた「これまでやった仕事で1番しんどかったこと」という質問に、精神的にきつかったのは「海砂利水魚」から「くりぃむしちゅー」に改名した直後に引き受けた地方での農業ロケ、体力的には『王様のブランチ』(TBS系)での中継を挙げました。

中継リポーターでレギュラー出演していた『王様のブランチ』で、神取忍さんと屋台村プロレス対決を行うことになった有田さん。屋外に設置されたリングの熱さにより、3カウントを取られる寸前で体が起き上がってしまい、神取さんに技をかけ続けられたエピソードを披露し、「マジで死ぬかと思いました。熱いし、痛いし」と当時を振り返りました。

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有田さんの芸歴をなぞるように、若手時代に出演してきたテレビ番組の話題を中心に大きく盛り上がった今回の放送。当時20代だった佐久間さんの思い入れの強さも重なり、90分の放送では物足りなくなるほどの貴重なエピソードが満載でした。

佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)
放送局:ニッポン放送
放送日時:毎週水曜 27時00分~28時30分
出演者:佐久間宣行 ゲスト:有田哲平(くりぃむしちゅー)
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自動車修理工場の女性社長が「自動販売機のハンバーガー」を開発

トラックなどのドライバーさんのなかには、昭和の頃は、よく幹線道路沿いにあった自動販売機のハンバーガーで、お腹を満たした経験がある方もいらっしゃることでしょう。じつは最近、令和版の「自動販売機のハンバーガー」がじわりじわりと増えているんです。今回は、この自動販売機のハンバーガーを手掛けている自動車修理工場の方のお話です。

ハンバーガー自販機と小林さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

東京・新宿から中央道の高速バス、または新幹線と飯田線の特急「伊那路」を乗り継いで、およそ4時間の長野県飯田市に「ガレージいじりや」という自動車修理工場があります。敷地内には、トヨタ・パプリカ、マツダ・シャンテをはじめ、昭和の車がズラリ。しかも、工場の前にある懐かしい自動販売機コーナーが目を引きます。

お店の代表・小林由季さんは、埼玉県出身の41歳。小さい頃、ちょうどミニ四駆が大人気だったこともあって、クルマに興味を持ちました。19歳でオートマチック車限定の運転免許を取ると、街を颯爽と駆け抜けていった、白い「マツダ・RX7」に心躍ります。

『カッコいい!あのクルマに乗りたい!!』

そう思った小林さんは、知り合いの自動車関係者に相談すると、軽くあしらわれました。「RX7? アンタ、あのクルマ、マニュアルだし、ロータリーエンジンって知ってるの? 乗りたいなら、自分で自動車が整備出来ないと、まず無理だよ」

愛車のマツダ・シャンテと小林さん

マニュアルもロータリーエンジンも、全くチンプンカンプンだった小林さんですが、乗りたい思いが高まって、マニュアルで免許を取り直し、自動車整備士を目指します。男社会の自動車修理工場で、厳しい試練を乗り越えて、見事、整備士資格を取得。縁あって信州に移り住むと、趣味で借りたガレージで、ノーマルタイヤからスタッドレスタイヤへの履き替えを請け負ったことをきっかけに、2010年、自ら自動車修理工場を立ち上げました。

やがて、工場のスタッフが昭和43年製・スバル360の修復を成し遂げたことから、小林さんも古い車に興味を持ち、旧車が続々持ち込まれて、車雑誌にも注目されます。あれよあれよと、旧車好きならまず知らない人はいない工場に成長。小林さんは雑誌連載企画で、旧車でレトロな自動販売機巡りをすることになりました。

ところが、ここで小林さんは大変なことが起きていたことに気付くんです。

『大きな道路沿いにたくさんあったハンバーガーやうどん・そばの自動販売機コーナーがどんどん無くなっている……』

24時間営業のコンビニエンスストアが増えた一方で、自動販売機は経年劣化、オーナーさんの高齢化も進んで、自動販売機コーナーは次々と姿を消していたんです。そんな折、小林さんはお祖父さまを亡くしたことで、小さい頃、自動販売機のハンバーガーをなかなか買ってもらえなかった記憶がよみがえりました。

『あの思い出の、自動販売機のハンバーガーを残したい。ならば、ハンバーガーを作っている食品メーカーを助けよう!』

自動販売機コーナー

そうひらめいた小林さんは、さっそく自動販売機用のハンバーガーを仕入れます。自動車工場の前に冷蔵機能付きの自動販売機と電子レンジを設置して販売を始めると、ちょうどコロナ禍と重なったことで、テイクアウトのニーズをつかんで大繁盛。各地のレトロ自動販売機で売れたハンバーガーのおよそ4倍を1台で売り上げました。

小林さんはもうイケイケドンドン、自動販売機を増やして各地で大人気となりますが、あまりの売れ行きにハンバーガーメーカーのほうが悲鳴を上げてしまいます。安定した納品が出来ないので、もう勘弁してくれませんか、と言われてしまったのです。代わる製造業者も無く、困り果てた小林さん、思い切りました。

『ハンバーガーを作ってくれる会社が無いなら、自分の会社で作ってしまおう!』

もちろん、小林さんは自動車整備士ではありますが、食品の知識は全くゼロ。体当たりで、様々な食品製造に関する許可や食品衛生を、片っ端から学んでいきます。食品部門の「いじりやフードサービス」も立ち上げ、ハンバーガーを作ってみましたが、パンはパサつき、肉の脂は溶け出し、レタスなどの生野菜は安全性の面で使えません。しかも、自動車修理工場と食品工場の二刀流で、睡眠時間3時間の日々が続きました。

ふんわりバンズのチーズバーガー

それでも試行錯誤を繰り返し、味やソースにもこだわったチーズバーガーに辿り着いて、安定した製造、出荷も出来るようになりました。今は、全国で39台の自動販売機が元気に稼働中。自動車修理工場生まれの自動販売機とハンバーガーは、各地域で話題になっています。

「気合と根性でやってきました」と笑う小林さんですが、やりたいことはいっぱいです。

「レストランもやってみたいですし、クルマのテーマパークがあっても面白いですよね。ハンバーガー片手にみんなに巡ってもらって。夢は大きく持てば、きっと叶います!」

「RX7に乗りたい」から始まった小林さんの夢、今はまだ、その途中です。

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