太田光×東京03、お笑い論で白熱 『検索ちゃん』秘話からネタ作りのこだわりまで
radiko15周年を記念し、爆笑問題・太田光さんが人気ラジオパーソナリティ15人をゲストに迎え、"ラジオ"をテーマに深掘りしていく、ラジコ特別オリジナルPodcast番組『太田光と15人のしゃべり手』。今回の配信では東京03をゲストに迎え、ネタ作りのこだわりやプロダクション人力舎の歴史、お笑い論について語り合いました。
東京03が語る『検索ちゃん』の特別な魅力
「利口な犬、迷子になんねえだろ」東京03が衝撃を受けたネタ
シティボーイズから東京03へ 受け継がれる人力舎の系譜
「どうでもいいけど見逃せない」ネタ作りの美学
太田光が明かす「ラーメンズに謝りたいこと」
東京03のコントは映画になる?
ラジコ特別オリジナルPodcast番組『太田光と15人のしゃべり手』
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東京03が語る『検索ちゃん』の特別な魅力
radikoサービス開始15周年を記念し、radiko限定で配信しているオリジナルポッドキャスト番組『太田光と15人のしゃべり手』。radikoで全国各地のラジオ番組を聴取し、ラジオの魅力を発信している「radiko15周年PR大使」の爆笑問題・太田光さんが、各ラジオ局を代表する人気パーソナリティをゲストに迎え、「ラジオ」をテーマに対談を繰り広げる特別企画です。
6回目は、NHK AM『東京03の好きにさせるかッ!』(毎週木曜20時5分~)を担当する東京03(飯塚悟志さん・豊本明長さん・角田晃広さん)がゲストとして登場。4人による座談会は大いに盛り上がり、前編(7月13日配信)と後編(7月20日配信)の2回に分けて配信されます。
前編では、東京03も毎年出演している年末の特別番組『爆笑問題の検索ちゃん 芸人ちゃんネタ祭り』(以下:『検索ちゃんネタ祭り』、テレビ朝日系)の裏話を披露。飯塚さんが収録中の太田さんについて「本当にずっと喋ってますもんね。最終的に自分のネタやるじゃないですか。よくやれるなあ」と語ると、太田さんは「トーク中はネタのことが気が気じゃなくて上の空。でも結局、話し始めると夢中になってネタがボロボロになることもある(笑)。オンエアを見ると肝心のトークがほとんど使われていなくて、本当に効率の悪い番組だよ」と、自虐を交えながら振り返りました。
サザンオールスターズ・桑田佳祐さんも『検索ちゃんネタ祭り』を視聴しており、桑田さんが東京03のことが大好きだと伝えられると、3人は大喜び。飯塚さんは「『検索ちゃんネタ祭り』は特別なネタ番組。すごく楽しいし、お客さんも良いし、緊張感も結構ある。爆笑さんが観てくれているのは大きい。あそこで観てくれている芸人にウケたい」と番組への想いを口にすると、太田さんは単独ライブで披露した1時間を超える長尺ネタを、『検索ちゃんネタ祭り』のために約15分に再構成したエピソードを語りました。
「利口な犬、迷子になんねえだろ」東京03が衝撃を受けたネタ
飯塚さんと豊本さんは、角田さんと東京03を結成する前、お笑いコンビ「アルファルファ」として活動。若手時代には爆笑問題と同じお笑いライブに出演する機会はあったものの、当時はほとんど接点が無かったそうです。
飯塚さんは、東京03の所属事務所・プロダクション人力舎(以下:「人力舎」)が主催するライブ「バカ爆走!」に、爆笑問題が出演した際のネタが今も強く印象に残っていると回想。旅行先で迷子になった犬が無事に帰ってきたことを田中裕二さんが「お利口だ」と褒めると、太田さんの「利口な犬、迷子になんねえだろ」というツッコミに衝撃を受けたことを明かし、「未だに、あんなネタを作りたいと思ってやっている」、「"迷子になるのは賢くないじゃん"っていうのを、1回完全に忘れさせる感じがすごくカッコいい」と、その魅力を語りました。一方、芸人になる前だった角田さんは、観客としてそのステージを見ていたことを明かし、「すごく面白いな。そこのくだりをすごく覚えた」と振り返りました。
シティボーイズから東京03へ 受け継がれる人力舎の系譜
前編の後半では、人力舎が運営するお笑い芸人養成スクール「スクールJCA」を始め、人力舎の歴史を深掘りする場面もありました。飯塚さんは、養成所時代にブッチャーブラザーズ・ぶっちゃあさんから教わった「私服のまま舞台に出るな」という言葉が、今でも強く印象に残っていると語ります。
太田さんは、ウッチャンナンチャンやダウンタウン、今田耕司さん、東野幸治さんの台頭をきっかけに、各事務所がお笑いに力を入れるようになった時代背景を振り返りながら、人力舎の印象について言及。「シティボーイズは本当にオシャレなコントをやってて、俺は東京03を見て、あっち路線を狙ってるのかなと思った」、「ラジカル・ガジベリビンバ・システム(※)があって、作家が宮沢章夫さんっていう大天才がいて。その人がラフォーレ原宿でオシャレなコントをやるわけですよ。今まで見たことないような、『モンティ・パイソン』の日本版みたい感じで、ちょっと新しいみたいなのをやってて」と、人力舎ならではの作風やイメージを語りました。
※…1985年から1989年まで活動した演劇ユニット。宮沢章夫さん、シティボーイズ、中村ゆうじさん、いとうせいこうさん、竹中直人さん、ビシバシステムらが所属。
「どうでもいいけど見逃せない」ネタ作りの美学
後編では、ネタ作りを担当する太田さんと飯塚さんが、作り手ならではの苦労やこだわりについて語り合いました。『JUNK 爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)のリスナーでもある飯塚さんは、番組内で度々披露されるネタ作りの裏話に勇気をもらっていると明かし、「爆笑さんって、組み立ての若手くらいに揉めている」とコメント。
さらに、爆笑問題のネタ作りを担当する若手作家が、田中さんなら普段は口にしない「違えよ!」というツッコミを書いていたことに違和感を覚えたエピソードも披露。「どうでもいいっちゃどうでもいいけど、見逃せない。使いたくない言葉ってありますよね」と、言葉選びへのこだわりを語りました。
太田光が明かす「ラーメンズに謝りたいこと」
太田さんが「シティボーイズの意思を継いでいるのは東京03」と語ると、飯塚さんはその流れでラーメンズ(小林賢太郎さん・片桐仁さん)の名前を挙げました。
太田さんは、ラーメンズの作品集を購入したことを明かした上で、「スカしてんじゃねえよ、って散々言ってたの。小林にも直接言ってたよ。アーティストぶりやがって。ライブになると即完になるじゃん。何が面白いんだ」と、小林さんのキャラクターに毒を吐く一方で、「面白いのもあった。確かに面白かった。実を言えば面白かった」と、ラーメンズの作風を素直に評価する一面ものぞかせました。
ラーメンズとはコントユニット「チョコレイトハンター」で共演し、小林さんとも親交のある飯塚さんは「ブランディングというか、『ラーメンズとはこういうものだ』っていうのを利用したわけではないけど、1番上手いことをやっていたのはラーメンズだなって気がする。うちらは、ラーメンズみたいにはなっちゃダメだなって思った。だって、太田さんみたいな人がうるさいから(笑)。できないし、洒落た感じにできない」と冗談交じりに語りました。
小林さんへの悪態を交えたトークを繰り広げる中、太田さんは「ラーメンズに1個だけ謝りたいこと」があると告白。当時、立川談志さんが小林さんを高く評価していたことに嫉妬し、太田さんは「師匠、勘弁してくださいよ。どこが面白いんですか。あんなの気取ってるだけですよ。シュールなんて昔からありますよ」と談志さんに話したことがあったそうです。
その後、談志さんと再会した際、「太田、お前の言う通りだった。ラーメンズは俺の見間違いだった」と言われたことを明かし、太田さんは「俺のせいで、ラーメンズが談志師匠から1回認められているのに、取り消されたの」と回想。「あの人は優しいから、俺が嫌がっているのを分かってたと思う」と、談志さんならではの気遣いに思いを巡らせました。
東京03のコントは映画になる?
近年は、角田さんがNHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』や『どうする家康』に出演するなど、俳優としても活躍。一方、飯塚さんは、バカリズムさんや宮藤官九郎さんのように脚本家としてドラマ制作に携わることには消極的な姿勢を示し、「設定なんてカツカツでやってるのに、取っておきたい」、「人にネタを書くのも嫌い。自分たちでやりたい」と本音を語りました。
飯塚さんの考えを受け、太田さんは「映画にしちゃった方が、もっとちゃんとしたセットで出来る。喜劇映画って今、無いんだよ。『釣りバカ日誌』や寅さん(『男はつらいよ』)が最後くらい」、「2時間繋がっているんだから、あれをそのまま映画にすりゃいいじゃん。そうしたらもっとやりたいことができるよ」と、コントの映画化を提案。飯塚さんは「植木等さんとか、サラリーマンの映画は作ってみたい。角ちゃんならハマるだろうな」と共感を示しました。
ラジコ特別オリジナルPodcast番組『太田光と15人のしゃべり手』
『太田光と15人のしゃべり手』では、今後も各局を代表するパーソナリティをゲストに迎え、ラジオについて、喋りについて、さらにはその人の活動や人生について、鋭く迫る対談を行います。次は誰が、どのような想いを明かすのか。どうぞお楽しみに!
- 太田光と15人のしゃべり手
※放送情報は変更となる場合があります。
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この記事を書いた人

radiko編集部
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