マヂカルラブリーのラジオ番組『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ZERO)』

2021年4月から放送している『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ZERO)』。漫才やコントのように絶妙な掛け合いでリスナーを楽しませるマヂカルラブリーのラジオの魅力に迫ります!

マヂカルラブリー出演 ニッポン放送『マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ZERO)』

マヂカルラブリー(野田クリスタルさん・村上さん)がパーソナリティを務める冠ラジオ番組。2020年4月と9月、2021年1月の計3回の単発特番を経て、2021年4月より『オールナイトニッポン0(ZERO)』の木曜パーソナリティに就任しました。ゲームやアニメ、漫画などのカルチャーに造詣が深い2人のトークが魅力です。番組でオンエアされる楽曲は、前半が野田さん、後半は村上さんが選曲を担当しており、2人のセンスが曲からも感じ取れます。

走り出したら止まらない野田さんの妄想やオタクトークが飛び出すと、村上さんが冷静に受け止め、解説を加えながら分かりやすくフォローするスタイルも◎。ゲームやアニメに明るくないリスナーも決して置いて行かない心遣いが嬉しい番組です。

マヂカルラブリーのオールナイトニッポン0(ZERO)
放送局:ニッポン放送
放送日時:毎週木曜 27時00分~28時30分
出演者:マヂカルラブリー(野田クリスタル・村上)
番組ホームページ
公式Twitter

Twitterハッシュタグは「#マヂラブANN0」

※放送情報は変更となる場合があります。

10月1日に『ANN』イベントの聖地・東京国際フォーラムで番組イベント開催!

2022年10月1日(土)には、東京国際フォーラム・ホールAで番組イベント「オールナイトニッポン55周年記念 マヂカルラブリーのオールナイトニッポンZEROⅡ’~でっかいフォーラムでーす~」の開催が決定しました。放送開始からわずか1年半での番組イベント開催は異例の早さで、過去にはオードリーや三四郎、佐久間宣行さんら人気パーソナリティたちも同じ場所で番組イベントを行ってきました。『オールナイトニッポン』イベントの聖地で開催される初イベントは、マヂラブが単独ライブを行っている劇場「ルミネtheよしもと」のキャパ10倍に値する、5000人規模での開催となります。

ゲームが好きな2人にちなみ、「ストリートファイターⅡ’TURBO」のロゴを模したイベントロゴは、カプコン公認によるもの。8月4日(木)の放送ではイベントの概要が発表され、「オールナイトニッポン55周年記念」の肩書きを背負うことに困惑気味のマヂラブでしたが、「イベントに行くのは俺ぐらいしかいないじゃないか!」というリスナーからの熱いメールが大量に届き、パニック状態の2人を励ましていました。

苦肉の策から生まれた!? 番組名物「遅延行為」

『マヂラブANN0』の名物と言われているのが、"遅延行為"と呼ばれる約30分と長めのオープニングトーク。元々は、多忙過ぎるために日常で起こった面白エピソードが少ないマヂラブが、トークを引き延ばすために行った苦肉の策でしたが、このダラダラトークが面白いと話題に。村上さんの結婚報告も、番組冒頭での発表ではなく、さんざん"遅延行為"を働いた後に明かしました。番組関連のイベントでもこの言葉が使われるなど、おなじみの用語として定着しています。

番組コーナー紹介

ここからは『マヂラブANN0』のコーナーをご紹介。どのコーナーもバカバカしいけど、マヂラブらしいポジティブなものばかり。「チーター」や「ボディビル」など、マヂラブらしいコーナータイトルが並びます。

日常系チーターを戦わせてみたのだがッ!

チート能力(特殊能力)を持った人「チーター」たちの能力を、日常によくあるシチュエーションで競わせるコーナー。とある放送回では「コンビニ」でバトル。「アイス売り場に貼られてあるアイスの値札がどのアイスの値札がわかる能力」が「イケメン店員と若い女性店員とのほほえましい会話を見なくていい能力」など複数の能力を圧倒していました。

さまざまなチート能力から派生する、マヂラブの生活が垣間見えるエピソードトークも必聴です。これまで「フードコート」、「ドラッグストア」、「ビジネスホテル」、「物件の内見」、「家電量販店」といったシチェーションで行われました。

エール!心のボディビル

どんな状況でも自分を鼓舞して気分を盛り上げ、笑顔を絶やさない心のボディビルダーから、自分自身へのエールを募集。ネタの書き方は「○○〇なオレ!△△△かい!!」と、ボディビル大会で選手に観客から掛けられる掛け声のような内容が特徴的。「魚の小骨をキレイに取れた僕、外科医かいっ!」など秀作で盛り上がった、ポジティブなコーナーです。現在は「エール!心のコツコツ」や後述の「エール!心のアメリカ」など、シリーズ化しています。

エール!心のアメリカ

松井証券とのタイアップ企画。努力した日々、つらかった思い出、悔しかった出来事をアメリカ国土のように広い心で受け止める自分に対してエールを送るコーナーです。ネタの書き方は「エール!心のボディビル」と同様に「〇〇〇な俺、×××かい!」で、「〇〇〇」の部分には自身の経験、「×××」にはアメリカっぽいワードを記載します。

1番アメリカを感じたベストメールを書いたリスナーには、マヂラブの声入り目覚まし時計が贈られます。とある放送回では「アイドルのイベントのじゃんけん大会に出場して負け、真っ赤な顔でチョキをしたまま倒れた」という経験に、「アメリカザリガニかいっ!」というワードで締めたエピソードがベストメールに選ばれました。

過去の放送エピソード紹介

村上、ラジオで七夕婚を正式報告!(2022年7月7日放送)

この回の放送数日前に、村上さんの結婚が一部ネットニュースで取り上げられ、オープニングトークであらゆる角度から事実確認を試みる野田さん。村上さんの結婚を誰がマスコミにリークしたのかなど、のらりくらりトーク。いつもの通り、約30分にも及ぶ"遅延行為"の後、村上さんが「私から結婚について語らせていただきます。結婚しています」と報告しました。

その後、婚姻届を番組前に提出してきたこと、結婚相手がニコニコ動画の動画ジャンル「踊って見た」のパイオニアで知られる、いとくとらさん(読み方:いくら)であることを紹介。馴れ初めや交際を始めた時期、結婚前提での交際であったことやプロポーズの言葉、両家の顔合わせといったエピソードなども明かしました。

披露宴は決まっていないものの、マヂラブも所属する「大宮セブン」(※)のメンバーに祝ってもらいたい、と村上さんが切望。野田さんは大学時代に、村上さんの大学の文化祭で披露したピン芸をやりたい、と言い出すと「僕が野田さんを初めて見たときのネタですよね。ゼロ笑いだったんで止めてください(笑)」と断固拒否。続けて野田さんが「踊ってみた」を提案すると、村上さんも「私も踊りますんで!」とノリノリで話していました。

(※)「大宮ラクーンよしもと劇場」(埼玉県さいたま市大宮区)を活動拠点にする、吉本興業所属のお笑い芸人によるユニット。2022年8月現在、マヂカルラブリーのほか、囲碁将棋、GAG、タモンズ、すゑひろがりず、ジェラードン、コマンダンテの7組が所属。

マヂカルラブリー・村上、ラジオで"七夕婚"を生報告!

花澤香菜も絶賛! "預言者"ランパンプス寺内を徹底検証!(2022年4月21日放送)

スペシャルウィークでの放送となったこの回、オープニングでランパンプス・寺内ゆうきさんが興味を持ったものは必ず話題になる、という話に。SDGsにいち早く着目してブログに投稿、当時まだ注目されていなかった「黙食系」のYouTube動画、TikTokの誕生前に6秒のリズムネタ動画を流行らせていた……など、過去の寺内さんによる伏線を回収するマヂラブ。「彼が興味を持ったものは5年後に必ず流行る」とにらんだ2人は、"預言者"寺内さんをゲストに招きました。

5年前の時点でSDGsに触れていた理由を尋ねると、寺内さんは「吉本のワークショップみたいな仕事が来て勉強して、これ絶対重要なことだ」と語り、過去の伏線を一つずつ回収していきます。次第にトークの話題は、寺内さんがかつてパーソナリティを担当した『ランパンプスのオールナイトニッポン0(ZERO)』(2017年4月~2018年3月)へと移り変わり、番組の最終回で「出待ちという概念は無くなった」とコロナ禍を予言したかのような発言や、出待ちの人数が55人だったことを次々と考察。さらに、2022年のニッポン放送は『オールナイトニッポン』55周年イヤー、そしてこの日の『マヂラブANN0』が55回目の放送という偶然とは思えない一致に、マヂラブも青ざめるばかり。

続けて、TikTokが誕生する1年前に「Vine(ヴァイン)」(※)で流行したリズムネタ「ちゅどん~重心低めの神様の鎖骨~」を紐解くことに。寺内さんがネタを実演すると、マヂラブは「神様」、「幸せ」というワードに過剰な反応を示し、考察班を担うリスナーからは「ちゅどんが朝ドラ『ちむどんどん』の略として予言している」といった鋭い考察が届きます。

その後も、寺内さんの過去の言動における考察メールが続々と届く中、予言者としても有名なノストラダムスの命日(7月2日)の翌日が、寺内さんの誕生日(7月3日)であることも突き止められ、マヂラブも「完全に生まれ変わってるじゃん」と絶句。

最後に、寺内さんが興味を持っているものについて聞くと、将棋やホログラム、パソコンのかな入力、タイムマシーン3号などを列挙。お気に入りのアーティストには、アフリカンポップスのシンガーソングライター、バーナ・ボーイと回答した寺内さんですが、リスナーからのメールでバーナ・ボーイの誕生日がノストラダムスと同じことが判明し、再びスタジオが騒然となりました。

この回の放送は、声優・花澤香菜さんが2022年6月13日放送の『佐久間宣行の東京ドリームエンタテインメント』において、2022年上半期ラジオの神回として挙げており、「こんな奇跡あるんだ!」、「ランパンプスさんを応援したいなっていう気持ちになるラジオです」と称賛の言葉を送りました。

(※)6秒間のショートムービーを制作して共有できる動画共有サービス。2017年1月にサービス終了。

真のQBハウス好きはどっち!? 野田クリスタルvs厚切りジェイソン(2021年6月17日放送)

番組開始当初、野田さんがラジオでヘアカット専門店「QBハウス」を愛用していると話したことから、QBハウスの公式Twitterアカウントが反応。この件をきっかけに、同じQBハウス愛用者のお笑いタレント・厚切りジェイソンさんがQBハウスのweb広告に出演していることを知った野田さんは、QBハウスやプログラミングなどの要素が被っているジェイソンさんが自身の「上位互換タレント」なのではないかと仮説を立て、一方的に対抗心を燃やします。そして2021年6月度のスペシャルウィークで、ジェイソンさんを番組初のゲストとして迎え入れました。

「厚切りジェイソン」のSNSトレンド入りを防ぐため、ジェイソンさんを終始「AJ(エー・ジェー)」と呼び続ける野田さん。R-1ぐらんぷりでブレイク、身長180cm代、マッチョ、プログラミング、1986年生まれ、QBハウス好き……など、改めて2人の共通事項を挙げられると、「今、仕事を10:0で全取りされている」と宣戦布告。勝ち組のAJに勝てるものはないか、と言葉での殴り合いを仕掛けていきました。

「R-1ぐらんぷり」では、野田さんが2020年に優勝するまで15年近く1回戦、2回戦止まりの戦績が続いたのに対し、AJは2015年に芸歴わずか4ヶ月で決勝進出。学歴でも大差をつけられ敗色濃厚の野田さんは、ベンチプレスの重さで戦いを挑みます。AJの135キロに対し、野田さんが150キロとようやく初勝利。懸垂や背筋、デットリフトなど自慢のマッチョ関係では「厚切り超えは一瞬です」と余裕を見せる場面も。しかし、プログラミング関係に話が及ぶと、野田さんが高校時代からオンラインゲームで遊んでいた一方、AJは既にその頃はパソコンを自作していたことを明かし、勝負の流れは再びAJの方に移ります。

そして2人の対決は、本題の「QBハウス愛」へ。野田さんがQBハウスの広報担当から贈られたTシャツと扇子を見せつけると、AJはシンガポールのQBハウスを利用したことがあると主張。混雑時でも並んで待つほどのヘビーユーザーぶりをアピールする野田さんでしたが、「(混雑状況を示す)ランプの意味は、出直せるからですよ。赤くても行くんだったら、そのランプ要らないよ! 使い方間違ってる!」というAJの真っ当なツッコミを受けてしまい、「ぐうの音も出ねぇ」と完敗。最後はCMの共演を野田さんが提案するものの、あっさりと拒否されてしまい、エンディングでは「戦い方がワールドクラス過ぎて……」と悔しさを滲ませていました。

番組開始わずか1年余りで『オールナイトニッポン』55周年記念イベントを託されたマヂカルラブリー。2人のラジオを聴けば、その圧倒的な面白さに大役を任された理由が分かるはずです。

この記事を書いた人

高田りぶれ(たかだ・りぶれ)

山形県生まれ。ライターなど。放送作家のキャリアを生かし、テレビ・ラジオ番組のおもしろさを伝える解説文を年間150本以上執筆。趣味は観ること(プロレス、サッカー、相撲、ドラマ、お笑い、演劇)、遠征、料理。

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複数の連載を続け紫綬褒章。小説家・大沢在昌の執筆スタイル

11月30日「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送)、大竹メインディッシュのコーナーに小説家の大沢在昌さんが登場した。今月、紫綬褒章の受章が発表され、最新刊『黒石 新宿鮫XII』が発売。番組ではそんな大沢さんの執筆スタイルにも迫った。

大竹まこと「1日のうちにどれぐらい、書くことに時間を使うんですか?」

壇蜜「連載ものですもんね」

大沢在昌「1日に1時間半ぐらいですかね」

大竹「そんなに少し!?」

大沢「朝、午前中にちょっと。きょうも来る前に新聞の連載原稿を書いてきました。1時間半ぐらいです」

大竹「ゴルフやっていることのほうが多いんじゃ?」

大沢「そんなことないです(笑)、ゴルフやらない日は毎日、原稿書いています」

大竹「銀座に行っているのでは?」

大沢「銀座に行くのは夜ですから、原稿を書いてからでも、ゴルフしてからでも間に合います」

壇蜜「夕方以降は酔っぱらっていらっしゃる?」

大沢「そんなことないです(笑)」

大竹「(最新刊は)470ページ以上ありますね」

大沢「四百字詰め原稿用紙で、751枚なんです。だいたい50枚で15回の連載でした。最終回だけ51枚だったんですけど。手書きで1日4~5枚ぐらい」

大竹「それぐらいのペースで。前巻からは……」

大沢「3年です。前回(番組登場時)の本は別の出版社でした。週刊誌とか月刊誌とか新聞とかの連載を、だいたいいつも並行しているんです。3つぐらい。これ(『黒石 新宿鮫XII』)は枚数が多いので、日を変えて、1週間かけて1ヶ月分書いて。週刊誌だったら2日か3日で1回分書いて……というふうに、毎月前半に週刊誌をやって、後半に月刊誌をやる、という感じ」

大竹「創造の分野はどういうときに考えているんですか?」

大沢「きょう、まじめな質問しますね。いつもは銀座でモテるにはどうすれば、なんて聞いてくるのに(笑)。『何も考えない』です、僕は原稿用紙を前にするまでは『何も考えない』」

大竹「調べはしない?」

大沢「調べるのは嫌いなので……。最低限、ウソは書けないなっていう部分は調べますけど。それ以外では調べない

壇蜜「ゴルフとか予定がないときはずっと家で?」

大沢「いや。商店街へ行ったり、ゲームをやったり……。テレビを観ない人間なので、夜出かけないと、だいたい映画を観るか、ゲームをしていますね」

大沢さんがプレイしているゲームの話題でも盛り上がった。もちろん『黒石 新宿鮫XII』の話もじっくりと聴かせてくれた。詳しくはradikoのタイムフリー機能にて。

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