今年5月に法改正…毎日の買い物が日本の「食」を守る?「食育基本法」が示す新たな考え方

杉浦太陽と松井玲奈がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「杉浦太陽・松井玲奈 日曜まなびより」(毎週日曜 7:30~7:55)。「学びと成長」をコンセプトに、毎回さまざまなゲスト講師をお招きして、明日の暮らしがもっと豊かになる情報や気になるトピックをひも解いて、今よりもちょっと成長することを目指す番組です。

10月25日(日)の放送テーマは、「大人もこどもも食育を! 知っておきたいこれからの『食』」。農林水産省 消費者行政・食育課の村山直和(むらやま・なおかず)さんから、食育基本法の改正ポイントについて話を伺いました。


(左から)松井玲奈、村山直和さん、杉浦太陽



◆今年5月に改正「食育基本法」

日本政策金融公庫が2025年11月に実施した「食の志向調査」では、普段の食生活で気にかけていることとして、「食費を節約したい」「健康に配慮したい」「料理や後片付けの手間・時間を省きたい」が上位3項目に挙がりました。

食べる物を選ぶときは、価格や健康面だけではなく、その食べ物の産地や生産者など、食卓に届くまでの過程にも目を向けることが大切です。また、季節や地域の食文化を大切にし、食べ物を無駄にしないことも欠かせません。こうした食について考え、学ぶ取り組みが「食育」です。

村山さんは、食育について「さまざまな経験を通じて、食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる人を育てることです。この食育を国民運動として推進していくための根拠となる法律が、2005年に制定された食育基本法です」と説明します。そして、食育基本法が制定されて20年を迎えた2026年5月に同法が改正され、食育のあり方にも新たな視点が加わりました。

◆食卓と生産現場の距離を縮める食育へ

今回の改正について、村山さんは、「シンプルに説明しますと、食育の目的が『健康のため』だけでなく、『日本の食を守るため』に広がりました」と話します。その背景には、この20年間で食を取り巻く環境が大きく変化したことが挙げられます。

食に対する考え方は人それぞれです。食の志向調査でも、上位3項目のほかに、「食の安全に配慮したい」「味のおいしいものを追求したい」「食材にこだわった手作りの食をとりたい」といった回答があります。

その一方で、「栄養バランスの偏り」や「食習慣の乱れ」などは、20年前から課題となっていましたが、現在はさらに深刻化しています。さらに、村山さんは「20年前と比べて、私たちの食卓と、食べ物がつくられる現場との距離が遠くなっていることも変化の1つです」と続けます。

我々は、肉や野菜、魚などをスーパーなどに行って手軽に購入できますが、それらが「どこで、誰によってつくられたものなのか」を意識する機会はあまり多くありません。地域によっては農地が身近にあり、農業に触れる機会もありますが、特に今は農家の人数も減少傾向にあり、食べ物の生産現場を知る機会は以前より少なくなっています。こうした状況を踏まえ、改正された食育基本法では、学校などでおこなう農林漁業の体験を通じ、食べ物がつくられる現場について学ぶ機会を充実させることなどが盛り込まれました。

◆食料安全保障と適正な価格形成

食育基本法の改正ポイントの1つに、日本の食をどのように守っていくかという「食料安全保障」の考え方も加わりました。村山さんは、「食べ物は健康で充実した生活の基礎となる重要なものです。そのため、災害や国際情勢の変化があっても、私たち一人ひとりが必要な食べ物を安定して手に入れられるようにしよう、という考え方です」と解説します。

そのためには、お米や野菜、肉、魚をつくり続けられる環境を整えることが大切です。そこで、今回の法改正では、基本理念に「食料の“合理的な価格形成”への理解を深めること」が明記されました。村山さんは、「合理的な価格形成とは、食べ物をつくるためにかかった費用が、きちんと価格に反映されるようにすることです」と補足します。

消費者がこれからも安定して食べ物を手に入れるためには、生産者だけではなく、運ぶ人や売る人にも必要なコストがあることを知り、その価値が価格として適正に反映されていることを深く理解しておかなければなりません。

さらに、「食料安全保障というと、農林水産業に携わる方々や国の取り組みというイメージが先行しがちですが、消費者もその一員です」と村山さん。消費者が日々の買い物で何を選ぶのかということも、日本の食を守ることにつながります。価格だけで判断するのではなく、収穫に至るまでの背景にも目を向けて、商品を選ぶことが大切です。

◆大学や職場でも進む「大人の食育」

食育は子どもだけが学ぶものではありません。今回の法改正では、20代・30代に向けた「大人の食育」も強化されたものになっています。村山さんは、「食育の場として“大学”や“職場”も追加されていて、年齢にかかわらず食育を推進していく方向性が示されました」と紹介します。

実際、ある企業では朝食の提供や、従業員食堂で野菜の小鉢を1人1品無料で提供しているほか、スマートフォンアプリで毎日の食事を記録し、食生活を見直すきっかけをつくるなど、既にさまざまな取り組みが進められています。

最後に村山さんは、「今日の食卓に並んでいる一皿にも、その食べ物をつくった人、運んだ人、届けてくれた人がいます。今回、食育基本法が改正され、私たちが食べることだけでなく、食卓に届くまでにも目を向けることが、これからの食育の大切なテーマになりました。仕事や家事に追われて忙しい人たちでも、『これは、どこで誰が作ったんだろう?』と食べ物に興味を持つことは、未来の食を守ることにもつながります。ぜひ今日から、いつもの食卓を少し違った角度から見てみてください」とメッセージを送りました。

番組のエンディングでは、杉浦と松井が今回学んだ「新しい食育」について復習。2人が特に注目した点をピックアップして発表します。まず松井は“「何を買うか」「どう選ぶか」が日本の食を守っていく”と注目ポイントを挙げました。続いて、杉浦は“食べる・生きる・楽しむ ニッポンの食育”とスケッチブックに書き、「改正された食育基本法について知りたい方は、農林水産省のWebサイトをご覧ください」とコメントしました。


(左から)松井玲奈、杉浦太陽



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<番組概要>
番組名:杉浦太陽・松井玲奈 日曜まなびより
放送日時:毎週日曜 7:30~7:55
パーソナリティ:杉浦太陽、松井玲奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/manabiyori/
番組公式X:@manabiyori_tfm



杉浦太陽・松井玲奈 日曜まなびより
放送局:TOKYO FM
放送日時:2026年10月25日 日曜日 7時30分~7時55分
公式X

※放送情報は変更となる場合があります。

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有吉弘行「有効期限5年って…」渡哲也からの贈り物を大切にしすぎて起きた予想外の結末とは?

有吉弘行がパーソナリティを務めるラジオ生放送番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER(サンドリ)」。10月のアシスタントはタイムマシーン3号の関太と宮下草薙の宮下兼史鷹です。10月18日(日)の放送では、有吉が自身の「スーツ事情」について語りました。


(左から)宮下兼史鷹、有吉弘行、関太


◆有吉、渡哲也からの贈り物に感激も…

番組では、ゲスナー(※番組でのリスナーの呼称)からの「しばらく放置していたスーツをクリーニングに出そうとしたらカビだらけで、『カビ取りも含めて1万円かかる』と言われ、いさぎよく捨てた」といったメッセージを紹介。これに対し、有吉は「スーツとか礼服とか、『どうせ出すから、まだまだ……』って後回しにしてしまうのは分かるな。いざ本番になったらしわくちゃだったりするし(笑)」と共感し、自身の失敗談を語り出します。

以前、同じ太田プロに所属していた役者の葬儀に参列することになった際、急なことで手持ちのスーツがなく、先輩芸人に借りたという有吉。しかし、「そのスーツがしわくちゃで生地もペラペラで、安田大サーカスの団長が(漫才中に)着ている、破れる前提のスーツみたいな。だから、もうジャージで行こうかと思った(笑)」と苦笑いを浮かべます。結局、そのスーツを着用し、「走ってきたのでヨレヨレで……」と苦しい言い訳をしたと振り返ります。

さらには、20代の頃に俳優の渡哲也さんから、有名なスーツ店の仕立て券と生地をプレゼントされたというエピソードも披露。大好きな渡さんからの贈り物に「絶対にこのスーツは一生着よう!」と感激したものの、「まだ20代だったから体型も変わるだろうし、もっと年齢を重ねて体型が安定したところで作ろうと思っているうちに、この年まで……(笑)」と、実はまだ使っていなかったことを告白します。

生地はときどき傷んでいないか確認していたものの、「最近、仕立て券を見たら『有効期限5年』って書いてあった(笑)」と話す有吉。これには関が「それはもう自分で作りましょうよ! 今ですよ!」と発破をかけます。

それでも、「思いきって券を持っていこうかな(笑)。『30年前に渡さんにいただいて……』と言えば作ってもらえないかな」と未練をのぞかせる有吉ですが、関に「お店側が(断りづらくて)申し訳ないじゃないですか」と諭されます。

30年という歳月を経て、今や仕立て券は茶色く色あせ、「渡哲也より」と書かれた包み紙もすっかり黄ばんでしまったものの、「生地を見るたびに『渡さんからもらったんだよな』ってめっちゃ感動するのよ」としみじみ語ります。

そして、関が「これからお子さんのイベントとかで着る機会があるでしょうし、渡さんからいただいた生地のスーツならカッコいいじゃないですか?」とスーツの仕立てを改めて勧めると、有吉は「そうか……でもまだ体型が変わるかもしれない」と渋り、2人から「いつ作るんですか!」とツッコミを受けていました。

<番組概要>
番組名:有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER
放送日時:毎週日曜 20:00~21:55
放送エリア:TOKYO FMをのぞくJFN全国25局ネット
パーソナリティ:有吉弘行
番組Webサイト:https://jfn-pods.com/program/27400
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