江口拓也、細谷佳正の印象を語る!「水のナイフみたいな人」

江口拓也さんがパーソナリティを務める、文化放送『江口拓也のラストオーダー』。8月16日(日)はゲストに細谷佳正さんを迎え、お互いの印象や細谷さんの思い出話などで盛り上がりました。(文化放送『江口拓也のラストオーダー』8月16日(日)放送分)

江口拓也が髪を緑にした理由は?

江口拓也さんが声優仲間と2人でゆったり語り合う『江口拓也のラストオーダー』。8月16日(土)と23日(土)のゲストは、細谷佳正さんです。最近、気分を変えるために髪を緑色に染めたという江口さんが、緑を選んだ理由について語りました。

江口:緑の髪は、ちょっと世の中が欝々としてるなみたいな。

細谷:世の中が欝々としている?

江口:そういうものに影響されてないと思いながらも、確実に目には見えない影響力はあるじゃないですか。

細谷:確かに環境に影響されますから。

江口:そうなんですよ。だから、それを吹き飛ばしたいと。「吹き飛ばすエネルギーって、どんな色なんだろう」って思った時に、明るい色だ。髪の毛を明るくすれば、気分が明るくなるだろう。

細谷:確かにそこまでは分かります。

江口:今まで一度もやった事のなかった緑にしよう。

細谷:緑って、明るいんですか……?

江口:(笑)。いや、いろいろパターンがあると思いますよ。だから深い緑とかだと、たぶん落ち着きとかそっちの方になるんですよ。ちょっと(緑が)明るいんですよね。明るい緑だとやっぱり、傍から見てても「うわ、ハッピー!」って。「あの人、ハッピー!」ってなるかなあって。

細谷:でも、今日のイメージは、ヒース・レジャーのジョーカー(映画「ダークナイト」)ですか? 全然、ハッピーじゃないものの象徴じゃないですか。

江口:逆にジョーカーってハッピーじゃないですか。そういう感じも含めて、やっぱりエンターテインメントっぽいなあっと思って。

細谷:なるほど。なんかちょっと影を背負ったハッピーなところが、僕は江口さんっぽいなと思いました。

江口:"影を背負ったハッピー"って何ですか(笑)。

江口拓也、細谷佳正の印象を語る

オープニングで細谷さんを「水のナイフ」と例えた江口さんが、細谷さんの印象について語りました。

江口:水のナイフって、自然の力で何か知らないけど、そこら辺にあるコップの水とかを、急に手の中でナイフの形にして、「グサッ」ってなって。でも、刺した後は水になって、また消えるみたいな。

細谷:凶器が見つからない。

江口:完全犯罪。

細谷:なるほど(笑)。

江口:「いつでも切れるぜ」みたいな。でも、水って体にとって重要な存在じゃないですか。で、自然だし、平和なんだけど「いつでもこれ、ナイフにできるんですよね」って(笑)。

細谷:確かに(笑)。そういうところあるんですよねえ。

江口:なんか自然派になってるなあっていう印象はすごくあるんですよね。ナチュラルというか、突き詰めた結果、何だろう? 仙人みたいな。

細谷:みんなに言われるんですよ(笑)。「出家するのか」って。

細谷佳正の忘れられない"思ひ出酒"

番組後半では、細谷さんの「忘れられない1杯」をテーマに盛り上がりました。細谷さんは調布のバーに通っていた頃、ウェディングプランナーの女性と仲良くなり、ある日の帰り道で告白をしたそうですが……。

細谷:向こうは自転車を押していて、僕は歩いていて。そこで「好きなんだけど」と言ったんですよ。そしたらすごくニコッとしてくれて、「ありがとう」って言ってくれたんですよ。僕は「あ、うん」って言って(笑)。

江口:あれ? おかしいな。今、YESもNOも言ってないぞ。

細谷:そのまま「今日は言えたな」と思って、僕は帰ったんですよ(笑)。

後日、女性の返事に疑問を感じた細谷さんは、"東京のお父さん"として慕っていたバーの常連客・ジョージさんに相談をしたそうです。

細谷:「ジョージさん、こういう事があって。(好きだと)言ったら、「ありがとう」って言われたんだけど、あれどうなの?」って訊いたら。僕、ポルコって呼ばれてたんですけど。

江口:うわあ、かっけえ! 何、そのバー(笑)。

細谷:「ポルコ、あのな。分かれ、それは」って言われて(笑)。

江口:何それ(笑)。

細谷:僕「えっ、何を言ってるの!? 何ではっきりしてくれないの!?」みたいな。当時は「白黒はっきりつけようよ、ズルくない!?」みたいな考えだったんですよ。

江口:いやいや、そうだと思いますよ。

細谷:そこで「ああ、そうか」と。大人はショックを与えたりとか傷つけたりしないように、曖昧な言葉で逃げていくんだと。その時に、また大人の階段を1段上ったという(笑)。

江口拓也のラストオーダー
放送局:文化放送
放送日時:毎週日曜 25時30分~26時00分
出演者:江口拓也
番組ホームページ
公式X

番組ハッシュタグは「#えぐラス」

※放送情報は変更となる場合があります。

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バイトで担当したブログ記事が“大バズり”!? 三宅香帆が“書評”の世界に入ったきっかけを語る

山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。1月20日(月)の放送は、文芸評論家の三宅香帆(みやけ・かほ)さんが登場! 書評の世界に入ったきっかけや“推し”について伺いました。


(左から)パーソナリティの山崎怜奈、三宅香帆さん



◆書評家と名乗り始めたきっかけは?

れなち:三宅さんは大学院在学中の2017年にデビューされ、2024年4月に出版された「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」(集英社新書)が「書店員が選ぶ ノンフィクション大賞 2024」の大賞作品に選出されたり、ほかにも「娘が母を殺すには?」(PLANETS)、「『好き』を言語化する技術 推しの素晴らしさを語りたいのに『やばい!』しかでてこない」(ディスカヴァー携書)など、いろんな題材で本を書かれていますが、(題材は)どうやって選んでいるんですか?

三宅:例えば、飲み会だったり、X(旧:Twitter)とかに話題になりそうなものをとりあえず投げるんですよ。そこで盛り上がった話題を取り上げる、という方法を採用していまして。

れなち:ある意味、市場調査というか。

三宅:そうかもしれないです。例えば「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」は、ネットでちょっと話題に出したらすごい反響があって、“この話題ってみんな興味があるんだ”と思ってタイトルに採用しました。

れなち:なるほど。どうして、文芸評論や書評の世界に入ろうと思ったのですか?

三宅:私の場合、結構なりゆきなところが大きくて。大学院生のときに書店員のバイトをしていたんですよ。そこでブログの更新を担当していて、書店のブログだから本を紹介するじゃないですか。そうしたら、1つの記事がめちゃくちゃバズって、その記事を見た出版社の方が「本にしませんか?」って言ってくれて。

れなち:それは何の記事だったんですか?

三宅:「京大院生の書店スタッフが『正直、これ読んだら人生狂っちゃうよね』と思う本ベスト20を選んでみた。」という記事でした。それがもとになって(デビュー作の)「人生を狂わす名著50」(ライツ社)が出て、それが書評の本だったので、流れるように“書評家”って名乗り始めました。

◆“推し”のために京都に移住!

れなち:三宅さんはX(旧:Twitter)のプロフィールに「どう転んでも“根がオタク”」と書いてあったり、度々“オタク”という発言をしていますけど、主に何オタクなんですか?

三宅:女子アイドルと宝塚(歌劇団)オタクです! 本や漫画は、私にとって食べ物・睡眠とかと一緒だと思っているので“それはオタクと言うのかな?”って(笑)。

れなち:(笑)。そんな三宅さんが最初にハマったものは何ですか?

三宅:それはやっぱり、アニメ・漫画ですかね。私は出身が高知県なんですけど、コンテンツへの渇望があって。当時は(地元のテレビ局では)アニメとかを全然やっていなかったので、インターネットでどうにか探せないかと思いながら徘徊していましたね。

れなち:では、一番最近ハマっているものは何ですか?

三宅:最近は宝塚です。宝塚って東京都と兵庫県で観られるんですけど、兵庫の会場のほうが、ちょっとチケットが取りやすいんですよ。そのために京都府に移住したくらいなので。

れなち:え(笑)!?

三宅:だから、今は本当に兵庫で宝塚を観るのが日々の楽しみです。

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1月20日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年1月28日(火) AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。
放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55
パーソナリティ:山崎怜奈
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/

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