【梶裕貴編】radikoで聴ける声優のラジオ番組『梶裕貴のラジオ』

梶裕貴さんは『進撃の巨人』エレン・イェーガー役を始め、『マギ』アリババ・サルージャ役、『七つの大罪』メリオダス役など、数々のアニメ作品に出演。1年で最も活躍した声優に贈られる「声優アワード」では、新人男優賞(第3回)、主演男優賞を2年連続(第7回・第8回)で受賞するなど、名実ともに人気声優の一人として活躍中です。

本記事では、梶さんがパーソナリティを務める『梶裕貴のラジオ』(TBSラジオ)と、8月21日に放送される特別番組、過去の出演番組をご紹介します。

8月21日放送 TBSラジオ『パーソル presents 梶裕貴 朗読の世界 #はたらいて笑顔になれた瞬間』

TBSラジオでは8月21日に、総合人材サービス・パーソルホールディングス株式会社とnote株式会社の共同開催によるコンテスト「#はたらいて笑顔になれた瞬間」の受賞作品のうち3作品を、梶裕貴さんの朗読でお届けする特別番組を放送します。

放送に先立って、リスナーから受賞作品の感想と「あなたの #はたらいて笑顔になれた瞬間」の2つのテーマでメッセージを募集しており、番組宛に寄せられたメッセージの一部をご紹介します。番組では、グランプリ及びパーソル賞を受賞した以下の3作品を梶さんが朗読します。どうぞご期待ください。

グランプリ
「はたらくことの喜びについては、だいたい恋ヶ窪の焼き鳥屋で学んだ」(クリエイター:しろさん)
パーソル賞
「餃子からはじまる物語」(クリエイター:微熱さん)
「雇用形態関係なく働けたのは、この会社が初めてでした。」(クリエイター:森逸崎海さん)

パーソル presents 梶裕貴 朗読の世界#はたらいて笑顔になれた瞬間
放送局:TBSラジオ
放送日時:2022年8月21日 日曜日 20時00分~20時55分
出演者:梶裕貴
番組ホームページ

※放送情報は変更となる場合があります。

梶裕貴出演 TBSラジオ『梶裕貴のラジオ』

TBSラジオで2022年3月まで放送されていた『Spoon presents 梶裕貴 声のひとさじ』に続く形で、4月からスタートした梶さんの冠ラジオ番組です。梶さんが仕事の話からプライベートの些細な話まで、1時間たっぷりと語ります。週1回放送されていた『声のひとさじ』とは異なり、『梶裕貴のラジオ』は月1回程度のペースで不定期に放送されます。

番組では、自他共に認める面倒くさい性格の梶さんですら面倒くさいと思うエピソードを紹介する「めんどくさいヤツらの独り言」、リスナーが「今推しているもの」を文章で熱く語ってもらう「梶裕貴に教えて」の2コーナーを展開。そのほか、ASMRにちなんだクイズ企画も実施します。

梶裕貴のラジオ
放送局:TBSラジオ
放送日時:2022年7月24日 日曜日 20時00分~21時00分
出演者:梶裕貴
公式X

Twitterハッシュタグは「#梶裕貴のラジオ」

※放送情報は変更となる場合があります。

過去の放送エピソード紹介

第3回(2022年7月24日放送)

この日は、番組初となる梶さんの一人しゃべり。リスナーから届いたメッセージの紹介と、番組開始前から募集していたコーナー「梶裕貴に推しえて」、「めんどくさいヤツらの独り言」の初回をお届けしました。

梶さんが出演した朗読劇『世界から猫が消えたなら』や、ゲスト出演した『しゃべくり007』(日本テレビ系、2022年7月4日放送)の話題を始め、鳥の苦手な梶さんがカラスに対抗心を抱いているなど、普段ではなかなか聞けないエピソードトークが満載でした。

第2回 ゲスト:三木眞一郎(2022年6月12日放送)

第2回は、声優・三木眞一郎さんをゲストに迎えました。三木さんとは一緒にカートレースに参戦するなど、プライベートでも親交の深い梶さん。2022年4月には、三木さんのリーディングユニット「みきくらのかい」の公演にゲスト出演し、題目「新浄瑠璃 百鬼丸 ~手塚治虫『どろろ』より~」において"約10役"を演じました。

この日の放送では「みきくらのかい」での公演を振り返りながら、三木さんによる熱のこもった演技論が繰り広げられました。そのほか、2人が共演したテレビアニメ『ブラック・ブレット』や『ジョジョの奇妙な冒険』の話で盛り上がるなど、アニメファンや声優志望の人たちにはたまらない放送でした。

第1回 ゲスト:荒木哲郎(2022年4月24日放送)

記念すべき4月24日の初回放送では、映画監督・荒木哲郎さんをゲストに迎えました。梶さんは、TVアニメ『ギルティクラウン』や『進撃の巨人』シリーズ、『甲鉄城のカバネリ』など、荒木さんが監督を手掛けた作品に多く出演しており、今では"盟友"ともいえる関係に。番組では、過去の共演作にまつわる貴重なエピソードや、梶さんも出演した荒木さんの監督最新作アニメ映画『バブル』(2022年5月13日公開)の見どころについて語りました。

過去の出演番組

TBSラジオ『Spoon presents 梶裕貴 声のひとさじ』(2021年4月~2022年3月放送)

音声ライブ配信プラットフォーム「Spoon」と連動し、TBSラジオと同時生配信を行っていた梶さん初の生放送でのレギュラーラジオ番組。梶さんが"声"にスポットを当て、「Spoon」アプリの機能を利用したミニドラマや、生電話でリスナーの悩みを解決するコーナーをお送りしてきました。番組には神谷浩史さんや下野紘さん、石川由依さん、雨宮天さんら声優仲間もゲストで登場し、梶さんとの楽しいトークを繰り広げました。

Snow Man・佐久間大介とヲタクトーク!文化放送『Snow Man佐久間大介の待って、無理、しんどい、、』(2022年4月23日放送)

2022年4月からスタートしたSnow Man・佐久間大介さんの冠番組『Snow Man佐久間大介の待って、無理、しんどい、、』(文化放送)。梶さんは記念すべき番組最初のゲストとして出演しました。

初対面となった雑誌「POTATO」(ワン・パブリッシング、2021年4月号)での対談を始め、『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系、2021年4月18日放送)や『声のひとさじ』(2022年2月24日放送)などで共演している佐久間さんと”ヲタクトーク”で盛り上がりました。

アニメや実写ドラマにも出演する梶さんに「マルチすぎる」と語る佐久間さんに対し、梶さんは「何でもできるし、何でも挑戦するというところがかっこいいなと思う」、「アイドルの人たちはキラキラ輝いてるなって思っていたけど、この裏にどれだけの努力があるかというのをやってみて初めて分かった部分はある」と、称賛の言葉を贈りました。

ゲストを深掘りする「直撃!一問一答」のコーナーでは、「職業病は?」という質問に「漫画が読めない」と回答。梶さんはキャラクターへの役作りやオーディションでの心境にも触れつつ、「好きだからこそ読めない。適度な関係性、距離感を保っている」と、声優ならではの苦労を語る場面も。

また、ヲタクにまつわるテーマを設けて回答する「ヲタクの本音」では、”ヲタクはじめ”をテーマにトークを展開。梶さんは最初にハマった作品として『スレイヤーズ』を挙げ、「竜破斬(ドラグ・スレイブ)っていう魔法の呪文を暗唱して。今でも言える」、「(アニメを)ビデオテープの時代に毎週録画して。声優さんすごいなというか、意識し始めた」と、自らの”ヲタクはじめ”について語りました。

この記事を書いた人

radiko編集部

radiko編集部員が「ラジコを通じて、ラジオの良さをもっと知ってもらい、皆さんが面白い番組に出会うキッカケ」になるように、ラジオ各局の情報をまとめて発信中。radiko newsでは、新番組へのインタビュー、さまざまなテーマに沿ったまとめ記事など、独自の切り口でも番組をご紹介しています。ラジコ公式SNSの情報更新も行なっています。

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みかんに魅せられた大学生、異郷の地で大挑戦「多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

暦の上では春になっても、まだまだ「こたつ」が恋しい時期です。こたつに入ると食べたくなるのが、やっぱり「みかん」。

ただ、どんな方がみかんを作っているのか、あまり知らない方も多いと思います。今回は、果物好きが高じてみかん農家になった、北国出身の若い男性のお話です。

赤山大吾さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

昔、東京と沼津の間を結ぶ電車を「湘南電車」と呼んでいた時代がありました。車両のオレンジと緑のカラーは「湘南色」、俗にみかん色とも云われてきました。今はだいぶ本数も減りましたが、東京駅のホームに、「沼津」と行先が表示されると、何となく、潮の香りと柑橘系の爽やかな香りが漂ってくるような気分になります。

その静岡県沼津市・西浦地区は、駿河湾の最も奥まった所にあって、海越しの富士山を望むことが出来る、風光明媚なみかんの産地として知られています。看板品種は、寿という字に太郎と書いて、「寿太郎」。この「寿太郎」を、今シーズン初めて作り上げて、出荷した男性がいます。

赤山大吾さんは、2000年生まれの24歳。赤山さんは、北海道・札幌のご出身で、小さい頃から果物が大好きでした。土地柄、みかんはあまり出回らないため、りんごを2個、まるかじりするのが日課。残すのは、わずかに芯の部分だけでした。

赤山さんは新潟の大学に進学しましたが、コロナ禍のために授業はリモートが中心。学ぶ内容も想像していたものと違って、あまり納得がいきませんでした。悶々とした日々を送る中で、赤山さんはたまたま近所のスーパーで「沼津・西浦みかん 寿太郎」と、ラベルが貼られた袋を手に取ります。

『寿太郎? 沼津ってドコ?』

赤山さんは、そう不思議に思いながら、家に帰って、さっそく皮をむいて、みかんの小さな袋を一つ、口のなかに入れると、いままでにない食感に感激しました。

『甘い! でも、甘いだけじゃない、甘みと酸味のバランスが絶妙だ!』

赤山さんは、「寿太郎」を食べて、食べて、食べまくりました。そのおいしさに満たされるうちに、自分でもみかんを作りたい気持ちが芽生えます。

沼津市西浦地区のみかん山(画像提供:JAふじ伊豆)

赤山さんは、居ても立ってもいられずに、寿太郎を出荷している沼津のJAに、直接電話をかけました。

「あの……、みかん作りに興味があるんです。教えてもらうことは出来ますか?」

2022年2月、赤山さんは大学を休学して、沼津にみかん作りの研修にやって来ました。地元の農家の皆さんも、北海道出身の赤山さんの挑戦に驚いたといいます。

その初顔合わせ、農家の皆さんは赤山さんの手を見るなり、思わず目を見張りました。

『おお、彼は本物だ! これだけみかんが好きなら、きっとやってくれる!』

そう、赤山さんの手は、みかんをいっぱい食べた、あの黄色い手になっていたんです。赤山さんは、西浦地区でもとくにおいしいみかんを作ると定評のある、御年80歳の大ベテランの農家の方に付いて、みかん作りを学び始めました。

「いいか、農家というものは、人に言われてじゃなくて、自分から動かないとやれないぞ」

「みかんは手間をかければかけるほど、ちゃんと応えてくれる。手間を惜しむな」

赤山さんは、師匠がかけてくれる言葉を一つ一つ噛みしめながら、その背中を追いかけていきます。厳しい言葉の後には、夕飯のおかずをおすそ分けしてくれたり、地元の皆さんの人柄の温かさも、故郷を離れた赤山さんには大きな励みになりました。

赤山大吾さん

籍を置いていた大学にも退学届を出して、退路を断った赤山さんは、2年間の修業を経て、2024年1月、晴れて独立を果たします。高齢でみかん作りが難しくなった方のみかん山・およそ1.5ヘクタールを借り受けて、自分の力が試される時がやって来ました。

いざ作り始めてみると、農家はみかんを作っていればいいわけではなく、事務手続きや生産計画作り、害虫や猛暑対策、アルバイトの雇用などを、全部1人でこなします。

それでも去年は概ね天候に恵まれ、周りの皆さんのサポートにも支えられながら、およそ1万キロの「寿太郎」が無事に実って、収穫することが出来ました。その出来栄えに、赤山さんも手ごたえは十分! 早速、地元の方に食べてもらうと、「おいしい!」と、味に太鼓判を押してくれました。

自分で収穫したみかんが出荷されていく様子を見て、赤山さんは胸が高鳴りました。

『自分で作ったみかんが誰かの手に渡っていく。ようやく自分で稼ぐことが出来たんだ!』

でも、赤山さんに収穫の喜びに浸っている暇はありません。まだ、みかんの管理に甘い点があったこと。そして、この冬は、越冬しているカメムシが多いため、今年は天敵への抜かりない対策が求められそうなことなど、しっかり気を引き締めています。

「もっとおいしいと言ってもらいたい! 多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

その思いを胸に、赤山さんは2年目のみかん山に登ります。

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