長寿番組からオトナの愛のトークが楽しめる!熊本県のおすすめラジオ番組

都道府県別にラジオ番組を紹介するシリーズ。今回は熊本県の民放ラジオ局(RKKラジオ・FMKエフエム熊本)の番組を紹介します。

RKKラジオ

長寿番組が多いラジオ局。なかでも『午後2時5分 一寸一服』(14時05分〜14時25分)はRKKの開局(1953年)以来続く番組。「鶴屋百貨店」のサテライトスタジオから毎日生で放送しています。※店休日はRKKのスタジオから。寄せられたリクエスト曲を放送します。

『とんでるワイド大田黒浩一のきょうも元気!』

1993年にスタート。大田黒浩一さんの熊本の方言混じりのトークと日替わりアシスタントの笑顔とツッコミで熊本の朝に元気を届けている朝ワイドです。大田黒さんのお相手は(月)加納麻衣さん、(火)長船なお美さん、(水)樫山結さん、(木)水上清乃さん、(金)丸井純子だん。肥後の民話、熊日(熊本日日新聞)拾い読み、ラジオカー「ミミー号」中継など盛りだくさん。大田黒さんの温かい雰囲気が滲み出ています。熊本地震、豪雨災害などの自然災害が起きた時は「大田黒さんの番組に救われた」という人もたくさんいました。

「お笑い丼」のコーナーの「よかばい話」も大人気。“オトナの話”なので夏休みや冬休み期間中は子どもたちが聴いてはいけないとの配慮から休止されます。

今年の3月には大田黒さんが朝ワイドを初めて40年を記念した番組『元気でよかば〜い!!』を放送しました。懐かしいエピソードのほか「スペシャル寄席」や『よかばい旅ふたり』の歌の生披露も行いました。「40年間はあっという間だった」という大田黒さん。夢は熊本県内をまわって新作落語を披露することだそうです。

とんでるワイド大田黒浩一のきょうも元気!
放送局:RKKラジオ
放送日時:毎週月曜~金曜 9時00分~12時20分
出演者:(月〜金)大田黒浩一、(月)加納麻衣、(火)長船なお美、(水)樫山結、(木)水上清乃、(金)丸井純子
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※放送情報は変更となる場合があります。

『塚原まきこの福ミミらじお』

2009年にスタート。リクエストやメッセージを紹介するほか、地元の話題、映画、音楽の話など、塚原さんのアンテナに引っかかったお話がたくさん。ワンクリックアンケートも行っています。

新しいものや面白いことが大好きな塚原さん。アグレッシブで、コロナ禍の前は隙があれば全国各地に行っていました。早くから番組をユーストリームなどでネットで楽しめるようにしていたこともあり、熊本以外の常連さんが多いのも特徴。現在はYouTube Live配信を行っています。放送終了後の配信にも注目。

そのほか『続・貫一お宮のマイスイートロード』(月曜 18時30分〜19時)、『空よ!』(日曜 21時〜22時)、『にわか法律相談所』(土曜 17時50分〜18時)、『Radioマンガ研究室』(土曜 21時30分〜22時)※「まこりーぬ」として出演、『つかさの湯 presents Splash Hour』(FMK 土曜 15時〜15時25分)に出演しています。

塚原まきこの福ミミらじお
放送局:RKKラジオ
放送日時:毎週月曜~金曜 12時20分~13時40分
出演者:塚原まきこ
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※放送情報は変更となる場合があります。

『糸永・大輔 ラジオやってます』毎週土曜 9時〜11時30分

土曜の朝のバラエティーワイド。真面目な番組からバラエティ番組まで幅広く活躍する糸永有希アナウンサーと、良い声で熊本のさまざまなメディアで大活躍し、とにかく楽しい番組をやろうと企てている渡辺大輔さんがラジオでタッグを組みます。

2人のキャラクターを活かしたコーナーが光っています。ものまねが得意な大輔さんをメインに糸永アナとものまねリクエストに応える「ちょっとお邪魔の4分間! ものまねHEROESリクエスト」、過去に放送されていたラジオ、テレビ番組を大輔さんが振り返る「ラテ争論」、リスナーから届いた「どうでもいいようなメッセージ」を糸永アナが“他人事”として話す「ヒトゴト」、熊本県内や全国各地で起きた出来事を振り返るコーナー、曲の一部を逆回転で流し、その曲名と歌手名を当てる「クイズ・ムーンリバース」、「あの時この曲」のコーナーなど盛りだくさんです。

糸永・大輔 ラジオやってます
放送局:RKKラジオ
放送日時:毎週土曜 9時00分~11時25分
出演者:糸永有希、渡辺大輔
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※放送情報は変更となる場合があります。

『土曜だ!!江越だ!?』

21年目に突入した土曜の午後のご長寿番組。江越哲也さんの痛快なトーク、サタピン隊(イズミダタツヤ ※コピーライター、CMプランナーとして活躍)が届ける情報、リスナー参加企画が土曜の午後を楽しくします。クイズ、新作映画情報、夕刊情報、人吉球磨情報、お菓子に詳しくなる「お菓子面白百科 いとおかし」などなど。また、リスナーからのメッセージを読みながら名曲のリクエストにも応え、リスナーの皆さんの日常が垣間見られます。

土曜だ!!江越だ!?
放送局:RKKラジオ
放送日時:毎週土曜 12時00分~17時15分
出演者:江越哲也、サタピン隊
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※放送情報は変更となる場合があります。

そのほか、朝に知っておきたい情報をギュッと凝縮して伝える『奥田圭のさんさんラジオ』(月曜〜金曜 6時40分〜9時)、よくしゃべる個性的なパーソナリティが勢揃いの午後ワイド『ラジてん』(月曜〜金曜 14時30分〜16時40分)、世代・時代・ジャンルにとらわれず、いい曲を紹介する『いい曲プレゼンターズ』(日曜 15時〜17時)、トラック情報バラエティ『トラパラ』(土曜 18時30分〜19時)など、盛りだくさんです。

FMKエフエム熊本

個性豊かな番組が多いのはもちろん、毎月一回、熊本出身の行定勲監督とFMKエフエム熊本(以下:FMK)が組んだ番組「映画もラジオも面白いほうがいい!」を合言葉に55分のスペシャルプログラム『月刊行定勲』(金曜 20時〜20時55分)を放送しています。

『FMK パンゲア!』

熊本の昼を盛り上げるバラエティー番組。月曜は週の始まりの疲れを吹き飛ばすほど明るいトークのMEGさんと、どこかマイペースな英太郎さんのコンビ。「時事ダイアリー」ではかなり独創的な“熊次郎”さんと一緒にリスナーの出来事を紹介し、楽しく英語を学ぶ「パンゲア English Room」のコーナーもあります。

火曜はトークのラリーのテンポが良いマッキーさんと中華首藤さんのコンビ。「中華、お騒がせします」ではあるテーマに対する意見をリスナーと電話でおしゃべり。話が脱線することもありますが、そこがまた面白いです。

水曜は黒木よしひろさん。「クロペディア」のコーナーではある研究テーマに対してリスナーから“仮説”を寄せてもらいます。いわゆる大喜利で、答えに対する黒木さんのリアクションが意外とシビアなこともあり、聴いていて痛快です。黒木さんはFMKでは『宇佐美工業&潤和 presents 「黒木タクシー」』(土曜 18時30分〜18時55分)にも出演しています。

木曜は趣味がとにかく幅広い永松ケンシさんと防災士・チョコレートエキスパートの資格をもっている松田結花さんのコンビ。「竜之介先生のパンゲア!動物病院」、旬な情報を届ける「木パンch」のコーナーも。

FMK パンゲア!
放送局:FMKエフエム熊本
放送日時:毎週月曜~木曜 11時30分~14時34分
出演者:(月)MEG、英太郎、(火)マッキー、中華首藤、(水)黒木よしひろ、(木)永松ケンシ、松田結花
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※放送情報は変更となる場合があります。

『FMK RADIO BUSTERS』

平日の夕方、お疲れ気味の人が聴くと元気が出るようなトークを展開。出演は、かなぶんやさん(月曜・火曜)、スマイリー原島さん(水曜・木曜)、松本亮介さん(月曜)、伴都美子さん(火曜)、冨田浩二さん(水曜)、樫山結さん・akariさん(木曜)。

近日、ライブ配信を予定しているアーティストの情報を紹介したり(月曜)、熊本にゆかりのあるアーティストに話を聞いたり(木曜)、毎回「究極の2択」を出題し、番組としての答えを導き出すコーナー「熊本トヨペットMOM」のコーナーも。

放送部所属の高校生に電話を繋ぎ、近況を根掘り葉掘り訊く「HIGH SCHOOL BROAD CASTER」(水曜)のコーナーでは聴いていて元気が湧くような現役高校生が出演。「白岳KAORU presents 片リナクッキング」(水曜)は片山リナさんの朗らかなトークがポイントです。レシピも簡単。

FMK RADIO BUSTERS
放送局:FMKエフエム熊本
放送日時:毎週月曜~木曜 16時00分~18時55分
出演者:(月・火)かなぶんや、(月)松本亮介、(火)伴都美子(Do As Infinity)、(水・木)スマイリー原島、(水)冨田浩二、(木)akari(Shiki)
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※放送情報は変更となる場合があります。

『FMK BEAT MAX』

MASAKIさんが週末をMAXに盛り上げる『FMK BEAT MAX』。12時台にはリスナーが参加できるクイズコーナー「MAX CHALLENGE」があります。2人のリスナーを電話で繋ぎ、簡単なクイズに挑戦。先に3問正解すると豪華プレゼントがあります。さらにじゃんけんで勝つと良いことがあります。13時台は「BEAT CAFE」。アーティストを迎えたり、リスナーのリクエストにこたえる企画など週替わりで展開しています。テーマに沿った情報をリスナーに送って送ってもらう「GATE9」のコーナーも。

FMK BEAT MAX
放送局:FMKエフエム熊本
放送日時:毎週金曜 12時00分~14時34分
出演者:MASAKI
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Twitterのハッシュタグは「#beatmax」

※放送情報は変更となる場合があります。

『空飛ぶクジラ』

英太郎さん、松永壮さん、上田アニさんの“個性の塊”の3人が自由なトークをお届け。まったりとした雰囲気で“聴かせる雑談”を繰り広げます。冗談と真面目な話のバランスがちょうど良い番組。なかでもマイペースな英太郎さんが良い味を醸し出しています。

余談ですが、2020年4月には初めての生放送を行いました。3人は普段の収録放送とは異なり、かなり緊張気味。生放送中にメールが届くと「聴いている人、本当にいるんだ!」と大興奮。普段はなかなか触れ合うことのないリスナーとの生電話も盛り上がりました。

空飛ぶクジラ
放送局:FMKエフエム熊本
放送日時:毎週土曜 20時00分~20時55分
出演者:英太郎、松永壮、上田アニ
番組ホームページ

https://blog.fmk.fm/kujira/

※放送情報は変更となる場合があります。

そのほか、朝にピッタリの音楽と情報を届ける『FMK Morning Glory』(月曜〜木曜 7時30分〜10時34分)、金曜の朝、懐かしい曲も楽しめる『FMK charmy×2』(金曜 8時20分〜10時29分)、平成28年熊本地震、令和2年7月豪雨を取材したさまざまな声をラジオから届ける『FMK熊本復興応援プロジェクト~with~』(日曜 9時45分〜9時55分)などさまざま。また、RKKラジオの項で鶴屋百貨店のサテライトスタジオから放送されている番組について触れましたが、FMKでは『FMK Feel the Voice』(金曜 16時〜18時55分)を鶴屋百貨店から放送しています。

この記事を書いた人

やきそばかおる

小学5年生以来のラジオっ子。ライター・構成作家・コラムニスト。

「BRUTUS」「ケトル」などのラジオ特集の構成・インタビュー・執筆を担当するほか、radiko.jp、シナプス「I LOVE RADIO」(ビデオリサーチ社)/ J-WAVEコラム「やきそばかおるのEar!Ear!Ear!」/otoCoto「ラジオのかくし味」/水道橋博士のメルマ旬報など連載や、番組出演を通じて、ラジオ番組の楽しさを発信。

ラジコプレミアムを駆使しながら、全国のユニークな番組を紹介するツイキャス番組「ラジオ情報センター」(水曜21時〜22時)も放送。全てを合わせると、年間でのべ800本のラジオ番組を紹介している。

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甲府市でもこの夏開始「部活動の地域移行」とは

渡辺麻耶が木曜日のDJを担当するFM FUJIの番組『Bumpy』(毎週月曜~木曜、13:00~18:50)内のコーナー「CLOSE UP TODAY」(毎週木曜、17:35~)。4月18日のオンエアでは、甲府市教育委員会学校教育課の指導主事、井上透さんに、甲府市でこの夏始まる部活動の地域移行についてインタビューしました。

麻耶:早速ですが「部活動の地域移行」とは、具体的に言うと、部活動がどのように変化していくことなんでしょうか?

井上:これまで「学校部活動」として行ってきた中学生のスポーツ活動・文化芸術活動を、これからは地域の方が指導する「地域クラブ活動」として行っていくというものです。

麻耶:なぜ「部活動の地域移行」を進めることになったのでしょうか?

井上:理由は、主に2つあります。1つは、少子化の影響です。少子化により部員数が減り、学校単独でチームが成り立たず、十分な活動ができなくなったり、休部・廃部になったりする状況が出てきました。現に、数年前から、野球やサッカー・バレーボールなどいくつかの種目において、複数の学校による「合同チーム」で大会参加している状況が増えてきています。

もう1つは、教育問題の複雑化・多様化の影響です。教育問題の複雑化・多様化に伴い、これまで行われてきた指導体制を継続することが、教員にとって大きな負担になっている状況があります。競技経験等もない先生が顧問を務める場合、その負担はさらに大きくなるものと考えられます。

こうした背景から部活動の存続が厳しくなってきたため、国がガイドラインを示し、全国的な動きとして「部活動の地域移行」を進めるに至った、ということです。

麻耶:大会などはどのような枠組みで出場することになるのですか?

井上:国で令和5年度から7年度までの3年間を「改革推進期間」と位置付けています。それに基づいて、甲府市としては令和6・7年度については、一部の種目でこの事業に取り組んでいくことになっているのですが、令和7年度まではこれまで通り、学校単位や合同チームで大会参加する予定でいます。

麻耶:今年度は一部の種目で実施するということですが、その内容を教えてください。

井上:8月から、バスケットボール・バレーボール・剣道の3種目で活動に取り組みます。市内の国公立中学校12校を、3校ずつ4つのブロックに分けて、ブロックごとに月2回程度合同での練習を行う予定です。

麻耶:来年度以降の予定について教えてください。

井上:今年度は3種目ですが、来年度はさらに2種目程度加えることを考えています。令和8年度には、現在休日に活動を行っていて、市内の学校に設置されている種目すべてで、地域移行を行う予定です。いずれは、月2回の活動をさらに増やして、休日の活動を「地域クラブ活動」として行うようにできないか検討しているところです。それを実現させるには、まだまだたくさんのハードルがあるのですが、これまで学校部活動が担ってきたスポーツ活動・文化芸術活動の振興・発展を、いよいよ地域や国全体で考えていかなければならない時期に来ていると考えています。私も元々中学校教員の一人ですが、長らくスポーツに携わってきた者として、中学生たちが末長く関われるスポーツ活動・文化芸術活動の機会の構築に注力していきたいと考えています。ぜひ地域の方々にも、ご理解・ご協力いただきたいと思います。

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