入手困難な過去の名盤を復刻、タワレコの限定企画を特集!

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「今、そしてこれから」を映す音楽を、ダイレクトに楽しむラジオ番組『78 musi-curate』。

毎週火曜深夜3時からは、タワーレコードが多種多様な切り口でお届けする約1時間。 “NO MUSIC, NO LIFE.“をミッションに展開する総合音楽CDショップチェーン であり音楽カルチャー全体への影響も強く、多くのアーティスト、音楽ファンから 支持され続けるプラットホームです。

1月31日(火)は、今では入手困難となっている作品をCDパッケージとして復刻、タワーレコード限定で発売する企画「TOWER RECORDS Masterpieces Revival Seriesポップパンク編」をお届けします。
 

78musi-curate
放送局:BAYFM78
放送日時:毎週火曜 27時00分~28時00分
番組ホームページ

※該当回の聴取期間は終了しました。

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「まずはDJ自身が、番組を楽しむこと」友近が考える、ラジオの流儀

「ラジオは最もやりたかった仕事」そう語る友近の「シン・ラジオ」は、とにかく自由だ。
曲を流している間にもトークを挟み、延々と即興コントを繰り広げる――。
ラジオの当たり前をあっさりと覆す友近に、番組に抱く思いを聞いた。

“友近スタイル”誕生の経緯

――番組がスタートして、そろそろ1年になります。

友近 ラジオはいちばんやりたい仕事だったので、今はただひたすら楽しいです。ラジオは今、思っていることをそのまま発信できるところが好きで、うそがつけない、つきたくない、素の部分を聴いていただくことができるツールですよね!それに、たくさんの出演者がいる番組や短時間の番組だと、自分を出し切ることができないもどかしさがある中、「シン・ラジオ」にはたっぷり放送時間がある。これなら存分に話すことができるし、リスナーの反応がタイムリーかつダイレクトに伝わるところも、ラジオのおもしろさだと思っています。

――いちばん印象に残っている放送回は?

友近 オリジナル曲を流すはずだったのに、全曲アレンジバージョンをかけてしまったとき。びっくりしましたよ。リスナーが生放送ならではのトラブルをおもしろがってくれたのでよかったですけど、これは事故ですね(笑)。

――放送に臨む際のルーティンや、意識していることは?

友近 特にないんですよ。話していくうちに、トークが自然と数珠のようにつながっていくのが好きですね。シン・ラジオはルールのない番組ですが、リスナーを置き去りにするようなことだけはしたくなくて。メールは極力たくさん読みたいし、全文を読むことができないときは、せめてラジオネームだけでも読みたい。あとは聴いていて不快な思いはさせたくないと、常々思っています。

――曲をかけながら友近さんが喋り、ときには一緒に歌うこともある、「シン・ラジオ」金曜日ならではのスタイルは、どういうきっかけで生まれたんですか?

友近 普段、おうちでテレビを観たり、ラジオを聴いたりしているとき、好きな曲が流れてきたら、自然と歌ってしまったり、「この歌詞ええな~」って思うこと、ありませんか?この、家でくつろいでいるときならではの感じを、番組でも再現してみたかったんです。だから、この歌のここで喋ろうと事前に決めているのではなく、ついつい喋ってしまうという感覚の方が近いです。もちろん、サビのところとか、ちゃんと聴いてほしいところは喋らないように心がけてはいるんですが、実際には喋ってしまうことも多いですね(笑)。
 あと、私は放送中のあらゆる瞬間、番組と向き合っていたいという思いが強くて。曲を流している間、裏でスタッフとお喋りしている、みたいなことがあまり好きじゃないんです。

――ラジオの当たり前を覆すこの試み、リスナーの反応は?

友近 最初は「斬新!」という声が多かったです。アンガールズの山根良顕さんやパンサーの向井慧くんのようなラジオDJ仲間からも「あのやり方はおもしい」と言ってもらったり、関西の大御所DJ三代澤康司さんにも友近ラジオ風に曲の最中喋ろかなとか(笑)。ありがたいですね。ここでこれ言いたい!と思ったときに喋るのが一番!ただ、新曲キャンペーンで来られたアーティストの方の曲を流している最中に、歌ったり喋らないようにしています(笑)。


「シン・ラジオ」では素でいられる
 

――金曜日は中川家の礼二さん、ロバートの秋山竜次さん、マツコ・デラックスさん、ハリセンボンの近藤春菜さんといった、友近さんと親交のあるゲストが多数出演することも、特徴となっています。

友近 私はリスナーに、ゲストのあまり知られていない魅力を伝えたいと常日頃から思っていて、そのため、喫茶店で喋るときのようなトーンでゲストに話しかけたり、「え?もう番組始まっているの?」って思われるくらい、自然な流れで会話をすることを意識しています。構えるとやっぱり素って出しにくいですからね。
 以前、番組に出てくれた北原ミレイさんに「ここでは素でいられる」って言われたことがあります。こういう風に思ってもらえたことが、とても嬉しかったです。また、ゲストにはこの番組特有のゆるさと自由さを満喫してもらいたいと思っています。マツコちゃんなんてまだまだ喋り足りなさそうで、帰り際に「定期的に呼んで」と言ってくれました。
 ちなみに、コント上手な礼二さんと秋山さんは、器用で達者でタイプが似てるなと思う方も多いと思うのですが、舞台などで共演していると実は少し違うんです。礼二さんは、ご自身のやりたいことをやりつつも、目の前のお客さんを笑わせるためにどうしたらいいか考えるタイプで、秋山さんは世界観が自分の中で作られていて、乱暴な言い方すると受けようが滑ろうがお構いなしに(笑)自分がおもしろいと思ったことをやり続けるタイプなんですよね。私もお2人とやらせてもらうときは、即興でネタを作りつつ、お客さんの反応を見つつも、好きなことをやり通すって感じでやらせてもらってます!ラジオやっていてもアドリブで即興でやりつつ、リスナーの反応みつつでも好きなことやり通す!舞台と似てますね!      

――一方、後輩芸人であるパンサーの向井さんが出演したときは、真剣なラジオ談義になりました。

友近 向井くんはもはやラジオ界の顔と言っても過言ではないのに、ずいぶん悩んでいる様子でしたね。けど、実はDJって彼のように悩んでしまう方が多くて。私は、ラジオはDJが発信したことに対して共感してくれる人が聴くものだと思っているので、賛否を気にし過ぎてはいけないと思っています。放送エリアやリスナーの年齢層についても同様です。そして何よりも重要だと思うのが、まずはDJ自身がラジオを楽しむこと。それはきっと、リスナーにも伝わると思うから。

――今後、番組に来てもらいたいと考えている方は?

友近 中井貴一さんです。落語家のように間をとる貴一さんの話し方、上手な話の組み立て方に、その声の小気味よさを、リスナーにじっくり味わってもらいたい。本当に凄いですから。川中美幸さん、MBSラジオの福島暢啓アナウンサーにも来てもらいたいです。2人ともおもしろくて、延々とくだらない話ができます。このように、意外と知られていないゲストのおもしろい一面を、この番組でたくさん紹介していきたいです。

――友近さんが推奨する、金曜日の楽しみ方は?

友近 楽に聴いてください。構えられても困ってしまうし、そういう番組にはしたくないので。また、奇をてらったコーナーをやるつもりはなくて、思わずメールを送りたくなるような、たわいもないトークを中心にこれからもやっていきます。番組に参加しながら、楽しんでもらいたいですね。



Text:Takahiro Shibayama

Photo:Kei Katagiri(Lingua Franca)


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