<槇原敬之>FM COCOLO『槇原敬之・Sweet Inspiration』1周年記念のゲストにハナレグミ 永積崇が登場!

槇原敬之がDJを勤める大阪のラジオ局 FM COCOLOの『槇原敬之・Sweet Inspiration』がこの10月に1周年を迎えた。
その1周年記念のゲストに登場するのはNew Album「GOOD DAY」をリリースした ハナレグミ・永積 崇。

2人は2008年、槇原敬之が作詞・作曲・アレンジを担当したラジオ局(FM802)のキャンペーンソングで共演。
2023年には、くるり主催の京都音楽博覧会で再会。
今回はそんな2人がじっくり対談する形で番組のゲストコーナーが収録された。

2人の対談は45分!極力ノーカットでラジオ放送

永積 崇を「日本の宝」と絶賛する槇原は、その声の「ケアーの仕方」について話を深掘りした。
「いつでも声が出やすくなるように、体幹を整えることを意識している」という永積。
一方、槇原は、「自分の声を守るためにライブでのモニター環境にこだわっている」と語った。

また、「言葉と声の関係」に話が及ぶとNew Album「GOOD DAY」の制作で、永積が歌詞を一緒に構築した詩人「御徒町凧」との制作秘話を語った。
槇原は、食い入るように話を聞き、思わず「いいなぁ」と感想を漏らした。

さらに、永積は、アルバムを作る過程で「コロナ禍」が大きく影響し、改めて音楽の「有難さ」を感じたという。

2人の対談は45分に及び、極力ノーカットでラジオではその模様が放送される。
シンガーソングライターとして言葉と向き合う苦悩と楽しさ、そして素晴らしさを感じる対談となった。

放送は、10月5日(土)19:00-20:00
FM COCOLO『槇原敬之・Sweet Inspiration』

https://radiko.jp/share/?sid=CCL&t=20241005190000

《槇原敬之ツアー情報》

デビュー35周年イヤー企画第1弾「マキハラボ」開催決定!

11月25日(月):東京都 東京文化会館 大ホール
11月27日(水):京都府 ロームシアター京都 メインホール
11月28日(木):京都府 ロームシアター京都 メインホール
12月16日(月):東京都 東京文化会館 大ホール
12月23日(月):兵庫県 神戸国際会館 こくさいホール
12月24日(火):兵庫県 神戸国際会館 こくさいホール
12月26日(木):大阪府 フェスティバルホール

<槇原敬之オフィシャルサイト>
https://makiharanoriyuki.com/

《ハナレグミ リリース情報》

Newアルバム「GOOD DAY」
発売日:2024年9月25日(水)
タイトル:「GOOD DAY」(読み:グッデイ)
価格:初回限定盤 ¥6,600 / 通常盤 ¥2,970
商品番号:初回限定盤 VIZL-2356 (VICL-65999+VIBY-1829) / 通常盤 VICL-65999
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Linkall/VIZL-2356.html
https://www.jvcmusic.co.jp/-/Linkall/VICL-65999.html

【「GOOD DAY」Streaming / DL】
https://jvcmusic.lnk.to/hanaregumi_goodday

【収録内容】
01.Wide Eyed(Introduction)
02.ビッグスマイルズ
03.雨上がりのGood Day(feat. iri)
04.Blue Daisy
05.チキンカチャトラ
06.MY夢中
07.どこでもとわ
08.Wide Eyed World
【Bonus】
09.会いにいこう

【DVD収録曲】
「Faraway so close」(2023年10月1日 日比谷野外大音楽堂)

01.マドベーゼ
02.あいまいにあまい愛のまにまに
03.夢の中
04.⾳タイム
05.家族の⾵景
06.発光帯
07.光と影

「THE MOMENT 2024」(2024年3月27日 LINE CUBE SHIBUYA)
08.ブルーベリーガム
09.追憶のライラック
10.眠りの森
11.Peace Tree
12.独自のLIFE
13.ホームにて
14.エイリアンズ
15.嘲笑
16.深呼吸
17.ハンキーパンキー
18.サヨナラCOLOR

《ツアー情報》

「TOUR GOOD DAY」
■10/26(土) Zepp Namba OPEN17:15 / START18:00
2階席SOLD OUT
チケット一般発売中!残り僅か

「ホールでGOOD DAY」
■12/27(金) 神戸国際会館こくさいホール OPEN18:00 / START19:00
オフィシャルHP先行  (先行受付期間)10/1(火)12:00 ~ 10/14(月・祝)23:59

<ハナレグミ オフィシャルサイト>
https://www.hanaregumi.jp/

槇原敬之・Sweet Inspiration
放送局:FM COCOLO
放送日時:毎週土曜 19時00分~20時00分
出演者:槇原敬之/ゲスト:ハナレグミ
番組ホームページ
公式X

アーティスト槇原敬之がDJを務める、リスナーの創造力を音楽と言葉で刺激する1時間!「槇原敬之」が刺激的だと感じる「音楽」「人」「モノ」「現象」をリスナーと共有しながら、日々の暮らしを共に豊かにしていく番組。 槇原敬之だからこそキャッチできる感覚で、何気ないことや当たり前だと感じていることの中にある「大切な何か」を見つけていく。

出演番組をラジコで聴く

※該当回の聴取期間は終了しました。

みかんに魅せられた大学生、異郷の地で大挑戦「多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

暦の上では春になっても、まだまだ「こたつ」が恋しい時期です。こたつに入ると食べたくなるのが、やっぱり「みかん」。

ただ、どんな方がみかんを作っているのか、あまり知らない方も多いと思います。今回は、果物好きが高じてみかん農家になった、北国出身の若い男性のお話です。

赤山大吾さん

それぞれの朝は、それぞれの物語を連れてやってきます。

昔、東京と沼津の間を結ぶ電車を「湘南電車」と呼んでいた時代がありました。車両のオレンジと緑のカラーは「湘南色」、俗にみかん色とも云われてきました。今はだいぶ本数も減りましたが、東京駅のホームに、「沼津」と行先が表示されると、何となく、潮の香りと柑橘系の爽やかな香りが漂ってくるような気分になります。

その静岡県沼津市・西浦地区は、駿河湾の最も奥まった所にあって、海越しの富士山を望むことが出来る、風光明媚なみかんの産地として知られています。看板品種は、寿という字に太郎と書いて、「寿太郎」。この「寿太郎」を、今シーズン初めて作り上げて、出荷した男性がいます。

赤山大吾さんは、2000年生まれの24歳。赤山さんは、北海道・札幌のご出身で、小さい頃から果物が大好きでした。土地柄、みかんはあまり出回らないため、りんごを2個、まるかじりするのが日課。残すのは、わずかに芯の部分だけでした。

赤山さんは新潟の大学に進学しましたが、コロナ禍のために授業はリモートが中心。学ぶ内容も想像していたものと違って、あまり納得がいきませんでした。悶々とした日々を送る中で、赤山さんはたまたま近所のスーパーで「沼津・西浦みかん 寿太郎」と、ラベルが貼られた袋を手に取ります。

『寿太郎? 沼津ってドコ?』

赤山さんは、そう不思議に思いながら、家に帰って、さっそく皮をむいて、みかんの小さな袋を一つ、口のなかに入れると、いままでにない食感に感激しました。

『甘い! でも、甘いだけじゃない、甘みと酸味のバランスが絶妙だ!』

赤山さんは、「寿太郎」を食べて、食べて、食べまくりました。そのおいしさに満たされるうちに、自分でもみかんを作りたい気持ちが芽生えます。

沼津市西浦地区のみかん山(画像提供:JAふじ伊豆)

赤山さんは、居ても立ってもいられずに、寿太郎を出荷している沼津のJAに、直接電話をかけました。

「あの……、みかん作りに興味があるんです。教えてもらうことは出来ますか?」

2022年2月、赤山さんは大学を休学して、沼津にみかん作りの研修にやって来ました。地元の農家の皆さんも、北海道出身の赤山さんの挑戦に驚いたといいます。

その初顔合わせ、農家の皆さんは赤山さんの手を見るなり、思わず目を見張りました。

『おお、彼は本物だ! これだけみかんが好きなら、きっとやってくれる!』

そう、赤山さんの手は、みかんをいっぱい食べた、あの黄色い手になっていたんです。赤山さんは、西浦地区でもとくにおいしいみかんを作ると定評のある、御年80歳の大ベテランの農家の方に付いて、みかん作りを学び始めました。

「いいか、農家というものは、人に言われてじゃなくて、自分から動かないとやれないぞ」

「みかんは手間をかければかけるほど、ちゃんと応えてくれる。手間を惜しむな」

赤山さんは、師匠がかけてくれる言葉を一つ一つ噛みしめながら、その背中を追いかけていきます。厳しい言葉の後には、夕飯のおかずをおすそ分けしてくれたり、地元の皆さんの人柄の温かさも、故郷を離れた赤山さんには大きな励みになりました。

赤山大吾さん

籍を置いていた大学にも退学届を出して、退路を断った赤山さんは、2年間の修業を経て、2024年1月、晴れて独立を果たします。高齢でみかん作りが難しくなった方のみかん山・およそ1.5ヘクタールを借り受けて、自分の力が試される時がやって来ました。

いざ作り始めてみると、農家はみかんを作っていればいいわけではなく、事務手続きや生産計画作り、害虫や猛暑対策、アルバイトの雇用などを、全部1人でこなします。

それでも去年は概ね天候に恵まれ、周りの皆さんのサポートにも支えられながら、およそ1万キロの「寿太郎」が無事に実って、収穫することが出来ました。その出来栄えに、赤山さんも手ごたえは十分! 早速、地元の方に食べてもらうと、「おいしい!」と、味に太鼓判を押してくれました。

自分で収穫したみかんが出荷されていく様子を見て、赤山さんは胸が高鳴りました。

『自分で作ったみかんが誰かの手に渡っていく。ようやく自分で稼ぐことが出来たんだ!』

でも、赤山さんに収穫の喜びに浸っている暇はありません。まだ、みかんの管理に甘い点があったこと。そして、この冬は、越冬しているカメムシが多いため、今年は天敵への抜かりない対策が求められそうなことなど、しっかり気を引き締めています。

「もっとおいしいと言ってもらいたい! 多くの人においしいみかんを食べてほしい!」

その思いを胸に、赤山さんは2年目のみかん山に登ります。

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