ジビエがSDGsの課題解決につながるのはどうして?

渡辺麻耶が木曜日のDJを担当するFM FUJIの番組『Bumpy』(毎週月曜~木曜、13:00~18:50)で新コーナー「やまなしジビトーク」(木曜、16:35~)がスタート。FM FUJIでは「みんなの2030 つくるみらい・つなぐみらい」の取り組みの一環として、山梨でジビエにかかわるみなさんとともに、魅力的なジビエの商品開発をスタートさせることになりました。この新コーナーでは商品開発を進めるとともに、ジビエに詳しい方にいろいろなお話を伺っていきます。10月7日のオンエアには山梨県農政部畜産課の金高弘志課長補佐が電話出演。山梨県がジビエを推進する理由を紹介しました。

麻耶:山梨県ではどうしてそのジビエの生産や消費を拡大しようとしているんでしょうか? 

金高:野生鳥獣による農林業への被害っていうのがある中で、被害防止や個体数調整のために山梨県内でも野生鳥獣を捕獲しています。で、特に山梨県では捕獲等数の多いニホンジカについてなんですが、命を無駄にせずに貴重な天然資源として捉えて活用を推進しているところです。「ワイン県山梨」としてワインによく合うジビエを、新たな食文化としてジビエ料理や加工品などの素材に有効活用することで地域資源の好循環の実現、SDGsにも合致する取り組みとして、県としては推進しているところです。 

麻耶:なるほど。ジビエをいただくことが良い循環にもつながるんですね。先ほど鳥獣被害の話も出ましたが、例えば具体的には現状どのような鳥獣被害が出ているんでしょうか? 

金高:そうですね。鳥獣被害としては山梨県は果樹も多いということもありまして金高:そうですね。鳥獣被害としては山梨県は果樹も多いということもありまして果樹とか野菜などを食い荒らしてしまいまして、商品として出荷できなくなったりということと、あと林業の方においても木々の皮を食べてしまいまして、枯らしてしまうなどの被害が出ています。捕獲によって被害額の方は減少傾向にあるんですけれども、令和2年度でもシカによる農林業被害だけで約1億4000万円と農林業に与える被害はとても大きなものになっております。

麻耶:1億円を超えてるんですね!そう考えると、大きな被害ですもんね。

ジビエの生産はどのようなことが求められるの?

麻耶:ジビエを生産するためには、どんなスキルを持った方や、どんな設備であったり、仕組みが必要なんでしょうか? 

金高:捕獲した野生鳥獣をジビエとして食肉利用する為には衛生的な取り扱いを行う事が大切なことになります。そのため、解体処理は食品衛生法での食肉処理業の許可を得た施設で行うことになっています。時間が経つと傷みが進んで食肉に適さない肉になってしまうというところから、施設に捕獲した個体をできるだけ早く搬入することも大切になっています。また、施設においてジビエを生産する方、この方々は食肉処理する段階で一頭一頭病気がないかとか、異常がみられないか確認する、そういったスキルが必要になってきます。 

麻耶:スピード感だったりとか、肉処理の仕方で美味しさも変わるって言いますもんね。ヨーロッパでも、すごくジビエって愛されていて、いろんな意味で「贅沢」っていう表現をされるんですけど、その理由が分かる気がしますね。 

金高:さらに山梨県ではジビエを消費者や飲食店、食品業界の方に安心して活用していただくために、平成29年に鹿肉の安全安心を担保する山梨県独自の認証制度を創設しています。この認証制度では、より安全で高品質なジビエを供給する仕組みとなっていまして、定期的な微生物検査や放射性物質検査、そして野生動物ということで狩猟の流れ弾とかが当たっている可能性もあるので、そういったものが混入していないか、金属探知機による検査を行うこととしています。 

麻耶:厳しいチェックがあるからこそ美味しく安全に山梨県内のジビエがいただけるんですね。そんな県内のジビエなんですが、生産体制はどれくらいできてるんでしょうか? 

金高:今お話しした県でやっている認証制度、「やまなしジビエ認証」というんですが、こちらの認証を受けている施設は5カ所あります。これらでは年間最大で約1000頭の処理を行っています。 

麻耶:ジビエの生産や消費の促進のために県としては、どのようなことを行っているんですか? 

金高:県ではジビエ処理を行う施設の整備についても支援をしたり、生産拡大するとともに、これまでジビエの取扱店に参加してもらったジビエフェアやジビエの料理コンテストを開催するなどして消費拡大にも取り組んできました。 

麻耶:いろんなジビエ料理が、今アイディアとして生まれているわけですね。 ジビエの生産や消費の拡大に関して、県民の皆さん・県外の方にどんな事を呼びかけたいですか? 

金高:県では「美味しく楽しく、ワインによく合う」ということをコンセプトにジビエの生産消費拡大に取り組んでいます。ジビエは美味しいだけでなく被害防止や個体数調整の為に捕獲した命を無駄にせずに活用するというSDGsに合致した取り組みでもありますので、県内にもジビエを取り扱う飲食店が数多くありますので、ぜひ一度お試しいただいてリピーターになっていただけたらと思っております。 

麻耶:ワインも、そしてジビエもさらに山梨の魅力になっていってくれたらうれしいですよね。 

Bumpy
放送局:FM FUJI
放送日時:毎週月曜~木曜 13時00分~18時50分
出演者:鈴木ダイ(月)、上野智子(火)、石井てる美(水)、渡辺麻耶(木)
番組ホームページ
公式Twitter

Twitterハッシュタグは「#ダイピー」(月)、「#ばんぴーのとも」(火)、「#てるぴー」(水)、「#ばんまや」(木)

出演番組をラジコで聴く

※該当回の聴取期間は終了しました。

七海ひろき「晴々しい気持ちになるような作品」ニューアルバム『DAYLIGHT』に込めた想い!

声優の安元洋貴と白石晴香がパーソナリティ!週替わりで登場するゲストとのトーク!
リスナーのみなさんからのリクエストを中心に集計したアニメ、ゲーム、声優、特撮に関するナンバーのオリジナルチャートを発表していく1時間のミュージックプログラム、
「A&Gメディアステーション FUN MORE TUNE」!
9月30日のゲストは七海ひろきさん!
ニューアルバム『DAYLIGHT』について伺いました。

およそ3年ぶりのリリースとなるアルバム『DAYLIGHT』。タイトルにはどんな想いを込めているんでしょうか?「ふさぎ込んだり、ちょっと暗い気持ちになる人が多かった時期があったと思うんですけど、より明るい方向に進んでいる今、みんなで夜明けを迎えたいという気持ちで『DAYLIGHT』と付けました」

どんな作品にしたいと思って作ったかというと「1曲目の『Giovanni』という曲は銀河鉄道の夜をモチーフにして作詞をさせてもらったんですけど、そこからだんだん明るい方に行って、ロックテイストの曲も増えていって。ノリノリな感じでいけるところからブレイクの曲があったりして、その後また、より明るい方に進んでいく。1曲目から10曲目まで、夜ちょっと暗いところから明るくなっていくみたいなアルバムにしたいなと思って、曲順も考えながら作りました」

1曲目の『Giovanni』はMVも制作しています。「モノクロのシーンからカラーになるイメージで作っていきたいなと思ったんです。ジョバンニがカンパネルラのことを思いながら歌っているみたいにしたかったんです。撮影中は超暑かったんですよ。カットがかかった瞬間、“暑いです!”って感じで全部脱いで、小さなエアコンみたいな箱にあたって涼みました。扇風機と友達でしたね」

ファーストアルバムでは全曲作詞されていた七海さんに、歌詞を書くことへの想いを聞いてみました。「私、喋ると言葉が出てこないことがいっぱいあるんですよ。歌詞はいろいろ考えながら書けるじゃないですか。歌詞書いている時は割と楽しいです。でも夜中のいい時間に追い込まれながら書いてると、書いては消し書いては消し…翌日起きて歌詞を見ると、ちょっと恥ずかしいかもってなるんですね。『DAYLIGHT』の歌詞は、序盤は割とスルスルと出てきたんですけど、生みの苦しみがあって、もうできないんじゃないかと思うような曲もありました」

レコーディングで歌う時、七海さんが大切にしているのはどんなことでしょうか?「最近まで“アーティスト七海ひろき”として歌おうと思っていたんですけど、芝居が好きだからこそ没入感を持って、曲もイメージの中で歌うほうがいいんじゃないかと思って。そして出来るだけはみ出そうと思っています。音程とかリズム感とか、キレイな方に進んでいっちゃうんですけど、面白くないんですよね。芝居もそうだと思うんだけど、はみ出した方が面白いものが生まれたりするんじゃないかって。だからレコーディングの時も収まってくんじゃなくて、どんどんはみ出していく精神、スタンスを取るようになりました」

家族会議を経て芸名を決められた七海ひろきさん。ニューアルバム『DAYLIGHT』は七海ひろきさんにとってどんな作品になったのでしょうか?「名前の通り『DAYLIGHT』、夜明け、そして本当に晴々しい気持ちになるようなアルバムになっていると思います。みなさんぜひたくさん聞いてください」

Facebook

ページトップへ