DEAN FUJIOKA「匠の技です」 日本の様式美を感じた曲は…

J-WAVEで放送中の番組『SEIKO SOUND STORAGE』。当番組は、ミュージシャンやスポーツ選手など、各界で活躍するゲストがマンスリーで自らの音楽遍歴を語ります。2月はDEAN FUJIOKAさんが登場。2月22日(金)のオンエアでは、刺激を受けたアーティストや興味があるものなど、プライベートを語りました。


■「人狼ゲーム」にハマる!

DEANさんのマイブームは「人狼ゲーム」。プレイヤーは村人と人狼に分かれ、村人に化けた人狼を見つけ出すというテーブルトークRPGです。もとはロシアのゲームで、市民の中に隠れたマフィアを見つけ出すというゲームが発祥です。

DEAN:面白いところは、知らない人同士で「初めまして」から始まり、ゲームを2、3回したら、だいたい相手のことがわかるというところ。一期一会とは言いませんが、そのときに縁があった方とホテルのラウンジやBARでゲームすると、 仕事では知りえないようなパーソナルな部分を知ることができます。人数が多いと「人狼ゲームをしようよ」となるくらい。マネージャーの現場バッグに人狼ゲームが入っています。

そして、人数が集まらない場合は「麻雀」を楽しむというDEANさん。香港と日本、どちらの麻雀スタイルがお好みなのでしょう?

DEAN:僕は香港スタイルの麻雀牌が大きいほうが好きで、ドラがないパターン。日本だと牌が小さくて、ドラがあってリーチができるんですけど、中華圏だとドラの代わりに花牌があったり、リーチができなかったりします。

香港では「麻雀はライフスタイルの一部。麻雀ハウスには、ごはんが食べられるセットがあって、ごはんを食べて麻雀もするという感じ」とDEANさんは話します。

DEAN:麻雀は、自分の運を試す感じがあります。香港の人たちは自分の運に対して正直で、ズルをしない。シビアです。負けは負けで受け止めるし、勝ちは勝ちで自分の運がきているという。“人生ギャンブラー”みたいで、粋なんですよね。そんなところも魅力です。

また、最近ワクワクしたエピソードとして、「香港で初めて麻雀で勝った」と明かします。

DEAN:たまたま全体を通して最終的に勝てたんです。香港の友だちが夜遅くに時間を作って会いに来てくれて。楽しい時間を過ごせたので、「ありがとう」という気持ちを込めて「支払いは僕がする」と言ったんですが、運について真面目な人たちなので、「負けは負けだから、その分は払わせてほしい」みたいなことを言っていて、広東人のかっこよさを感じました。


■リラックスしたいときは…

また、移動時間が多いDEANさんは、飛行機や車の中で、よく音楽を聴くと言います。

DEAN:ランダムにプレイリストがかかっていると、「この曲いいな」みたいな感じで調べたりします。とにかく移動が多いので、ずっと音楽が流れています。リラックスしたいときには、ドローンミュージックかな。無音っていう音楽もありますよね。無音の中で音楽の存在を感じるっていう。

また、最近はアジア発のメディアプラットフォーム「88rising」がおもしろいとDEANさん。「DPR LIVEとか、すごくかっこいい」と、K-POPからも刺激を受けていると明かしました。そして、日本のアーティストでDEANさんがよく聴くのは、DEEP『Turn Back Time』です。

DEAN:この曲は本当にすごい。匠の技って感じです。トラック、全体像、構成、歌詞が匠の世界ですね。職人技というか、日本の様式美を感じます。こういう作品が増えていくと、日本の独自性がインターナショナルなステージでも際立つんじゃないかと思わされた作品です。

【radikoで聴く】DEEP『Turn Back Time』

DEANさん初のアジアツアー「DEAN FUJIOKA 1st Asia Tour 2019 “Born To Make History”」がスタートしました。ニューアルバム『History In The Making』とあわせてチェックしてみてください。

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【番組情報】
番組名:『SEIKO SOUND STORAGE』
放送日時:毎週金曜 24時−24時30分
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/soundstorage/

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大橋トリオがホームシアターで観ているものは?「無駄に大迫力で、大音量で」

J-WAVEで放送中の番組『RADIO DONUTS』(ナビゲーター:渡辺 祐・山田玲奈)のワンコーナー「VOLVO DESIGN YOUR LIFE」。2月23日(土)のオンエアでは、大橋トリオさんを迎えて、子どもの頃に影響を受けた音楽や、新しいアルバムについて訊きました。


■家族から影響を受けて…

大橋さんは1978年、男3人きょうだいの次男として生まれました。子ども時代について伺うと……。

大橋:自分中心的なことが多かったかな。
山田:3人きょうだいの真ん中って、ヤンチャな子が多いというイメージがありますが、どうでした?
大橋:うちは兄がクレバーなヤンチャで、弟は単なるヤンチャで、真ん中はしょうもないです。
山田:クラスのひょうきん者っていうタイプですか?
大橋:そうでもないんですよ。だからしょうもないんだけど、そのわりに目立ちたがり屋でした。小学校高学年ぐらいって、だいたい暗黒期じゃないですか。僕はその期間が長かったんです。
渡辺:僕はなんとなくわかります。いろいろなことがスベってるんですよね。自分ではイケてると思ってるポイントが、全部スベってる。

そんな日々の中で、音楽がひとつの楽しみだったそう。

渡辺:ピアノの練習が嫌とか、なかったんですか?
大橋:練習はしませんでした。純粋に音を出してることが楽しいだけで、レッスンはしていたけど、練習は一夜漬けみたいにレッスンがある日に慌ててしていました。
渡辺:お兄さんがいると、音楽的な影響を受けたんじゃないですか?
大橋:兄が高校のときぐらいに洋楽ロックを聴き始めて、それを自分も吸収して、勝手にCDを借りてたんですけど、めちゃめちゃ怒るんですよ。減るものでもないのに。

大橋さんが当時聴いていた音楽を訊くと、MR. BIG、エリック・クラプトン、Extremeなどが挙がりました。バンドを組んでカバー曲も演奏していたとか。さらに、思い出の1曲としてa-ha『Take On Me』を挙げます。

大橋:父親の影響が大きくて、父親がわりと大きないい音でレコードを聴いていたんです。僕が父親の膝の上に座って聴いていると、ノッている父親のグルーヴとかが体に伝わってくるんです。そこで今のグルーヴ感が培われてるんじゃないかと思います。a-ha『Take On Me』はアナログで聴くと、めっちゃかっこいいと思います。


■ホームシアターで観ているもの

最近プロジェクターとスクリーンを購入し、ホームシアターを構築したという大橋さん。どんな映像を観ているのでしょうか。

大橋:『ウォーキング・デッド』を、無駄に大迫力で、大音量で観たりしています。専用メガネをかければ3Dでも観られるんです。このあいだ、家に遊びに来たドラムの神谷洵平くんが『ゴーストバスターズ』を観ていました。最初のあたりで衝撃的な映像が出てくるんですけど、神谷くんの驚き方が面白くて、これから家に来る人全員に観せようと思っています。

映画のほか、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのライブ映像も観たそう。

大橋:すごかったですよ。これはかっこいい。ステージングとかも圧巻で、エンターテインメントだなと思いました。


■タイトルはダサかっこよく

大橋さんは、2月13日にアルバム『THUNDERBIRD』をリリースしたばかり。今作のテーマは「アナログ」だそうで……。

大橋:音はもちろん、グルーヴ感とかアレンジとか、時代のものは独特。それ以上に思うのは、1曲ずつ、よりいい音で大事に聴くスタイルが素晴らしいと思って。スマホですぐ聴けるのも便利でいいんだけど、そうじゃない楽しみや良さがアナログにはあったはずなんです。自分も、1曲ごとに大事に聴いてもらえるものを作らなければと思いました。
渡辺:“美しい”というより“綺麗”なアルバムだなと思います。『THUNDERBIRD』のタイトルの由来は?
大橋:テーマがアナログなので、アナログっぽい言葉ってなんだろうと思ったときに、いろいろな案を出してもらって、そのなかに『THUNDERBIRD』があったんです。ダサかっこいいなと思って、「絶対これだ」と思いました。
渡辺:メジャーデビューミニアルバムが『A BIRD』だったから、戻ってきたのかと思ってました。
大橋:それだったらグレードアップしてますね。思いつくのは特急の「サンダーバード」とか、人形劇の『サンダーバード』とかですね。ただ、この10年で時代が巡ったなって思いますね。10年前だったら、このタイトルはアウトだったと思うし、タイトルトラックの雰囲気も違ったと思います。今、いろいろと巡ったなかで、やっとできるようになった曲たちです。
渡辺:なるほど。
大橋:古い音がまた聴かれるようになってきたじゃないですか。そういうのがまた巡って、a-ha『Take On Me』もそうですけど、今聴いたら、また違うかっこよさがある。このアルバムも、そういうアルバムかなと思います。

大橋さんは、4月6日(土)から全国ホールツアー「ohashiTrio HALL TOUR 2019 〜THUNDERBIRD〜」がスタートします。

大橋:アルバムのツアーですが、あえてアルバムの中で完成させないようにしています。ライブで曲が育って完成するというイメージです。そういうパターンがすごく面白い。曲って、生きてるんです。

新作アルバムとともに、全国ツアーもチェックしてみてください。

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【番組情報】
番組名:『RADIO DONUTS』
放送日時:毎週土曜 8時−12時
オフィシャルサイト:https://www.j-wave.co.jp/original/radiodonuts/

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