毎年完売の「ホテル特製おせち」に注目! お笑いコンビ・おせつときょうたが明かす“12月を乗り切る先のお楽しみ”

TOKYO FMグループの「ミュージックバード」が制作し、全国のコミュニティFMで放送中のラジオ番組「ルートインホテルズpresents おせつときょうたのラジオにチェックイン」。お笑いコンビ・漫才師の「おせつときょうた」がパーソナリティを務め、きょうたのお約束ワード「明日じゃないよ、きょうただよ!」にちなみ、その日に起きた出来事や日常を深掘りしながら、「今日」という1日を楽しむ方法をリスナーと一緒に考えていく番組です。

11月7日(土)の放送では、リスナーから届いた「おせち」と「プリンセス駅伝」に関するメッセージを取り上げました。


(左から)パーソナリティのきょうた、おせつ



◆年齢とともに変化するおせち料理の楽しみ方

「出張先で泊まったルートインホテルズの大浴場で癒やされた」というリスナーからのお便り。館内でおせちの販売を知り、年末年始に向けて予約を検討しているとのこと。「おせち」と一文字違いの「おせつ」にちなんで、「お2人がこれだけは外せない、お気に入りの具材はありますか?」という質問が寄せられました。

正月興行の寄席に出演すると、よく「おせちさん」と読み間違えられるというおせつ。「もう改名してもいいくらい」と答えるきょうたさんに、おせつも「正月期間だけは『おせち』でいいと思っています」と返し、さっそく名前ネタで笑いを誘います。

話題は、リスナーが気になっているルートインのおせち料理へ。こちらは、リピーターを中心にしっかり買い手がついて毎年完売する人気商品とのことで、創業の地である長野県上田市にちなみ「戸隠そば」がセットになっています。大晦日に年越しそばを食べ、元日におせちを楽しむ流れが1セットで完結する利便性が支持されています。

続いて、本題の「お気に入りの具材」について。きょうたは「おばあちゃん家でよく食べた栗きんとんや黒豆」を挙げました。地元・但馬の上質な豆を使っていた思い出が深く刻まれているそうです。一方のおせつは、子どもの頃は甘い味付けのおかずが苦手で、おせち自体に馴染みが薄かったものの、「伊達巻や栗きんとんは大好きだった」とのこと。さらに大人になった現在は、お酒のあてにもなる「数の子」がお気に入りになったと明かします。

トークは「年齢とともに変わるおせちの価値」へと広がります。きょうたは、単なるご馳走や縁起物という枠を超えて「季節を感じる大切な文化」として改めて価値を実感するようになったと語ります。対しておせつは、「文化としてだけでなく、シンプルに『料理としての魅力』に惹かれて頼みたくなっている」と、食への純粋な好奇心が強くなっている段階だと熱弁。

さらにおせつは、「ちょっと贅沢なおせちを注文しておけば、忙しい12月を乗り切る楽しみにもなる」と提案。きょうたも「大人になって、自分へのご褒美という意味合いが増えたのかも」と共感し、慌ただしい年末の前に“先のお楽しみ”を用意しておくことをおすすめしました。

◆ルートインホテルズ女子陸上部がプリンセス駅伝初優勝!

続いて、2026年10月18日(日)に開催された「プリンセス駅伝2026」について、リスナーからメッセージが届きました。見事に初優勝を飾ったルートインホテルズ女子陸上部へのお祝いメッセージです。リスナーからは、中盤からじわじわと順位を押し上げてトップへ躍り出た劇的な走りに「鳥肌が立ちました」と熱い興奮が寄せられ、11月22日(日)開催予定の「クイーンズ駅伝2026」への期待も綴られていました。

快挙の一報に、おせつも「これは本当にすごい!」と大興奮。きょうたも「おめでとうございます、素晴らしい走りでした!」と心からの賛辞を送ります。

トークは広がり、番組に歴代の「M-1グランプリ」「キングオブコント」「R-1グランプリ」王者たちを迎えてきた実績から、おせつは「この優勝を機に、ルートインホテルズの選手たちもゲストに来てくれるのでは?」と期待を膨らませます。ただし、現在は本番の「クイーンズ駅伝」を目前に控えた大事な時期のため「もしお呼びできるとしても、大会が落ち着いたオフシーズンですね」と話しました。

ルートインホテルズ女子陸上部は、「クイーンズ駅伝」へ9年連続10度目の出場。過去最高順位の12位を塗り替え、シード権獲得となる8位以内「クイーンズ8」入りを狙います。おせつは「皆さんも一緒に応援しましょう!」と熱く呼びかけ、次の大舞台へとエールを送りました。

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音声版「おせつときょうたの『ラジオにチェックイン』」
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<番組概要>
番組名:ルートインホテルズpresents おせつときょうたの「ラジオにチェックイン」
放送日時:毎週土曜日 12:00~12:30
パーソナリティ:おせつときょうた


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ヴァン・ヘイレン「Jump」の歌詞、実は深かった!? 村上春樹×柴田元幸が英語の仮定法を読み解く

作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「村上RADIO」。11月3日(火・祝)は、特別番組として『村上RADIO「翻訳夜話」スペシャル~音楽で仮定法を学ぶ~』をオンエア。今回は早稲田大学国際文学館の開館5周年を記念し、10月1日に小野記念講堂で開催された公開録音イベントの模様をお届けしました。

盟友である翻訳家の柴田元幸さんを迎え、進行役の坂本美雨さんとともに「音楽で仮定法を学ぶ」をテーマに白熱の翻訳談議を展開。ビーチ・ボーイズやエディット・ピアフなどの名曲に乗せて英語表現のニュアンスを紐解いたほか、方言・スラングの訳し方やAI時代における翻訳の未来、参加者からのQ&Aまで、言葉と文学の魅力が詰まった贅沢な時間となりました。

この記事では、中盤2曲について語ったパートを紹介します。


(写真左から)坂本美雨さん、村上春樹さん、柴田元幸さん



◆Van Halen「Jump」

村上)次は僕の選曲でなんとヴァン・ヘイレンのジャンプですね。好きなんですよね、僕はね。このイントロ聴くだけで胸が躍ります。

<ヴァン・ヘイレン「ジャンプ」を聴きながら>

柴田)might as wellというフレーズですね。

村上)might asって結構苦手でね。どう訳していいかその度に迷っちゃうんだけど。

柴田)might as wellまででまとめて考えた方がいいですね。「やってもいいし、やんなくてもいいんだけど、どっちかっていうとやったほうがいいんじゃない」みたいなときによく使う言い方ですよね。

村上)いろんな使い方がありますよね。僕の好きな曲でIt might as well be spring(まるで春みたいだ)という曲があって、春じゃないんだけど……。

柴田)これくらいさわやかだったら、春であってもおかしくないっていう。AかBか決めるわけじゃないんだけど、Aと考えるとなんかしっくりくるとか筋が通るとか。この曲でも別にジャンプしてもしなくてもいいんだけど、どうせならしたら?みたいなそういう感じ。

村上「あいつに金貸すぐらいならドブに捨てた方がマシだ」という例文ありますよね。“You might as well throw your money down the drain as lend it to him.”僕は『リーダーズ英和辞典』でこの例文が好きなんだけど。

柴田)might as well~as~とか、完全な形の英語にしようとすると大変なんですけど、might as wellだけでも「そうしたら!」みたいな時にwe might as well do it!だけで完結します。

村上)これもでも仮定法の一種なんですね?

柴田)もちろんそうですね。やっぱりmay as wellだとちょっと違うんですよね。

村上)may as wellとmight as wellはどう違うんですか?

柴田)might as wellは「そうするかしないか」とか、仮説を立ててそれで結論出してるような感じがする。いや、そうでもないかな……。

村上)うーん。それから、もう一つわかんないのがI've got my back against the record machine(レコード・マシーンに背中をつける)という……。

柴田)これ要するに普通だったらI've got my back against the wallと「壁」が来るのが普通なんですよね。「単に壁に背中をピッタリつけてます」という物理的な姿勢の問題だけじゃなくて、「追い詰められてるんだ」っていう感じなんです。

村上)レコード・マシンは僕はジュークボックスか何かかなって。

柴田)そうだと思います。

村上)それでいいんですか?

柴田)the wallの代わりにthe record machineを置いたけど、意味は同じということです。他のこのスタンザ(節)のsceneとかmeanとも韻を踏ませた、一種の言葉遊びです。なんかあんまり納得してないですね?

村上)柴田さんはmight as well jumpを「もう飛ぶっきゃないよ」と訳してるんだけど、他に訳し方あるんですかね?

柴田)「飛ぶっきゃないよ」とか「どうせなら飛べよ」とかいろんな言い方があると思います。でもこれで面白いと思ったのは、これ作った時にこのグループの誰かが、テレビで飛び降り自殺のニュースを見て、ビルから誰かが飛び降りるというところ、要するに野次馬が集まるじゃないですか。そうすると野次馬の誰かが絶対Go ahead and jumpと言う。つまり、もうさっさと飛び降りろよ、もったいつけないでって、そういう意味ですね。

村上)Go ahead and jump……。

柴田)Go ahead and jump、そういう言い方みんなするよな、とその誰かは思って、それを使ってこの曲の中にもGo ahead and jumpという何度も出てくるフレーズを入れた。

村上)ジャンプもいろいろな意味ありますよね。屋上から飛び降りるのもあるし、地上からジャンプするというのもあるし。

柴田)そう、上でも下でもいいんですよね、最終的には。

村上)これ曲は好きなんだけど、歌詞ちゃんと読まなかったからなぁ……。

柴田)もちろんGo ahead and jumpというのはここでは、もうさっさと飛び降りろよと言ってるわけでは別になくて、言葉は同じでもそれをポジティブに読み換えてるというか、さあ、飛ぼうよと言い換えてる。

村上)僕はデイヴィッド・リー・ロスのファンなので、つい取り上げてしまいました…。

柴田)そうそう、デイヴィッド・リー・ロスでした。Go ahead and jumpというフレーズからそういうふうに考えたのは……。

◆Nina Simone「I Wish I Knew How It Would Feel to Be Free」

村上)次がニーナ・シモン、柴田さんの選曲です。

柴田)仮定法の中でWishっていう動詞もすごく大事で、ここまで出てこなかったので最後でこれを出さないわけにはいかないだろうと思いまして。例えばWish you were hereという言い方があって、これは昔旅先から絵ハガキ出すってことをみんなしたわけですよね。旅先の絵ハガキだからだいたいその旅先の風景が描いてある絵ハガキを使う。そうするとその絵ハガキを出す人はそこにWish you were here(君もここに一緒にいたらいいのにね)というふうによく書いた。それがもうあまりにも習慣になったので、古い絵はがきを見るとWish you were hereというのが活字で印刷してあったりするんです。そういうwishを使った最もかっこいい例の一つ、これは60年代70年代のアメリカの公民権運動のときにサム・クックのA Change Is Gonna Come(いつか変化が訪れる)なんかと一緒に、公民権運動のテーマソングとして広く聴かれ歌われた歌です。ニーナ・シモンの「 I Wish I Knew How It Would Feel to Be Free」。

<ニーナ・シモンの曲が流れる>

柴田)この曲のタイトル、I wishを使ってますけどすごく長いですよね。「I Wish I Knew How It Would Feel to Be Free」。このI wish I knewまでは簡単に分かりますよね。わかったらいいのにっていう。その後がHow it would feelどんな感じがするだろうか、to be free 「自由であること」は。ここをもうちょっと簡単に言えなくもないんですよね。I wish I knew how it feels to be freeでもいいと思う。it would feelじゃなくてね。だけどit would feel to be freeって言った方がなんというか自由であるってことがまだ遠いっていう感じがするんですよね。そうやって歌っていって、最後になるとI'd know、I would knowですね、私にはわかるだろうともしそうなったらI'd know how it feels to be free ここではそのit would feelがit feelsというふうにもっと直接的な言い方になっています。最後になって自由に一歩近づいたような響きがあると思います。

村上)でもI wishというのはなんか遠くから望んでいるような感じがすごくあるんですよね。

柴田)そう、だから最後のところはもうI wishが消えてI'd know how it feels to be freeになっています。おっしゃる通りで、最後はもう、自由であることがどういうことか私にはわかるだろうっていうふうに、ほとんど仮定なんだけど断定のように言っています。

村上)この頃は1960年代ですよね、この歌ができたのは。公民権運動でアメリカの黒人を中心に市民運動が盛り上がっていて、すごくポジティブというかね、みんなが前向きだったのね。それから絶対世界はよくなっていくだろうという確信みたいなのをみんなが持ってた。

柴田)だから例えば黒人作家のジェームズ・ボールドウィンがその黒人が変われるためには白人も変わらなきゃダメなんだと言って、その後の世代にそこを批判されたりもするわけですけども、この歌でもまだ希望があるなと思うのはI wish you could knowあなたにも分かったらwhat it means to be me私であるっていうのがどういうことか、という一節です。これは明らかに、黒人が白人に語りかけていて、黒人である身というのがどういうものかあなたにもわかったらっていうのを、I wish you could know how it feels to be meと、一種祈りのような言い方で言ってるんですね。

村上)これがもっと先鋭化してブラックパンサーみたいになってくると、このI wishみたいな雰囲気ではなくなってくる……。

柴田)お前らに分かるわけないっていうふうになってくる。

村上)そうなんですよね。今は今でやっぱりもうある種の絶望感みたいなのがあるからこういう何か理想主義的な雰囲気を持つ歌っていうのは出てこないですね。

柴田)なかなか、そうですね。

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<番組概要>
番組名:村上RADIO「翻訳夜話」スペシャル~音楽で仮定法を学ぶ~
放送日時:2026年11月3日(火・祝) 14:00~15:55
出演:村上春樹、柴田元幸、坂本美雨
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/

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