デジタルと生音の融合 SASUKE x Buffalo Daughter音楽対談

若干16歳のトラックメイカーとして話題のSASUKEが、InterFM897でDJを務めるレギュラーラジオ番組『SASUKE's konnichiwa Radio』。9月3日は、ゲストにBuffalo Daughterの3人をお迎えしました。
関係ない感じの人かなと思ったら、私たち側の人じゃんって(笑)
SASUKE:本当にありがとうございます。まさか3人揃って、来て下さるなんて思ってなくて。
シュガー吉永(以下、吉永):はい、メンバー全員で来ました!
SASUKE:じゃあ、とりあえず出会いみたいなところから。
大野由美子(以下、大野):SASUKEくんとの出会いは、銀座のソニーパークで。
吉永:SASUKEくんがライブをやってるところを見に行ったのね。その時に紹介していただいた。私は、SASUKEくんの存在はインターネットを介して知ってたんですけど。
SASUKE:最初に何を見たんですか?
吉永:Louis Coleのオマージュやってたじゃないですか。しかも、彼が来日するタイミングで。何この人、みたいな(笑)。でも、その前に名前は聞いたことあったかも知れないですね。楽曲提供とかしてたじゃないですか。そういうので噂は聞いてたんだけど。なんか関係ない感じの人なのかなと思ってたらLouis Coleのオマージュやってたから、なんだ、めちゃくちゃ関係ある人じゃんみたいな(笑)。私たち側の人だなって。銀座ソニーパークで知り合いがブッキング手伝ってるんですけど、SASUKEくんがやるから行きたいと言って。是非来てくださいみたいなのがあって、お会いしたのが最初。
SASUKE:それからリミックスですかね。
大野:そう。ちょうど3月に「Pshychic」と「euphorica」ってアルバムをレコードで再発するのが決まってて、それのプロモーションをどうしようかって、ずっと色々考えてるところで。何か一曲リミックスがあった方が盛り上がるんじゃないかということで。
吉永:アルバム自体が、もう12年くらい前のアルバムで。古いのはいいんだけど、アナログにするってなったとき、なんか新しい要素を入れたいなと思って、その時には私たちの中ではSASUKEブームが来てたから、これはSASUKEくんならかっこいいリミックスやってくれるんじゃないかなって。
SASUKE:ありがとうございます。
吉永:頼んだらホント期待通りというか、それ以上のもの持って来てくれて。さすがです。
SASUKE:いやぁ、よかったです。こんなにやっちゃって大丈夫かなとか思いながら作ってたんですけど。
大野:「Elephante Marinos」って曲を選んだところでビックリして。のんびりして、なんかへなちょこな曲だなってイメージがあったから私たちの中で。
吉永:バッキバキのトラックになってたじゃないすか。
大野:そうそう、すごーいって思って。
SASUKE:いやぁでも楽しかったですね。
大野:ありがとうございます。
SASUKEくんが来る前に、ものすごい練習して待ってました!
SASUKE:で、ライブですね。その「Elephante Marinos」のリミックスの再現ってことで。その時が(自分にとって)一人じゃなくライブっていうのは初でした。バンドがいてっていうのも。なのですごい楽しかったですし、すごい経験になりましたね。
吉永:それはそれで、私たちでよかったんでしょうかって感じですけども(笑)。私たちでもね、SASUKEくんがスタジオに来てくれる前にすっごい練習したんですよ、あの曲。SASUKEくん来た時に、私たち弾けないのまずくないかって思って、ものすごい練習して。それでお待ちしておりました。スタジオで。
SASUKE:ありがとうございます(笑)。スタジオの時からすっごい楽しかったですね。
吉永:練習、楽しいですね。やっぱり一人より人数いた方が楽しいよね。
SASUKE:そりゃあもう、絶対そうなんですよ、やっぱり。リミックスをバンドでやるっていうのも、斬新でしたね。
吉永:バンドものじゃないからね、リミックスを生演奏するっていう。
SASUKE:大丈夫かなって思って行ったらもう出来てたっていう。
大野:出来てたっていうか、練習して間に合わせたって感じだけど(笑)。
吉永:でも、SASUKEくんが来てくれて色々割り振りパートがあってやってたじゃないですか。あの中で、SASUKEくんのってテンポすごく速いし、しかもピシッとしてるじゃないですか、リズムも。それに私たちがやっぱり付いていってない感が最初あって。ブレイクの後も遅い、みたいな。そこを新しくしなきゃと思って、SASUKEくんに付いていかなきゃと思って。
SASUKE:でも生の良さ、ほんとにすごい感じました。
大野:両方いいところありますよね。だから、うまくそこが組み合わさると良いものになると思いました。
SASUKE:本番もめっちゃ楽しかったですよ。一瞬でしたけどね(笑)。めっちゃ楽しみにして来て、楽しんでる間にもう終わっちゃって。本当に楽しかったですよね。本番は僕が「Elephante Marinos」帽子をかぶって。
吉永:またそうやって演出を何も言わずにやってくれるところが、さすがだなという。
SASUKE:なんとか見つけて買ってきました(笑)。楽しかったのは僕がダンスしてるところで、後ろで(山本)ムーグさんがスクラッチしてるところ。かっこよかったです。
吉永:あれいいよね。スクラッチで踊るって基本ですよね。
SASUKE:オールドスクールの王道。あれで一気にオールドスクールとバンドを体験できたなって感じがあって、めっちゃ楽しかったです。