オトナのJAZZ TIME ツキイチ・パーソナリティー市原ひかりと田辺充邦が震えた日 !

(写真左から 、阿川泰子、田辺充邦、市原ひかり))

 リスナーからのこだわりのリクエストをもとに、往年のジャズを中心とした名曲・名演奏をお届けしている『オトナのJAZZ TIME』、通称“オトジャズ”。とは言いながら、いつもリクエストにお応えできずにいるのがツキイチ・パーソナリティーの二人、“ The Sixth Sense Duo ”の市原ひかりと田辺充邦。今回は担当する二人に縁の深いゲストをお招きし、トークと音楽を繰り広げる回となった。

◆ジャズ・シーンを牽引するシンガー阿川泰子が登場!

 阿川泰子といえば、ジャズをお茶の間にまで広め、牽引しているジャズ・シンガーのひとり。市原ひかりはドラマーである父・市原 康が、阿川のバンドの初代メンバーであり、田辺充邦は阿川のアルバム・レコーディングに参加、ギター人生をスタートさせたと言っても過言ではないという、縁ある三人だ。そんな市原は、阿川を前にしてコメントも噛みがちで、いつになく緊張した面持ち。「父がお世話になりました。お陰でよい学校にも通えていまに至ります。」と。一方の田辺は、普段に輪をかけてしゃべりまくりという高揚ぶり。そんな二人を尻目に、大人の余裕を感じさせる阿川は、変わらぬ雰囲気で話を進める。

◆おませ?なジャズとの出逢い

 阿川は、文学座出身という俳優からジャズ・シンガーに転出したキャリアを持つが、その下地は随分おさない頃に形成されていたのかもしれないと言う。鎌倉の実家の2階が下宿になっており、そこに寄宿する叔父や大学生のお兄さんたちが勉強の合間にレコードをかけて聞いているのが楽しく、おやつを届けに行っては一緒にレコードを聴いていたと言う。中でも、ナット・キング・コールやペギー・リーのアルバムが好きだったそうだ。そこで番組が用意したのはナット・キング・コールの『Autumn Leaves (KAREHA)』。何を隠そう、コールが日本語で歌う『枯葉』だ。これには阿川も「これは初めて聴く。ここにきてよかった!」と顔をほころばせた。

◆チャレンジ精神で臨んだテレビ番組

 阿川の活動で思い出に残るものに、日本テレビ系列で8年ほどMCを務めた番組「おしゃれ30・30」がある。30代のための30分番組として主に30代ゲストを迎えたトーク番組だが、そこで毎回阿川が歌うコーナーがあり、田辺もバックを務めていた。その歌唱コーナーのために阿川が自らに課したのは、「カンニング・ペーパーを見ずに歌うこと」。番組ではのべ360曲も歌うことになったが、99.5%達成できたそうだ。お茶の間向けにジャズ以外のポピュラーソングや映画音楽を歌うのだが、自分の持ち歌ではないものばかり。でも「これはチャンス」と考え取り組んだのだとか。

 田辺は、この番組のコーナーに自分が参加した回のみ、ビデオに録画したものを家族で見回したそうだ。最近、ビデオからDVDに編集し直したようで、「自分の回だけ録画しているのは、ミュージシャンあるあるよね。」とは阿川の弁。
 地道な努力の甲斐もあってか、阿川は大物アーティストと巡り会う機会にも恵まれている。ロン・カーターやイヴァン・リンスなど、海外のビッグ・ネームとの共演も多い。イヴァン・リンスとのレコーディングでは「君は月のような歌で素敵だよ」と言われ、その日の疲れも一気に吹き飛んだそうだ。田辺は思わずそのフレーズをメモ帳に書き留めていた。そのイヴァン・リンスと吹き込んだ「ラブ・ダンス」をはじめ、数々の教示を受けた経験は良い思い出とのこと。阿川の数あるアルバムの中でも「ラブ・ダンス」を収めた阿川のアルバム『AMIZADE』は自身、一番好きなアルバムだと言う。

◆ジャズシンガーへの道のり

 もともと俳優だった阿川が、ジャズ・シンガーの道に進んだきっかけは、番組の打ち上げで行った店で歌ったことらしい。クラリネット奏者の鈴木章治氏の元マネージャーでギターリストから「何か歌う?」と水を向けられ歌ったところ評価され、鈴木章治の店に連れて行かれ、通うようになったことがスタートだそうだ。

 シンガーとしてスタートを切った頃には、お店で3曲歌っては次のお店へ、と引っ張りだこで、一晩で10軒回ったこともあるとのこと。師からは「1日1曲覚えるように」と言われたが、流石に厳しかったようだ。が、朝4時に仕事が終わったあと、わざわざ家まで歩いて帰り、道中で曲を覚えたりおさらいしたと言う。

 決定的に背中を押したのは俳優・藤岡琢也だった。映画の撮影の合間に何とは無しにジャズの話になった時、鈴木章治の元へ通っていることを知った藤岡は「いまジャズをやったらすぐにスターになれるから、絶対やったほうがいい!」と言われたそうだ。「先見の明がある!」と思わず市原、田辺がユニゾンした。

 阿川にとっては、いろいろなことが吹き寄せられ、運命のように出会えたことが今につながっていて、素晴らしい経験をさせてもらったと受け止めているそうだ。

◆スタジオ・セッション!

 いつも以上に雄弁な田辺と、超緊張で噛みまくりの市原と、終始マイペースでオトナの阿川泰子。三人が揃うことはとても希少、と言うことで「オトジャズ名物」!? スタジオ・セッションを行うことに。

「あら、こんなところにギターが。」「あら、こんなところにトランペットが・・・。」「アラ、こんなところに歌手が・・。」とスタジオが盛り上がる。「ラジオ番組で歌うのはこれが2回目」と言う阿川。

そこで選ばれたのはディズニー映画『ピノキオ』の主題歌でもある「星に願いを (When You Wish upon a Star)」。

ピノキオのお話がいじらしく、哀愁を帯びていて大好きだそうだ。

「星に願いを」で阿川節を存分に発揮した阿川。さすが、一発OKテイクと相成った。

この秋も恒例となった「Crossover Night」ライブや、市原、田辺も出演する「しんゆりJAZZ ストリームDAY 1」と言うステージを控える阿川。オトナの魅力を満喫する一夜となった。
 

『オトナのJAZZ TIME』8月31日放送
ラジオ日本 AM 1422kHz FM 92.4MHz  23:00~24:00
ラジオ関西 AM 558kHz FM 91.1MHz   21:00~22:00
MBCラジオ AM 1170kHz FM 92.8MHz 21:00~22:00

オトナのJAZZ TIME
放送局:ラジオ日本
放送日時:毎週土曜 23時00分~24時00分
出演者:ゲスト:阿川泰子、パーソナリティ:市原ひかり、田辺充邦
番組ホームページ
公式X

※該当回の聴取期間は終了しました。

「日本に来た父と温泉に行きました」SEVENTEEN・DINOが語る日本ドームツアーの思い出

“セブチ”の愛称で親しまれている韓国発の13人組ボーイズグループ・SEVENTEEN(セブンティーン)のDINO(DINO)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! SEVENTEEN LOCKS!」(毎月第2週目 月曜~木曜22:15頃~放送)。1月14日(火)の放送では、2024年に愛知・東京・大阪・福岡の全国4都市・10公演をおこなったSEVENTEENのワールドツアーの日本公演「SEVENTEEN [RIGHT HERE] WORLD TOUR IN JAPAN」を振り返りました。


SEVENTEEN



DINO:今日はそんなJAPANツアーを振り返っていきます。僕が日本に来てまず何をしたかと言いますと……運動をしました。運動をして温泉に行った記憶があります。日本でのツアーを通して温泉にたくさん行くんですよ。そして運動もするんですけどね。

実は、両親が日本に遊びに来ていたんです。父と温泉に一緒に行ったのが記憶に残っています。両親が日本に来たことは以前もありましたが、ここまで充実した時間を過ごしたことは初めてでした。そして、今回の日本でのライブではみなさんに、僕たちは変わらないというところを見せたかったんです。

僕たちはとても大きいスタジアムやドームでやってきましたが、それでもステージ1つには変わらないということを、見てくださる観客のみなさんに、大きな感動と幸せを与えたいという気持ちで挑みました。

福岡の公演を終えて、「本当にご苦労さま」と思いました。ツアーというのは長い期間おこなわれますよね。韓国のツアーを終えて日本のツアーをやっているとき、心を強く持って挑んだんですけど、「もうこんな時間が過ぎたの?」と思いました。 公演一つひとつを一生懸命やった自分自身に、「ありがとう」と「おつかれ」という気持ちが大きかったです。

そして、福岡でのライブではピアノも演奏したんですよね。アドリブで演奏したのでとても緊張したんですが、かわいく見てくれたらいいなと思います。楽しかったです。

<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)/月曜~火曜、アンジー教頭(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)/水曜~金曜
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/

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