ディレクターも泣いた! 髙田郁の珠玉の現代小説『晩夏光』を井田由美が朗読 8月24日、31日の『わたしの図書室』で2週連続放送

ラジオ日本の「わたしの図書室」では8月24日(木)と31日(木)の2週にわたり、髙田郁作『晩夏光』の全編朗読を放送する。本番組収録中、感動のラストで、ディレクターをはじめとするスタッフのすすり泣きがスタジオに漏れた。朗読は日本テレビアナウンサーの井田由美。

【感動のストーリー!】

 少しずつ衰えながらもその内に秘めたる力を静かに放つ、夏の終わりの陽光“晩夏光(ばんかこう)”。真夏の日射しに比べて柔らかでまろみのあるその光のように、運命を受け入れ、残りの人生をひっそりと生きるひとりの市井の女性を描いた物語。

認知症の姑と頑迷だった夫を見送り、庭の花々に愛情を注いで静かに老境をむかえようとしていたとき、突然自覚した自分の衰え。認知症の影におびえながら、彼女は一冊の大学ノートに息子への手紙をしたためる……
 

【髙田郁の初の現代小説集より】

 この『晩夏光』は髙田郁、初の現代ものの短篇集となった『ふるさと銀河線~軌道春秋~』(双葉文庫)に収められた9つの短編小説の中の1篇。放送開始から17年目のラジオ日本の「わたしの図書室」で、髙田郁の作品を取り上げるのは今回が初めてのこと。

【髙田郁プロフィール】

 髙田郁(たかだかおる)は幼い頃から山本周五郎のファンだった父親の影響で、時代小説に親しむ。大学卒業後、漫画の原作者として活躍していたが、40代の頃、山本周五郎の短編『なんの花か薫る』を読み返して感動を新たにし、時代小説作家への転進を決意。2008年、『出世花』でデビュー。『みをつくし料理帖』シリーズや『あきない世傳 金と銀』シリーズといった時代小説で人気を博し、映画やテレビドラマ化もされた。他に、『銀二貫』は宝塚歌劇団、松竹で舞台化もされている。また、近年は「一般財団法人髙田郁文化財団」を設立し、後世のために、本を読む楽しさ、自分の望む本を手に取る喜びの種を蒔いている。

わたしの図書室
放送局:ラジオ日本
放送日時:毎週木曜 23時30分~24時00分
出演者:井田由美
番組ホームページ

※該当回の聴取期間は終了しました。

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