田川寿美、20数年ぶりに再会した作家・五木寛之氏の変わらぬ歌への情熱に感激

ニッポン放送のイマジンスタジオから演歌・歌謡曲・J-POPのライブショーをお届けする『中山秀征の有楽町で逢いまSHOW♪』(毎週日曜 朝5時30分〜/司会:中山秀征・アシスタント:石川みゆき)、11月1日放送分の収録が行われました。

石川みゆきアナウンサー、福田未来、田川寿美さん、若狭さち、中山秀征

今回のゲストは、田川寿美さん、若狭さちさん、福田未来さんです。

若狭さち

オープニングに登場した若狭さちさんは、福島県磐梯町出身。2012年に民謡ユニット「NeoBallad」のボーカルとして活動を開始し、2024年には磐梯町観光大使に就任しました。

昭和の名曲から、昭和24年の『銀座カンカン娘』(高峰秀子)を若狭さちさんに歌っていただきました。

「この歌は昭和24年、戦後4年が経った銀座が舞台で、日本の女性のたくましさが歌われています。テンポがよくて、とても大好きな歌です」

民謡を新しいアレンジで歌う民謡ユニット「NeoBallad」。新曲『道しるべ』は民謡ではなく、初のオリジナル曲です。

「昨年11月、福島・磐梯町の観光大使として訪れた台湾・淡水の美しい景色を見て、ふるさとの福島に思いを寄せた曲です。ドラムの上領亘が作詞・作曲を手がけた、初のオリジナル曲です」

若狭さち

艶やかな赤い振り袖姿で登場した若狭さちさん。炭坑節発祥の地、福岡県田川市で、民謡ユニット「NeoBallad」の単独公演を開いたそうです。

「当時の炭坑住宅や煙突も残っていました。石炭の歴史博物館も見学しました。コンサートで『炭坑節』を歌うと、地元の皆さんが踊ってくださり、嬉しかったです」

福田未来

今週も新人・若手コーナーに登場した福田未来さん。昭和の名曲から『スローモーション』(中森明菜)を歌っていただきました。

「この曲を選んだのは、私が音楽の世界に入るきっかけとなった来生たかおさんの楽曲だからです。8月26日発売のデビューシングル『もっとサヨナラ』も作曲していただきました。来生さんのコンサート後に、ごあいさつをさせていただきました。とてもダンディーな方でした」

8月26日に発売されたデビューシングル『もっとサヨナラ』は、作詞を前田たかひろさん、作曲を来生たかおさん、編曲・プロデュースを武部聡志さんが担当した、懐かしくも新しい、令和のシティ・ポップです。大切だからこそ、さよならを…。そんな大人の別れ歌です。

福田未来

コンサートで地方に行くと、必ず地元のおいしいものを買って帰るという福田未来さん。

「麺好きなので、その土地のうどんやラーメンを買って帰ることが多いですね。料理も好きなので、しょうゆやダシなども買って帰ります。行きは空っぽのキャリーケースを持って行って、帰りはパンパンになるんですよ(笑)。初めて行く土地で、たくさんお土産を買うことが最近の楽しみになっています!」

田川寿美

今週も『ビッグステージ』に登場した田川寿美さん。1995年、2度目の紅白出場曲となった『みれん海峡』を歌っていただきました。

「この歌は、森昌子さんや松原のぶえさんが歌ってヒットした『なみだの桟橋』の『行かないで』というフレーズをもとに、作詞家の悠木圭子先生が、一人では生きていけない女性のイメージを思い浮かべて作詞してくださいました。当時、私は二十歳前でしたね」

新曲『いのち陽炎』は、4月22日発売のデビュー35周年記念曲です。

「私がデビューした当時からヘアメイクをIKKOさんにお願いしていました。ですから、長いお付き合いになります。今回の新曲では、ジャケット写真のビジュアルに加え、『いのち陽炎』の題字も書いていただきました」

田川寿美

最近、作家の五木寛之さんと20数年ぶりに再会したという田川寿美さん。

「20数年ぶりに五木寛之先生に再会しました。五木先生には、2002年に発売した『女人高野』の作詞を手がけていただきました。初めてお会いした時と変わらず、今も歌への情熱をお持ちだったことが、とても嬉しかったですね」

村上春樹「それはAIが持ち合わせてはいないものです」“小説家脳”について語る

作家・村上春樹さんがディスクジョッキーをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「村上RADIO」(毎月最終日曜 19:00~19:55)。9月27日(日)の放送は「村上RADIO~くたばれ、アカデミー賞~」をオンエア。今回の放送では、「アカデミー主題歌賞にノミネートされながら、惜しくも受賞を逃した名曲」を特集。受賞作の影に隠れながらも今なお世界中で愛され続ける1960年代の名曲を中心に、村上さんこだわりのアナログ盤音源でお届けしました。ヘンリー・マンシーニやバート・バカラックといった巨匠たちの楽曲をはじめ、賞の裏側にあるドラマや村上さん自身の思い出、さらには昨今話題の「AIと創作活動」についての貴重なトークまで、時代を超えて愛される音楽の魅力にあふれたひとときとなりました。
この記事では、クロージング曲と「今日の言葉」について語ったパートを紹介します。


「村上RADIO」



<クロージング曲>
「My Foolish Heart」


今日のクロージング音楽はリッチー・バイラークの演奏する「マイ・フーリッシュ・ハート」です。名曲中の名曲ですが、タイトルを同じくする映画の方はひどい出来だったですね。原作者のサリンジャーが激怒したのも無理ないです。それ以来、サリンジャーは自作の映画化をいっさい拒否するようになりました。

今夜の特集「くたばれ、芥川賞」じゃなくて、えーと、なんだっけ、「くたばれ、アカデミー賞」……お楽しみいただけましたでしょうか?
表舞台で華やかに賞を受けたものだけが、素晴らしいわけじゃありません。裏通りにも美しい花がこっそりと咲いています。

*

さて、今月の言葉はマルティン・ブーバーというオーストリアの哲学者の言葉です。1878年に生まれた人ですから、かなり昔の発言になりますが、彼はテクノロジーと人間の関係について、このように語っています。

「テクノロジーが私たちを非人間化する前に、私たちがテクノロジーを人間化する必要がある」

うーん、つい数年前までであれば、この言葉、たしかにその通りだよな、と思えたんだろうけど、AIなんてのが出てきた今となっては、「テクノロジーを人間化する」と言われても、なんか薄気味悪ささえ感じてしまいますよね。そんなことしたら、世界はえらいことになっちまうんじゃないか、とね。
僕も最近「AIが上手に小説を書くようになったら、小説家にとっては脅威になるんじゃありませんか」みたいな質問をよく受けるようになりました。
でも簡単にいえば、AIって人間の基本的な思考パターンをベースに、これまで蓄積された膨大な量の情報を手早く組み立て直しているだけなんですよね。でも本物の小説を書くのって、それだけじゃ足りないんです。そこには論理を超えた予感やら妄想やら、矛盾した感情やら、突然の飛躍やら、そういうものがなくてはなりません。僕はそれを「小説家脳(小説家の脳みそ)」と呼んでいるんですが、でもそれはAIが持ち合わせてはいないものですよね。
だから僕としては今のところ、AIをとくに脅威だとは感じていません。逆にAIが僕らのことを脅威と見なしてくれたりすると嬉しいんですけどね。

それではまた来月。

<番組概要>
番組名:村上RADIO~くたばれ、アカデミー賞~
放送日時:9月27日(日)19:00~19:55
パーソナリティ:村上春樹
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/murakamiradio/

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