野村弘樹が解説 セ・パ交流戦で注目されるバッティングが“大好き”なピッチャー

元プロ野球選手で解説者の野村弘樹が、6月5日放送のニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」に出演し、野球における投手のバッティングについて持論を述べた。

プロ野球 巨人練習 平成12年日本シリーズ練習で打撃練習する巨人・桑田真澄投手 撮影日2000年 提供産経新聞

6月3日から始まったセ・パ交流戦。交流戦の見どころのひとつに『DH制の有無』がある。というのも、DH制を採用しているパリーグの主催試合では、セパの球団はともに投手の代わりに指名打者を置くことができる。逆に、セリーグの主催試合ではパの投手は打席に入らなければいけない。

普段、バッティングに縁がない投手が、打席に立つ――というシーンも見られる。このセ・パ交流戦について、元プロ野球選手で、現役時代は投手を務めていた野村弘樹が、自身の経験を踏まえて、『DH制の有無』について語った。

『(バッティングは)好きでしたね。やっぱり野球は打たれるより、打った方が楽しいですから』

と、打席に入るのが楽しかったことを語った。バッティング好きなピッチャーとして有名なのが、桑田真澄だ。

『我々、(バッティング好きな)投手は、よくバッティング練習していて、ニコニコしてましたね。やっぱり打つのは楽しいですから』

と、現役時代を振り返った。そんな打席好きの野村だが、“バント”だけは、どうしても好きになれなかったという。

『交流戦があるので、パリーグのピッチャーでも、バントの練習はしています。バントできるピッチャーは多いですよね。送りバントひとつ、できるか否かで、自分の勝敗に関わってきますから。でも、難しいんですよ。絶対に決めなきゃいけないので、大嫌いでした』

と、バントが苦手だったことを告白。これを受けて、番組パーソナリティで、“野球未経験者の”草野満代は

『(バントは)こうやってクッと構えて、ポンっと落とせばいいんじゃないですか?』

と、バントを“蝉取り”に例えて話すと、野村は

『蝉取りよりも難しいですよ』

と、ツッコミを入れた。

 

草野満代 夕暮れWONDER4
FM93AM1242ニッポン放送 月曜-木曜16:00-17:40

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CGで描いた絵でダニを知る

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、昆虫学者で農学博士の五箇公一が出演。自身がコンピューターグラフィックスで描いた生き物の絵について語った。

クワガタナカセ(©五箇公一)

黒木)今週のゲストは昆虫学者で農学博士の、五箇公一さんです。これからの目標を教えてください。

五箇)個人的には生き物の絵を描くことが好きで、これはコンピューターグラフィックスで描いたダニの絵です。

黒木)どこが顔ですか?

五箇)こちらが頭になって。

黒木)このヒゲみたいなものは?

五箇)それがいわゆる触覚ですね。これが感覚器で、ここで匂いを感じたり障害物を感じたりします。

黒木)触覚がこんなにたくさんあるのですか?

五箇)ええ、あります。

黒木)これは何ですか?

五箇)これは足です。8本あります。見えない世界を絵にして見せると、皆さん大変関心を持たれます。

黒木)こういう子たちと共存しているわけですね。

五箇)ええ。

黒木)同居人ですね。

五箇)ええ、そうです。それを知って貰うには、こうして見せるのがいちばん効果があります。

黒木)なるほど。これは何ダニですか?

五箇)これはクワガタナカセと言いまして、クワガタムシの背中にちょろちょろ小さく動いているダニなのです。クワガタを飼っている人なら必ず見たことがあるのですよ。

黒木)他には?

五箇)これはシラミダニというダニの一種で、お母さんがガの幼虫などに寄生してガの幼虫から体液を吸うのですが、彼らは面白い生態をしていて、お腹のなかで子供を育ててしまうのです。

黒木)ではお布団のなかにいるのは?

五箇)お布団のなかにいるダニはまだ製作中です(笑)。これは葉につくハダニなのですが、これが雌でこれが雄で、いま交尾しているところの絵なのですね。面白い形の交尾で、普通だと雄がマウンティングして交尾するのですが、彼らの場合は雌のお腹側に入ってエビぞりで交尾するという、難しい形なのですよ。

黒木)気色の良いものでは無いですね(笑)。掃除しなきゃという気持ちになります。しかしこういったダニたちが4億年前から地球に居る。ということは、全世界にいるのですか?

五箇)全世界に居ます。昆虫だとこれがヒアリです。こういった形で絵にすると、皆さんに面白がって見ていただけます。

黒木)博士、お上手ですね。

五箇)こういうものをどんどん書き溜めて行って、画集にするなり、個展を開くなり、アートの世界で生物を知っていただきたいと思います。

黒木)だって見えませんものね。

五箇)顕微鏡で見ても奥が見えにくいとか、ズレが生じるのですけれど、絵にすると綺麗に見ることができます。なおかつ形の面白さや美しさを知っていただくことができます。


五箇公一/国立環境研究所 生物・生態系環境研究センター室長、ダニ学者、農学博士、保全生態学者

■1965年生まれ。富山県出身。
■京都大学卒業後、宇部興産に入社し、農薬の開発研究に従事。
■1996年に国立環境研究所に入所。外来生物や農薬による生態リスク研究を展開している。
■国立研究所の研究者であることとロックファッションのギャップが注目され、テレビ番組などのメディアにも出演。
■著書に『クワガタムシが語る生物多様性』、『終わりなき侵略者との闘い』。共著に『ダニの生物学』『外来種ハンドブック』『感染症の生態学』などがある。

ENEOSプレゼンツ あさナビ
FM93AM1242 ニッポン放送 月-金 6:43-6:49

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