小林聖太郎、監督映画『平行と垂直』を語る。主演は安田章大、のん

大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日11時30分~15時)、8月19日の放送に映画監督の小林聖太郎が出演した。8月28日から全国公開となる監督作『平行と垂直』について語った。監督を引き受けるにあたり、どうしようか迷った部分もあるという。

大竹まこと「私、ちょっと病んで(入院して)おりましたけど。じつを言うと、あなたにお会いしたくて復帰してきました。いやあ……お父さんにそっくり。今回の映画は『平行と垂直』。何作目ですか?」

小林聖太郎「劇場公開作は2006年に1本目、今回で6本目ですね。間にテレビもやっています。映画は1本つくるのに何年もかかりますし、難しいことが多くて」

大竹「時間をかけているうちに朽ちてしまうこともありますね。今回の映画は、どうしてこういうものを撮ろうと思ったんですか?」

小林「山野海(原案・脚本)さんという、女優でもある方が『こんなアイデアがある』と。主演でもある安田章大(SUPER EIGHT)くんが、それを脚本にしてみて、と言って、安田くんが制作会社に持ち込んで。そのあと僕に声がかかった、という順番です。僕が撮ろうと思って人を集めたのではなく、呼ばれた側ではあるんです」

大竹「観ていても、撮るのが難しいだろうな、と思いました」

小林「『やります!』と飛びついたというより『どうしようかな』という躊躇がありました。センシティブな題材ですし、適当なことをして人を傷つけたり、かといって勝手に消費して美談にしたりするのも避けなければいけない。大したことが起こらない話でもあるんですね。すごいヒーローが出るわけでもない。『平行と垂直』はきょうだいの話なんです。ASD、いわゆる自閉症を持っているお兄さんである青年が、割と近くで支えていた妹が結婚するかどうか、というところの話で。果たして自分にできるのか、と」

大竹「はい」

小林「ASDを持つ大貴という主役の青年が、何もない、というのがいいな、と思って。映画、ドラマでもそう。自閉症を持っている、コミュニケーションはとても苦手だけど天才的な数学の才能がある、あるいは絵画、ひと目見たらすべておぼえている、と。隠れた能力がある、というパターンが多いんですね」

大竹「『レインマン』みたいな」

小林「そう。でもそれって価値や役割、社会に役立つかどうかの縮小再生産でしかないというか。昔話なんかで、カエルの魔法がとけたらイケメンの王子様でした、ご褒美が結局、見た目というような。今回の『平行と垂直』は原案の段階から、その辺にいる、役に立つかどうかでいえばそうではないとされる人に寄り添う、それがいいな、あるべきだなと思って参加しました。2年前のことです」

大竹「(安田ともう1人の)主演は、のんさんです」

小林「妹役は誰がいいか、というのを話し合って、のんさんは関西出身、だけど意外と関西弁の役を見たことないね、と。あるいは性別を超える、ワーッとテンションの高い役の印象が強かったんですが、その辺に生きている人を見てみたいな、と。(さらに俳優陣、撮影などについて語る)」

大竹「しゃべっていて、さすがお父さんの子だと思います。俺、泣きそうだよ」

水谷加奈「泣いている! 大竹さん、上岡龍太郎さんとは関係が深いから」

小林「お世話になりました」

大竹まこと ゴールデンラジオ!
放送局:文化放送
放送日時:毎週月曜~金曜 11時30分~15時00分
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※該当回の聴取期間は終了しました。

アメリカ中間選挙とスポーツの関係、2028年のロサンゼルス五輪にも影響を及ぼす

ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、10月22日の放送に元・日刊スポーツ編集局長でジャーナリストの久保勇人が出演。2028年のロサンゼルス五輪への影響を含め、アメリカ中間選挙(現地時間11月3日投開票)とスポーツの関係を解説した。

久保勇人「(アメリカ中間選挙について)いまの情報を見ると、どうもトランプ(大統領)さん率いる共和党が上下両院で負けるのではないかと予想され、支持率もどんどん下がってきている状況です。トランプさんが苦境に陥っている、と。その選挙結果がひどくなった場合、いまアメリカで報道が出ているのは、大統領が暴走してしまう、選挙結果を認めないような状況になるかもしれない、ということです」

長野智子「また『盗まれた』とかね」

久保「そういうことでアメリカ政治の混乱や分断が加速していくのではないか、という危惧が主要メディアで観測されています。当然、イラン情勢や中東各地の紛争状況なども不透明になりかねない、と思われているのは間違いない。一方でトランプさんはロシアと急速に接近しています。いまの選挙の争点になっている物価高の要因である軽油の高騰、これを抑えるためにプーチンさんからロシアの軽油を輸入してもらうなど。APECでは米中露首脳会談を開きましょう、と言って」

長野「プーチンさんも乗り気だ、というニュースも入りました」

久保「こういうタイミングで、そのとおり推移していくと、間接的かもしれないけどロス五輪(2028年ロサンゼルス夏季五輪)にも影響が出るのではないか、という話をします。ロス五輪に対して国際オリンピック委員会(IOC)は対策と思える動きを始めています。IOCはウクライナの侵攻を受けて併合宣言を受けたウクライナ南東部のスポーツ組織の管理をロシアオリンピック委員会がする、といったことに対し、五輪憲章違反だ、と」

長野「はい」

久保「そういうことで23年からロシアオリンピック委員会の資格停止処分を出しています。ロシアの選手は24年のパリ五輪、今年冬のミラノ・コルティナ冬季五輪、国としては出場できず、中立な立場で個人競技のみ出たんですね。その選手も軍や治安機関の関係者や戦争を明らかに支持しているようなアスリートは排除しました。ところが7月、IOCがロシアに対する制限を取り下げる、となったんです」

長野「ええっ? どうしてなんだろう」

久保「これによってロシアは中立の個人の参加資格ではなく、従来どおり国の代表として28年のロス五輪に参加できる道が開かれたんです。これに対してIOCはどういう説明をしているか。選手の国際大会への参加は自国の政府が戦争や紛争に関わることによって制限されるべきではない、と。そういう理由のもとに今回、政策を解除したんです。ウクライナ侵攻のときに制限したことと矛盾しますよね」

長野「当時も議論はありました。努力した選手が気の毒ではないか、と」

久保「矛盾しているけど、7月にあえてそういう判断をくだした。当然、ウクライナやイギリスはすごく批判していて、ロシアは歓迎しているわけです。これを受けて各競技団体にも動きが出ています。なぜかといえば28年のロス五輪に向けて、予選が始まるわけですよ。先日もオランダで体操の予選が行われました。各競技団体も自分の競技をどうするか判断しなければいけない。対応が分かれていて、たとえばバイアスロンや陸上は政策を継続します、と。水泳は国を代表するかたちでロシアの出場を認めます、としているんです」

長野「ほう」

久保「FIFA、サッカーはロシアの代表やクラブチームの出場は制限しているけど、解除を検討します、ということを表明しました」

このあとも各競技団体の対応、IOCの動向などについて久保が解説した。

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