本を読むAI・本を読まなくなる人間 AI時代の教育はどうなる?武田砂鉄が聞く

フリーライターの武田砂鉄が生放送でお送りする朝のラジオ番組、『武田砂鉄 ラジオマガジン』。9月28日は、月曜レギュラーでドイツ出身の翻訳家・エッセイストのマライ・メントライン氏とトークを繰り広げた。

マライ「今日のテーマは、AI時代の教育と言霊、本を読むAI、本を読まなくなる人間です。最近ニュースになったのが次期学習指導要領。これは約10年に一度行われる小中高の学校の教育課程カリキュラムの基準を改定するもので、そこで教育の指針が決まっていくわけです。今回は2030年度以降に導入される方針について議論・検討が進められているんですね。変わってくるものは、まず英語の授業で人工知能=AIが導入される。あと情報教育の拡充。そして、全ての教科で多面的・多角的な考察を求められることが柱となるんです。AIに関しては、例えばフェイク画像、あるいは動画の問題が出てきたりとか、デジタル社会の負の側面に対応するために、小学3年以降で学ぶ総合学習の時間に「情報の領域」、中学校では「情報・技術科」が新設されるんです。今は確かにAIの時代と言われているので必要かなって気もするんですけどね」

武田「まあね。やっぱりそれは大事だと思いますけどね」

マライ「まあねってなりますよね。確かにって。ただ問題は、全体のコマ数は増えないんですよね。だから新たに情報教育が導入されると何かを減らす必要があるんです」

武田「それは当然そうですね」

マライ「具体的に何が減らされるかというと国語と数学らしいんです。なぜって思ったんですけど、それはコマ数の多い教科から少しずつ捻出するからなんだそうです。コマ数が減る教科については教科間とか学年間で重複するような内容があるんですよね。だからそれをうまく整理して、ダブってるところを削って必要な学習内容は維持する、とはなってるんですけど、本当かな?ってちょっと心配になったんですよね。AIといえば、砂鉄さんの別のラジオでは、いきなり始まった謎の古本の大量一括購入問題を話題にしていましたね」

武田「そうですね、これ、びっくりしますよね」

マライ「あれは何なんだってね。海外では、AI企業が大量の紙の本を購入して、スキャンして学習データとして使っていると確認されているので、もしかしたら日本のそのムーブも同じなのかなと言われてるんですね。真相はわからないんですけど。専門家の見解だと、AI企業はとにかく人間が書いた本が欲しいというんです」

武田「いろんな古書店に何万冊も注文が相次いでるっていうニュースには驚きました」

マライ「でも真相はわからないということなので、これからの話はあくまで仮説として聞いてほしいんですけど。まず、AIというのは人間の言葉を大量に食べて育つものなんですよね。そのAIに蓄積されていくのは単なる単語とか語彙ではないんですよね。それは、言い回しだったりとか、その人の文体とか、論理とか、歴史的な文脈とか、そういう記憶的なものが全部入っていくんでね。本来の意味ではないんですけどワタシの中では、日本語で言う「言霊」――言葉に魂が宿るっていう意味ですね――そういうようなものをAIも欲しいんじゃないかなって思うんです。逆に、人間は言霊を今アウトソーシングをし始めてるんですよね」

武田「嫌ですね、言霊のアウトソーシング」

マライ「あんまり聞こえはよくないですね。例えば、要約はAIに任せる。文章作成もAIに任せる。言い換えもAIに任せる。反論もAI。タイトルももちろんAI。そうすると、発想そのものもAIでいいんじゃないかなと思ってる人もいるみたいなんです。人間はしなくていいじゃん、それなしでも生活できるじゃんってなるんですけれども、本当にそれでいいのかなって思うんですよね」

武田「うーん」

マライ「知性の塊としてのAIと、その消費に特化した知的コンパクト化人間。だから要するにタイパ、コスパの時代なわけですよね。なんかすごい未来像が見えてしまうんですよね」

武田「でも、何でもかんでも言霊までアウトソーシングし始めると、なんか、人は何のために人でいるのだろう、ぐらいの大きな話になっちゃいますよ」

マライ「なりますね。ワタシもぜひ大きな話にしたいなと思うんですけどね。例えば、掛け算は電卓に任せても、別に自分の人格までは変わらないじゃないですか」

武田「そうですね、自分で「ククハチジュウイチ」ってするのと、電卓で81を出すのは変わらないですもんね」

マライ「正解がそこにあるわけだからですね」

武田「今日は、82だねとかないですもんね」

マライ「そうしたい気持ちもたまにあるんですけど」

武田「ありますけどね」

マライ「ただ、言葉っていうのはちょっと別物なんですよね。それは、人間が世界を認識するための道具だからなんですよね。例えばドイツ語にはこの単語があるけど、日本語にはないとか。その逆もあったりとかするので、それぞれの文化によって認識するもの――これはぜひ言語化したいなっていうもの――が違ったりするから面白いんです。逆に、例えばネガティブな感情表現、不安・恐怖・懸念・警戒・畏怖、いろんな単語ありますけど、その違いを知ってるから、感情とか状況に合わせて細かく区別できたり使い分けができるんです。これを効率化と称して何個か削っていいものなのか。不安は残すけど恐怖はないみたいな。それは、ちょっと違うんじゃないかなと思うんですよね。それを減らしたら、ある意味、世界の解像度も下がるんじゃないかなと思うんですけど、いかがですか」

武田「圧倒的に下がると思います」

タグ

乃木坂46賀喜遥香「センターに立つべき存在」後輩・井上和の活躍に感激「うちの自慢のにゃんです!」

乃木坂46の賀喜遥香がパーソナリティを務めるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! 乃木坂LOCKS!」(毎週木曜23:08頃~)。10月22日(木)の放送では、12月2日(水)にリリースされる43枚目のシングル「君ロス」のフォーメーションについて語りました。


乃木坂46の賀喜遥香



◆遠藤さくらとのシンメに言及

賀喜:先日、「乃木坂工事中」(テレビ東京系)で43枚目シングルのフォーメーション発表があったんですけど、今回センターに立ってくれるのは、うちの“にゃん”こと井上和先生です! その両サイドに、川﨑桜ちゃんと6期生の瀬戸口心月ちゃんがいて、その後ろの真ん中に、私とさくちゃん(遠藤さくら)がシンメでいる形になっています。

今回もさくちゃんとシンメなのは、私もすごくうれしくて。だからこそ、にゃんと両サイドの2人を後ろから支えるのはもちろんだけど、自分たちも、もっと誇りを持たなきゃというか。2列目の真ん中って、フォーメーション全体で見たときに一番中心のポジションだと考えると、大事な位置を任せていただいているなとも思うので、頑張りたいなと思います!

◆センター・井上和への思い

賀喜:井上和ちゃんは、坂道選抜の「Audition」という曲でもセンターを務めてくれていて、さらに、「千と千尋の神隠し」という大きな舞台で千尋役を演じることも決まって、それもすごい! 何回言ってるか分からないですけど、うちの自慢のにゃんです(笑)!!

ドラマにもいっぱい出て、モデルさんとしても頑張っていて、いろんな仕事に一生懸命向き合ってくれて。そのなかでも、私たちに「自分は、グループのために何かできているんですかね……?」みたいなことも不安そうに言ってくれるんだけど、「やってくれていることばかりだよ!」って思うし、「“自信を持ってここに立っていい”じゃなくて、“立つべき存在”だから」って私は思うの。だから、自分たちもセンターを支えたいです。

ファンの方にも「乃木坂46を好きで良かったな」「これからも応援したいな」と思ってもらえるようなシングルになったらいいなと願っていますし、先輩の伊藤理々杏さんにとって最後のシングルになるので、大切に過ごしたいです。

いやぁ、このシングル(の活動)が始まると「冬が始まるな~」って感じがします(笑)。いい冬にしたいなと思います。今年も最後までよろしくお願いします!

----------------------------------------------------
この日の放送をradikoタイムフリーで聴く
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
----------------------------------------------------

<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:アンジー校長(アンジェリーナ1/3・Gacharic Spin)、たんぼ教頭(溝上たんぼ)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/
番組公式X:@sol_info

Facebook

ページトップへ