50年ローン、普通のマンションで1億円オーバー。都市部のマンション、高すぎる

大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日11時30分~15時)、11月5日の放送に明治大学教授の野澤千絵が出演した。著書『マンション高騰の真実 都市部の「非居住化」が街を壊す』も出版している野澤が、都市部におけるマンションの価格高騰の事情を語った。
青木理「野澤千絵さん、『マンション高騰の真実 都市部の「非居住化」が街を壊す』という新書を出されています。大竹まことさんが番組をお休みされていたとき、金曜日の番組レギュラーである経済学者の金子勝先生が『これはおもしろい。読まないと始まらないぞ』と熱弁をふるわれたんです。きょうは突っ込んでお話を聞きましょう」
大竹まこと「普段は(明治)大学で教えていらっしゃる。いま学生は裕福なんですか、貧しいんですか?」
野澤千絵「どうでしょうね。私立の大学なので比較的、余裕がありそうですけど。話を聴いているとAIのお金がかかる、スマホ代がかかるなど。お金がかかって、バイトに明け暮れている学生も多いんです」
青木「スマホもそうだけど家賃が高そうだなと思います」
野澤「地方から東京の大学に行きたくても、家賃が高いということで断念される、という話はよく聞きます。だからすごく遠いところから、下宿して時間をかけて都心の大学に通うパターンも。でも交通費も上がっている。特に地方から来た学生さんは大変だなと」
大竹「それで、金子さんがオススメだとおっしゃる御本の『マンション高騰の真実』です。なんで高騰しているのか、というのは想像できる。でもここにきて、都内のマンションが2億円、35年ローンを組んでも追いつかないなどしています」
野澤「いま50年ローンもできましたからね」
大竹「大変ですよ。ひと世代で返せないでしょう」
野澤「ですから恐らく、住み続けるのではなくて途中で売ろう、という前提だと思います」
青木「いま1億5000万円ぐらいが平均価格か。いま贅沢なほうではパワーカップルという言葉もあります。ともに一流企業に勤めて、年収1000万円前後ならかなり裕福なタイプです。とはいえ仮に2人で2000万円の収入でも1億5000万円のマンションは買えないでしょう。御本に出てくる話で、都心6区の平均価格は2億円だと」
野澤「東京23区で、最新のデータだと中古マンション70平米換算で、東京カンテイというところのデータによれば1億2629万円。中古ですよ」
青木「恥ずかしい話ですけど、昔、買ったマンションを2009年ぐらいで売ったんですよ。70平米ぐらいで、都心の某所の。カミさんと買ったときに6000万円ぐらいだった。4000万円ぐらいで売れて『よかった、よかった』と思っていた。つい最近、同じマンションの同じ広さの部屋が売りに出て、広告が入っていて。1億3000万円だった。70平米でごく普通のマンションが1億数千万円っておかしい。普通の人には買えません」
大竹「俺たちが小さいころ、芸能人の住む家は『1億円の豪邸が!』みたいに言われた」
野澤「いま普通より少し下ぐらいですからね」
青木「リーマンショック前後ぐらいで不動産の価格が下がった。2008年からの間で、マンション価格が倍以上になって」
野澤「2倍以上はしているかなと。特に2020年のコロナ禍のあと、いったんは落ち着いたんです。そこから一気に価格がバーッと上がっていった、という感じですかね。郊外から都心に回帰してきて。急激に上がっている、というところが問題なんです」
このあとも野澤が、マンションの高騰について解説を続けた。
