建築の最先端は「パブリックトイレ」

ノンフィクションライターの石戸諭と、女装パフォーマーのブルボンヌを迎えた7月15日放送「西川あやの おいでよ!クリエイティ部(文化放送)」。

本日は「パブリックトイレ」について取り上げた。

「きょうのクリエイティ部」では、「パブリックトイレ」について取り上げた。

宿泊施設や交通機関など、誰でも気軽に使うことができる日本の「パブリックトイレ」が、世界から注目を浴びているという。
日本財団は2020年8月5日から、多様性を受け入れる社会の実現を目的として、公共トイレが「暗い」「汚い」「臭い」「怖い」といった理由で、利用者が限られている現状を打破しようと、渋谷区の協力を得て、公共トイレを区内17ヶ所に設置するプロジェクトを行っている。
参加しているのは、建築家の安藤忠雄さん、隈研吾さんなど世界で活躍する16人のクリエイターたちだ。

ブルボンヌ「そもそも“パブリックトイレって何を気取っているんだ。公衆便所だろうが!”みたいな点から昭和マインドは始まっているんですよ。ゴージャスな建築家が素晴らしいパブリックトイレを作っているけれど、それはまだ一部で、“匂いがあって汚い”というイメージがしぶとく残っているよね。」

過去にパブリックトイレの第一人者、小林純子さんという女性の建築家にインタビュー経験のある石戸は、

石戸「トイレが綺麗になるっていうのは、そんなに歴史が深い話じゃなくて、昭和のトイレから最近のトイレになるのはこの30年弱ですよ。昔はもっと、“汚い”とか“臭い”とか、男女の区別がないところから始まってるんですよね。それを“やっぱり男女別にしましょう”とか、“女性のトイレにパウダールームを作りましょう”、“もう少し広くしましょう”とか、色んなことを動かしたのが小林さんたちで、これが1990年代とか80年代後半からなんですよ。」

西川「徐々に発展しているということなんですね。」

石戸「小林さんと“トイレってどんな空間なのか”という話をしたときに、“みんなとか、社会、公共って言われてもよくわからない。でも、多様な個人が使っていくためにはどうしたらいいのかを考えると、みんなっていうのは多様な個人の集合体だと捉えるんだ”と。“その人たちがどうしたら使えるのかを考えるのがトイレ建築の面白さなんだよね”って言っていて、“多様な個々の集合体としての社会を捉え直す”それが建築の思想から見えてくるんだと思いました。」

スタジオでは、資料を元に様々な最先端のパブリックトイレを紹介した。

石戸「パブリックトイレを通して“建築のあり方”がどんどん変わっていくし、“トイレっていうのが最先端の建築領域になりつつあるんじゃないかな”ということは思いますね。面白いですよだから。」

西川「“誰でも” の捉え方が違うということですからね。」

このコーナーでは、他にも話題になった「スケルトントイレ」や「恵比寿トイレ」など最先端のパブリックトイレについて語っています。radikoのタイムフリー機能でぜひお聴きください。

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街裏ぴんく R-1優勝の裏に笑福亭鶴瓶の言葉「ベタもできるようにしときや」

笑福亭鶴瓶が5月12日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ』に出演、『R-1グランプリ2024』(関西テレビ/フジテレビ系)で優勝したピン芸人・街裏ぴんくにアドバイスを送った。

笑福亭鶴瓶、街裏ぴんく

2017年ごろから交流があり、街裏ぴんくの“嘘漫談”を気に入っている鶴瓶。ここ数年は「会わん方がいいかな」と思い共演はしていなかったが、R-1優勝をきっかけにまた番組で共演できたことを喜んでいた。

「鶴瓶さんは恩人です」と語る街裏ぴんくは、鶴瓶からかけられた言葉で印象に残っているものが数多くあるという。

その一つが「ベタもできるようにしときや」。

メールで年始の挨拶をした時に鶴瓶さんから返ってきた一言で、これを見た街裏ぴんくはハッとした。以前『桃色つるべ』(関西テレビ)に出演した際に漫談を披露した街裏ぴんく。ももいろクローバーZとは初対面ではあるが、鶴瓶にも“こんなネタあるんですよ!”と見てもらいたい一心で劇場でもあまり披露していないネタを選んだという。

「変にかかりすぎて、全然だったんですよ。“いやおもろいネタあるやん”と(鶴瓶)師匠が言ってくれて」

鶴瓶が以前から気に入っているという“アンパンマンのネタ”をももクロに見せたらと提案してもらい、改めて披露したネタはしっかりと笑いをとったという。

笑福亭鶴瓶、街裏ぴんく

その経験から、初見の人がいる時のネタの選び方などの意識を学んだ街裏ぴんく。街裏ぴんくの中での“ベタ”とは“広く伝えること”だと考え、それが試せる場としてR-1の存在があったという。鶴瓶さんから言われた「ベタもできるようにしときや」という言葉で意識が変わり、今回の優勝に繋がったと語った。

鶴瓶は「サービス精神でもあり、俺への優しさでもあり」とその気持ちを汲みつつも、初見の人を中心に考えた方が良いとアドバイス。

笑福亭鶴瓶、街裏ぴんく、上柳昌彦

ラジオで話す内容についても「なんべんコスってもええねん。初めての人多いねんもん」と語り、これからR-1優勝を機に、初めて街裏ぴんくのことを知る機会が増えた今「絶対ウケなあかん」と鼓舞した。

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