「つみたてNISA」上限3倍へ 岸田政権の経済政策の本音とは……

12月13日の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、火曜コメンテーターで上武大学教授の田中秀臣氏と番組パーソナリティーの寺島尚正アナウンサーが、岸田政権の経済政策について意見を交わした。

田中氏「岸田政権になってからの日経平均は『岸田相場』」

政府・与党は2024年に恒久化するNISA(少額投資非課税制度)の年間の投資枠をつみたて型について現行の3倍の120万円、一般型を2倍の240万円に増やす方針を固めた。

新制度では一般型を「成長投資枠」に衣替え。生涯の投資上限を1800万円とし、うち成長投資枠を1200万円とする案で調整。政府・与党内での議論を踏まえて最終的に決定する。

「つみたて型と一般型、共に投資枠が増えるということですが、田中さんこのニュースはどうご覧になりますか?」(寺島アナ)

「岸田政権は、貯蓄から投資への政策の中核にしようとしてますよね。一方では富裕層の金融資産課税を強化して、一般の人たちへはNISAで小口の投資をしやすくなる枠組みを作っていき、企業の活動を株価高騰という形で支援しようという思惑もあるんじゃないですか。ただ日経平均を見ると、岸田政権になってから2万6千円~2万8千円の間を行ったり来たりしています。私は個人的に『岸田相場』と呼んでいます」(田中氏)

田中氏は、投資環境を作るための政策について語った。

「投資環境を作るためには、日本経済全体を立て直すことが重要ですが、補正予算や防衛費増税問題などを見ると、岸田さんの認識は低レベル。防衛費のために法人税増税と言っている一方で、岸田さんは企業の代表に“もっと投資をしてくれ”と言っているんですよね。一方で企業を叩き、一方で企業をよしよしして、どっちが本音なのか。経済政策の中核になる考え方がまったく見えず、財務省の言いなりになってしまっているのが情けないですね」(田中氏)

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若者のクルマ離れ。理由は金銭面だけでなく……?

12月12日「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」(文化放送)、特集コーナーは「運転免許」をテーマに語り合った。運転免許の所有率はここ20年で650万人も減少していると言われる。その原因はなんなのだろうか?

西川あやの「クルマの免許を持っている人が減っている理由を分析していきましょう。『金銭的に負担がかかる』という点が、やはり挙げられるんですね」

山内マリコ「若者の○○離れは全部それですよ」

西川「そう、経済的な話ですね。税金、駐車場代、購入費、車検費用。維持費がかかることをデメリットと感じる人が多い」

重藤暁「そうですねえ」

山内「あと東京の駐車場代って、地方だったら一軒家を借りられる金額なんです。4万円とか普通にするじゃないですか。(地方によっては)『一戸建てを借りられるじゃないか』と考えたら、とてもじゃないけど……」

西川「月4万円あったら、タクシーを使えばほぼ(個人的に)移動できる」

山内「カーシェアリングを一時期使っていて、積極的にクルマに乗ろうとはしていたんですが、近所のカーシェアリングがなくなっちゃって。それからは運転しなくなりました。自転車かバスか。こまめな移動はタクシーで。タクシーは高いと思っちゃうんですけど、クルマのことを考えれば安いなと。安全だし」

重藤「山内さんの世代はクルマでドライブするというのは憧れます?それはもっと上の世代ですか?」

山内「父も母も1台ずつ所有していて、生活に使っていたので、クルマに対する『ドライブ!』といった憧れってあまりなくて。必需品として、みんなクルマ買っているし、免許持っているし。贅沢品という感覚は決してない」

西川「重藤さんはドライブへの憧れ、あります?」

重藤「ないんです。もし僕と同じように(同世代に)『ドライブ憧れ』がないのだと考えたら、確かに『クルマ離れ』というのと繋がるなって」

山内「ドライブに憧れている世代の方は、憧れるようなコンテンツが多かったんじゃないですか? ドラマとかでも石田純一さんが平たいクルマで乗りつけてくる、みたいな」

重藤「平たい(笑)。開け方が分からない扉の……」

西川「屋根が開くとか」

山内「そういうのが格好いいカルチャーの時代だったから、憧れがあったのかなって」

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