財津和夫、9作目のシングル「悲しきレイン・トレイン」を作った理由を熱く語る

TULIP・財津和夫が、時には乗り物に関する逸話を語るRKBラジオ『財津和夫 虹の向こう側』。9月29日の放送では、スマホで新幹線を利用できるようになった、と誇らしげな財津の報告や、「悲しきレイン・トレイン」の制作秘話についてもお話します。

「悲しきレイン・トレイン」は「心の旅」の続編

番組冒頭では、郷里から都会に出る時の体験を思い出すTULIPの「心の旅」と「悲しきレイン・トレイン」に感情移入してしまう、というお便りを紹介。
財津「皆さんもご存知かもしれませんけど、『心の旅』は僕が歌う予定だったんですが、レコーディングの時に急遽姫野がリードボーカルを取って、大ヒットしちゃったんです。心の中のどこかで『俺の歌だ』とずっと思っていたんで、こういう歌をもう1曲作ってリベンジするぞ、と。そうして『悲しきレイン・トレイン』が生まれたんです。だから歌詞の内容はほとんど同じなんですよ」
「心の旅」は、その半分くらいが自分のドキュメンタリー・ノンフィクションなので、自分の歌だ、という思いがある。僕の想いを僕の声でもう1回歌いたい、という思いから「悲しきレイン・トレイン」を作ったんだ、だから共通点がたくさんある、と財津は訴えるように言う。
しかし、「悲しきレイン・トレイン」のメインボーカルも姫野さんでしたが…機会があったら、その理由も改めてお聞きしたいものです。
下田「曲調が違うから、パッと聞いただけでは共通点が分かんないですけど…」
財津「『心の旅』は汽車の中という言葉だけで、風景や情景はあんまり描いてないんですよ。でも、『悲しきレイン・トレイン』は汽車の中の主人公が、ああだこうだと思いを馳せている歌なんです。まあ、今どき『汽車』なんて言葉もありませんけど。死語ですかね、今の時代で歌詞を作る人は使わない言葉ですから。長閑でしたね」

そして、死語の話題の後には、携帯電話の無かった昔の話に。
下田「携帯電話が無かったから、職場にデートのお誘いの電話をかけて、呼び出して貰ってとか」
さりげなく自慢話をしているような…
財津「そのあたりの時代に焦点を当てて、年寄りみんなで仲良く喋って聞きたいですよね。あの頃はポケベル鳴らしたよね、とか、どうしても連絡したいから電話すると親父かおふくろさんが出てきて『もしもし友人の財津と申しますけど何とか子さんいらっしゃいますか』と、まるで事務的な連絡するかのような喋り方して、『いや、いません』とガチャット切られたり」
下田「昭和あるあるですね」

スマートフォンで新幹線に乗れるようになりました!

汽車の話になりましたが、移動の時は飛行機、あるいは汽車改め新幹線、それとも車やバスなのか。
財津「移動の時は、その時に便利なもので。面倒くさがりなんで、出来るだけ動きたくないです。家のソファーが羽根を付けてそのままヒューと飛んでいって欲しいな、と思います」
下田「ドラえもんの世界ならあるかもしれない」
まあ、夢の話ですけど。と、ここで突然、新幹線の利用方法について、財津が嬉しそうに報告します。
財津「何度も何度も勉強して、スマホで新幹線の改札を通過する事ができるようになりました。皆さん、本当にありがとう!」
下田「おめでとうございます(拍手)。うわー、スマートフォンをかざすんですか。かっこいい」
東海道・山陽新幹線ならば、たぶんスマートEXなのでしょう。「スマホだけでも通れるんですけど、もしもスマホを落としたら乗れないな」と早くも財津自ら心配しています…自動改札機を通る時に出てくる座席案内(利用票)を持っていると「キセル」していないって証拠品があるので安心して乗っていられる、との安堵の告白も続きます。
財津「やっぱりスマホだけで云々っていうのは怖いです。うちの息子もそうなんですけど、若者は後ろポケットにチェーンもつけずに入れちゃいます。なんか、3分の2はポケットから浮き出ているような。怖いですよね」
下田「治安が良い日本で落とさないという自信があればそれでも良いんですけど、危ないですよね」
財津「僕なんかリュックの奥の奥の奥。女性しかいない『大奥』にしまってますよ」

今日の一曲は、鉄道会社のお勤めのリスナーからのリクエストで、TULIP「別れはいつもものわかりがいい」。1978年(昭和53年)に発売されたシングル「夕陽を追いかけて」B面の曲で、財津和夫と姫野達也によるツインボーカルの曲です。

次回10月6日の放送は、通常通り18時15分(午後6時15分)からの予定です。
10月は、スペシャルゲストとしてTULIPのメンバー姫野達也さんをお迎えして、楽しい話を一か月間4回の放送でお届けする予定です。

財津和夫 虹の向こう側
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週日曜 18時15分~18時30分
出演者:財津和夫、下田文代
番組ホームページ

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※該当回の聴取期間は終了しました。

津田健次郎「マーティン・スコセッシとMJの組み合わせってすごい!」ミュージックビデオを絶賛したマイケル・ジャクソンの楽曲とは?

声優・俳優の津田健次郎がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「津田健次郎 SPEA/KING」(毎週日曜 12:00~12:30)。声優として数々の人気アニメ作品、俳優としても話題のドラマ・映画に出演。今もっとも注目を集める才能・津田健次郎のパーソナルな一面が知れるレギュラーラジオ番組です。3月23日(日)の放送では、Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)について語りました。


パーソナリティの津田健次郎


◆度肝を抜かれました

<リスナーからのメッセージ>
「私は小さい頃、母の影響でマイケル・ジャクソンのアルバムをよく聴いていました。幼かったので歌詞の意味はわかりませんでしたが、リズムが好きだった曲をリクエストさせてください!」

津田:世界のMJですね! 僕が小学校高学年〜中学生ぐらいのときに「Beat It(邦題:今夜はビート・イット)」や「Thriller(スリラー)」がリリースされましたが、やっぱり「Thriller」は度肝を抜かれましたね。踊りもかっこいいし、映像もかっこいいし、曲もかっこいい。僕の世代は、全員マイケル・ジャクソンのことを知っていたし、(楽曲も)絶対に聴いたことがあるスーパースターでしたからね。

実は、今までにもマイケル・ジャクソンのリクエストはたくさん届いておりまして、ここまで来るとさすがに流さないわけにはいかないなと思って、今回ピックアップさせていただきました。僕も好きな曲です!

――ここで「Bad(バッド)」(マイケル・ジャクソン)をオンエア♪

津田:この曲のミュージックビデオも本当にかっこいいんですよ。監督はMartin Scorsese(マーティン・スコセッシ)! 巨匠中の巨匠です。脚本はRichard Price(リチャード・プライス)でニューヨーク(アメリカ)で撮影されているんですね。いわゆる王道のスコセッシ作品という感じですけど、それをちょっとブラッシュアップさせて、ちゃんとミュージックビデオとしてきれいにまとめているように感じました。

当時の僕は(監督が)スコセッシだと知らずに観ていて、後から知ったんですけど、スコセッシとMJの組み合わせってすごいですよね! ということで、楽しんで聴いていただけたかと思います。マイケル・ジャクソンで「Bad」でした。

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3月23日放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 2025年3月31日(月)AM 4:59 まで
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。

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<番組概要>
番組名:津田健次郎 SPEA/KING
放送日時:毎週日曜 12:00~12:30
パーソナリティ:津田健次郎
番組Webサイト:https://15audee.jp/articles/news/arzGScruNeYzMYs9hC6vN9xF

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