愛情表現の“適量”とは?女性タレントのリレートーク(2)
2022.01.25 up
植村友紀
©RKBラジオ
恋愛における「尽くす」について、RKBラジオのトーク番組『Toi toi toi』レギュラーの女性パーソナリティ4人(内村麻美・植村友紀・山口玲香・別府あゆみ)が今週、リレートークを展開。未婚か既婚かによっても意見が分かれそうなこのテーマに、テレビやラジオ、舞台などで活躍している彼女たちはどこまで本音を語るだろうか。
「恋愛について語るのは苦手」火曜担当・植村友紀(30代・独身)
山口たかし(以下、たかし):友紀ちゃんは尽くす方なんですか?
植村友紀(以下、植村):正直この分野の話は非常にとっても苦手で、私は友人にも、あまり自分の恋愛について話すのが好きではなくて、尽くす方なのかどうかは指標がないんです。でも、私は自分の中であまり尽くしすぎないようにしています。でも相手が望んでいることを先回りしたいなとは思います。
たかし:先回りできるんだ!
植村:いや、これはあくまでしたいと思っているだけで、できてるかどうかは分かりません。でも、尽くしたことによって、男の人がダメになるみたいな話が前日に出ましたが、それってダメ男を作っているのか、その彼のダメなところが露呈したのかは分からないじゃないですか。
たかし:そのふたつって同じことだと思う。ダメなところを露呈する=ダメ男になったってことなんじゃないかな。多分人間全員、ダメだと思う。でもそれを人に見せないようにできるのが大人じゃないですか。「それを出してもいいんだ」って油断させてしまうぐらい、その人が尽くしたら、ダメ男になっちゃう気はします。
植村:うまくいくカップルは、緊張感がないと成立しないってことですか?
たかし:マジでそうだと思います。
山口たかし
©RKBラジオ
「愛することと尽くすことは違う」飛び入りのベテランがバッサリ
この日、別番組の共演者が発熱したために、大事を取ってリモート出演した植村に代わり、スタジオにはベテランパーソナリティ・富永倫子(50代)が登場。このトークに入ってきた。
富永倫子(以下、富永):私はダメ男と、ダメなところを露呈する男は違うと思う。だって露呈するってことは、露呈させる状況になるってことでしょう?つまり(パートナーが)そういうふうにさせる状況にしてしまうといこと。ていうか、愛することと尽くすことは違うと思う。
植村:私も違うと思います。自分が何かをすることで、返報的なものがあると思っているかどうかの違いも出てくるじゃないですか。(前日話していた)麻美ちゃんは(見返りを)求めていないと思うんですよ。
たかし:そんな感じだったね。一番自分で迷ってたのは「好き好き好き好き好き」って言ってた彼氏には「重い」みたいに言われて振られて、逆にあんまり言わないようにしたら「なんでお前そんな愛情表現しないんだ」って言われたと。
富永:男の人ってそんなもんよ。
たかし:それが正解だと思います。ないものねだりの生き物ですから。
富永倫子
©RKBラジオ
まだ自分の感覚とマッチングする人に出逢えていない?
植村:結局、相性の問題ですよね。だから、尽くしているかどうかで悩んでいるのは、自分の感覚とマッチングする人に出会えてないんじゃないかっていう。
富永:「尽くす」って、自分が一生懸命になること。自分が良かれと思ってやることだけど、相手はそうじゃないと思っているかも。だけど「愛する」ってその人のために考えて行動することだったりとかしない?子育てするときもそうだし、職場でもそうだし、お友達でもそう。
植村:でも、継続できない愛は提供するべきじゃないと思っています。だから私はいつもそこを抑えてる。愛情があふれそうになっても、結局それって自分の気持ちの盛り上がりの話で、それを(相手に)押し付けることになるので、一線引いてないと…。礼儀じゃないじゃないですか。自分盛り上がったときだけ(愛情を)提供して、自分が冷めたので「やっぱり何か違いました」って言うのは違うかなと。
富永:いいんじゃない?そんな無理に抑えなくても。終わるときは終わるし、終わらないときは何があっても続くよ。
植村:愛のバランスは人によってキャパシティが違いますし、それを探りあっていく時間なんでしょうね。
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※放送情報は変更となる場合があります。
カンニング竹山が聞いた『踊る大捜査線』の裏側!いかりや長介さんの魅力を語る
2025.04.07 up
野村邦丸アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・月曜日~金曜日9〜13時) 4月7日の放送は、お笑い芸人のカンニング竹山が、『ザ・ドリフターズ』のリーダーを務め2004年に亡くなったいかりや長介さんについての思い出を語った。
カンニング竹山 「今日はですね、ドラマの関係者に面白い話を聞きまして、それを話したいんですけど、邦丸さんは、いかりや長介さんにお会いしたことはありますか?」
邦丸 「ドリフターズの他のメンバーには全員お会いしたんですが、長さんだけはないんですよね」
竹山 「なるほど。その、いかりや長介さんの話をしたいと思うんですけど。とある酒場みたいなところで偶然『踊る大捜査線』のスタッフと一緒になって、いろいろ話聞いて面白かったんです。僕は子どもの頃『ドリフ』世代なわけです。子どもの時はもうとにかくいかりや長介さんは大嫌いです」
邦丸 (笑)
竹山 「やっぱり子どもは、加藤茶さんか志村けんさんを追いかけて、そこで笑ってたわけですよ。だから志村さんと茶さんのリアクションのまんま、「なんだよ、いかりや、うるせえなあ」「怖えーなあ」ってずっと思ってたわけです。いかりやさんは『ドリフ大爆笑』あたりだと、もしもシリーズで解説をしている人。たまに雷様になってる人。全員集合だと「おいーっす」の人で、「怖えーなあ」と思ってたわけですよね。
そんないかりやさんが、私が大人になるにつれて、ひっかかるというか魅力的な大人に見えてくるわけです。ドラマにもいっぱい出てた。お酒のCMではウッドベースを弾いて、かっこいい、いかりやさんを見ていた」
邦丸 「かっこよかったね~」
竹山 「なんだこの人? とか思ってるうちに、ミュージシャンだったんだとか、そういうのがだんだん分かってくるわけですよ。
それで、自分がガッツリいかりやさんにはまったのは、フジテレビで『ドリフに大挑戦』という番組が今から5~6年前に始まって、ちょうど僕らみたいな中堅とかが昔のドリフターズのスタジオコントをやるんですよね。その時に、う~ん、この言い方はちょっと違うけど「ドリフのコントだろう」みたいな、子どもが見るようなベタなコントだろう、ぐらいの考えも一番はじめはあったわけですよね。でも昔の台本もらったりして読み込むと、まあ~よくできてるんですよ。
お客の前だけじゃなくテレビカメラの前でやるから、カットで笑わせるとか、場面で笑かせるとか、次は4カメで撮るからこうなるんだとか、その時後ろに写ってるこいつは黙っておかなきゃいけないんだとか、まあ~完璧に出来てんですよ。で、これ誰が作ったんだって話になると、いかりやさんだってなるわけですね。作家といかりやさんが昔入念に作っていた。
これは、いかりや長介さんって、とんでもない男だったかもしれねえぞと思うわけです。そして、あの個性豊かなドリフのほかの4人を「バカ野郎!」って沈ませたり、乗っかったり。いかりやさんってすごいなって、だんだんプロになって分かってきて。いかりやさんはプロが惚れ込むプロだというのが、もともと僕のベースにあったわけです。
で、偶然大ヒットドラマ・映画の『踊る大捜査線』のスタッフの方と会ったときに、いろいろ聞いたら、あのドラマの『和久さん』という刑事を演じた、いかりや長介さんの存在っていうのは、やっぱめちゃくちゃすごくて。ドラマってランスルーとかリハーサルとか何回も同じ芝居を役者さんがやるんですね。だいたいみんな本気で台本持ち込まずにやるわけです。そこはそうそうたるメンツじゃないですか。織田裕二さんから、柳葉敏郎さんから、映画とか特番では、真矢みきさんもきたりとか。役者さんによっては本気でやる人と、本気っぽいけどちょっと流し気味でやる人がいたりする。それでリハーサルの空気がモヤモヤっとする時もあるらしいんですよ。
その時にいかりやさんがいると、批判するとかじゃなく役者さんのやり方を全部把握して、ちょっとモヤモヤとしてきたなっていうときは、いかりやさんが自分のセリフをめちゃくちゃ本気でやるらしいんです。それで場がキュッと締まって本番に行ける。すごく緊迫した空気になると、いかりやさんはちょっとふざけた感じでやる。それによって場が和んでみんなで「よし作ろう!」と本番に行けるとか。実は、それをいかりやさんはずっとやってたんだって聞いてすごいベテランだなって。
あと、『踊る大捜査線』に初めて出るゲストの俳優さんもいらっしゃるじゃないですか。そういう人はみんな大ヒットのドラマに出るからって緊張なさるんですって。そのときに必ずいかりやさんが行って、全然関係ない話とか「競馬好きなんだって?」とか話したりして和ませたりしてたんですって。
それで普通は大体役者さんは楽屋に入ったりするんだけど、いかりやさんは楽屋の横にある前室に、楽屋みたいなのをあえて作っておくんですって。なんでそうなったのか分かんないですけど。前室ではメイクしたりもする人もいて、他の演者さんたちがいかりやさんの周りに集まるんですって。そこで世間話とかしたり、ちょっと緊張してる方とかもみんなでワイワイやって和ませて、それであの大ヒットのドラマを作ってたんです。いかりやさんは主役ではないですが重要な役でした。和久さんっていうベテラン刑事の役でしたけど、その和久さんという人がいなかったら、あの警察署のあの雰囲気はなかなかできなかったと聞きました。
あと、面白い演出だなと思うのは、警察署のシーンとかではコメディのシーンがいっぱいあるんですよね。そういう時には〇〇っていう演出があったりしたそうです」
邦丸 「へえ~!」