『ゴゴスマ』石井亮次が新入社員に自己紹介のコツを伝授

田畑竜介アナウンサーと石井亮次さん ©RKBラジオ

RKBラジオ朝の新番組『田畑竜介 Grooooow Up』スタート2週目の特集は“会話術”。新年度が始まり、新しい職場・新しい環境で生活をスタートさせる人も多いだろう。そこで、良好な人間関係を築くための「はじめの一歩」の踏み出し方のコツを、テレビ情報番組の“午後の顔”としておなじみ、フリーアナウンサー石井亮次さんに聞いた。石井さんは2022年1月に「ゴゴスマ石井の なぜか得する話し方」(ダイヤモンド社)を上梓している。

シンプルだけど「笑顔と挨拶」で上の10%になれる

田畑竜介アナウンサー(以下、田畑)4月と言いますと、環境が皆さんガラッと変わって、新しい人間関係を作っていかなきゃいけないっていう人も多いと思うので“ビジネス編Part1”ということで伺っていきます。

石井亮次さん(以下、石井):難しいことなしで、とにかく「笑顔と挨拶」。単純なキーワードですが、これができそうでできない。例えば、ファミリーレストランに行ったときに、店員さんが相手してくれますよね?そのときに「この店員さん、感じがいい人だな」って思うのって、10回行ったうちの何回ぐらいありますか?

田畑:2人くらい…。

石井:そうでしょう?10分の2、あるいは10回行って1人いるかどうか。その感じのいい店員って結局、笑顔だったり、ハキハキ挨拶してくださる方だったり、たったそれだけ。これで10人のグループの中で、上の10%~20%に入れるっていうことですから、まずもって笑顔と挨拶。それだけで新しい会社に入ったときに、全員知らない人ばかりですけど、こちらから笑顔で挨拶ができれば、それだけで「あの新入社員の感じええな」と、頭一つ抜けられる。こんな簡単なことはない。

石井:それと、これは私の地元・大阪でガソリンスタンドを経営している父親から教わったことですが「挨拶は早い者勝ち」、つまり、絶対にこっちから挨拶しなさい。それから「謝るのはタダやぞ」という名言も。とにかくね、挨拶も謝るのもこっちから。これで私ずっとやってる感じがします。

田畑:気持ちのバイオリズムっていうのもあって、良いときもあれば、ちょっとしんどいなっていうときもあると思うんですけど、そういうときに、石井さんは笑顔ってどういうふうに意識してるんですか?

石井:もうこれは、心の中では何か嫌なことあったとしても上機嫌でいることが一番。“上機嫌風”でもいいので、無理やり笑顔もそれでいいんですよ。やっぱり機嫌悪い人が周りにいると嫌じゃないですか。その嫌な人に絶対なりたくないなっていうことがあるんで、上機嫌風でもいいので、とにかく上機嫌でいようと。中には不機嫌な上司が、おそらく何人かいらっしゃると思います。でも「あの人嫌だわ」って、こっちがネガティブな気持ちになるんじゃなくて「あの人にも何か事情があるんだろうな」と思うと、なんとなく優しい気持ちになれるっていうね。

石井:どなたかから教えてもらいましたけどね。電車に乗っているときに、小さいお子さんを連れたお父さんが乗ってきたとします。そのお子さんが電車の中で暴れ回っているのに、父親が何も注意しない。「父親はなんで注意しないんだ」とだんだん腹が立ってきて、ついにその父親に言います。「ちゃんとお子さんを注意した方がいいですよ」と。すると父親は「すいません。今さっき妻を亡くしたばかりで」と。こういう話です。人それぞれ事情というのがある、だから何でもかんでも腹を立ててはいけないというエピソードなんです。だから上司が機嫌悪く受話器をたたきつけたときも「朝、奥さんと喧嘩したんかな」と思うとね、なんとなく優しくなれる。上機嫌でいると、周りの人が何か話しかけてくれたりして、結果、得することが多い気がします。

石井亮次さん

自己紹介にはネタを仕込み愛嬌を振りまけ

田畑:新しい環境ということは、自己紹介をしなければならない。それが苦手っていう人も多いと思うんですよ。

石井:それはもう「ネタを作っといてください」っていうことですね。例えば僕は3月27日が誕生日なんですが「お笑いで言うと、ナイツの塙さんも同じ誕生日、歌手で言うとマライア・キャリーが同じ誕生日。馬で言うとオグリキャップが同じ誕生日、石井亮次です。どうぞよろしくお願いします」みたいなひとネタ作っとくみたいなね。今のウケないでしょう?いやウケないんです。面白くない。面白くないけども「こいつは何かそういうのをちゃんとネタ作ってチャレンジするやつだな」って絶対思われると思うんです。

田畑:「上から読んでも下から読んでも田畑です」みたいな?

石井:それでいいと思う。でも、もう一声。ウケなくても「田畑竜介、竜がつきますが、ドラゴンズファンではありません。もちろんソフトバンクです」とかそんなんでもいい。何か「頑張ってる感」が出るじゃないですか、自己紹介で。その“隙”なんですよ、結局。隙を与えると、人が好きになってくれるという、こういう法則もあるんで。自己紹介でスベってる人って、かわいいじゃないですか。わざとでもいいですよ、もはや。チャック開けて自己紹介するでもいいですよ(笑)

石井:これ楽しくやってると、必ず味方してくれる人が出てくると思います。昔は「男は度胸、女は愛嬌」と言いました。しかしこのジェンダーレスな世の中、男でも愛嬌は必要です。もう愛嬌愛嬌でやっていけばいいんじゃないかと思いますね。

石井亮次さんのインタビューは4月4日(月)~7日(木)の『田畑竜介 Grooooow Up』で4日連続でお送りする。

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田畑竜介 Grooooow Up
放送局:RKBラジオ
放送日時:毎週月曜~木曜 6時30分~9時00分
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※放送情報は変更となる場合があります。

2年で国内256店舗! 「鰻の成瀬」創業者が語る急拡大の理由とは?

大竹まことがパーソナリティを務める「大竹まことゴールデンラジオ」(文化放送・月曜日~金曜日13時~15時30分)、9月11日の放送に「鰻の成瀬」創業者・山本昌弘が出演した。鰻の成瀬は2022年9月10日の1号店がオープン、現在は国内に256店舗と急拡大を見せている鰻料理店である。

大竹まこと「ようこそいらっしゃいました。お歳も伺っていいですか?」

山本昌弘「41歳です」

水谷加奈「2022年9月10日に(鰻の成瀬)1号店をオープン、きのうで2周年。おめでとうございます!」

大竹「この番組のスポンサーにもなっていただいています。ありがとうございます。さて最初のお店は2年前、どこに開いたんですか?」

山本「横浜の平沼商店街という、あまり人が歩いていない商店街の一角に出しました」

大竹「鰻屋さんを。失礼ですけどご予算はおいくらぐらいお出しになったんですか?」

山本「もろもろ合わせても300万円やそれぐらいで出店しました」

大竹「300万ぐらいで1店舗つくって、いま何店舗ですか?」

山本「(国内は)256店舗です。1年目が24店舗、2年目が232店舗つくったので、2年目は3日に2店舗出していた、という計算です」

大竹「ほぼフランチャイズですよね。フランチャイズのやり方だと、あちこちWin-Winの関係にはなかなかなりませんよね。どうしているんですか?」

山本「うちはけっこうWin-Winにしようというところで。ほかのフランチャイズさんと違うところとしては、まず『隠し事をしない』。全加盟店が一堂に入っているLINEグループがあるんです。そこでデイリーの売上を全部明かしているんですよ。1~256位まで全店売上を皆が見られる状況をつくっている。いま調子がいいのか悪いのか、というのを共有しています」

大竹「フランチャイズで出した人にもちゃんと儲けてもらうと」

山本「はい。そこは第一優先で考えているので。『やってよかった』と思ってもらう、というのは大事にしています」

大竹「(うな重を)1600円ぐらいで出していると聞きました。これが鰻のミソっぽいところで、普通のご飯を食べよう、というとき1600円は少し高いけど、鰻だと安い」

山本「うな重で、半尾が乗っているもので1600円。それがいちばん安いものです。1尾乗って2600円、とかです」

大竹「それでも安い」

水谷「本当に鰻ですよね!?」

山本「本当に鰻です」

水谷「え~っ!? なんでそんな……」

このあとは「鰻の成瀬」の価格やスピード出店の理由、山本が経営において大切にしていることなどが語られた。現在は本社を山本の出身地である滋賀県高島市に移し、地元を活性化したい思いもあるようだ。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

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