「苦しい時こそヒーローは生まれる」J2降格決定の清水&磐田に鄭大世がエール

11月6日に引退会見を行ったサッカーJ2FC町田ゼルビアの鄭大世選手が翌7日、静岡・SBSラジオ『牧野克彦のIPPO』に出演。古巣の清水エスパルスとジュビロ磐田の“静岡県勢ダブルJ2降格”について言及した。

鄭大世選手は「まさかの予想もできなかった事が起こった。ただ、この2年僕自身も苦しさを味わってきたが、常に心掛けていたのが、今どんな苦しい思いをしていても、そこからいい方向、ハッピーエンドに繋がっていくと信じる事。サクセスストーリーを描く伏線だと考えながら、両チームには思いっきりやっていってほしいです」と苦境に置かれても、両クラブが成功イメージを持ち続ける重要性を訴えた。

さらに「苦しい時にこそスターが生まれる。どんなスターが生まれるか、分かりませんよ。楽しみですね。選手はまず自分の事に集中して、『心・技・体』を高める事。浜松出身でHONDA(本田技研工業)の創業者・本田宗一郎さんが言っていたように会社の為でなくまず自分の為にやる。そこに徹底的に尽くす事が結果、チームの為になるのだと僕は思います」

 

ダブル降格で激震が走る静岡のサッカー界。2016年にはJ2得点王になって、エスパルスをJ1へ再び押し上げた鄭大世選手が自身の経験を振り返り、エールを送った。

牧野克彦のIPPO
放送局:SBSラジオ
放送日時:毎週月曜~木曜 7時00分~9時00分
出演者:牧野克彦
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「戦争は相当長く続くのでは?」専門家がウクライナ情勢の今後3つのシナリオをズバリ解説!大竹「泥沼化しそう…」

テレビにも引っ張りだこになっている、東京大学先端科学技術研究センター専任講師で、ロシアの軍事安全保障の専門家でもある小泉悠さんが、11月7日の大竹まことゴールデンラジオでウクライナ情勢の今後に考えられる3つのシナリオを解説した。

大竹まこと「この戦争はいつまで続くのか。そしてどんな形で終わるとお考えでしょうか?」

小泉悠「この戦争がどうなるか、はっきり言うことはもちろんできないんですけども、大まかに「エスカレーションするシナリオ」と「戦闘が止まるシナリオ」と「ダラダラ続くラシナリオ」があると思います。」

 

  • エスカレーションするシナリオ

小泉「これは核を使うとか、または総動員をかけて何百万人も人間を導入して戦うというシナリオです。やろうと思えばこれまでにもできていたわけですが、やってないんですよね。やはりプーチンは「エスカレーション」は、国民からの反発が大きいとか、国際社会からの反応が怖いとか、色々と危ないと踏んでるんじゃないかと思います。」

 

  • 戦闘が止まるシナリオ

小泉「ゼレンスキーとプーチンがどこかで交渉するというシナリオです。アメリカは実は今年の夏ぐらいから何回かウクライナに対して「もうそろそろ交渉したらどうだ?」みたいなシグナルは出していたらしいです。ただゼレンスキーは、ものすごく反発して、これを蹴ってるんですね。やっぱりウクライナからすれば一旦停戦しても「ロシアがまた侵略してくるまでの時間的余裕を与えるだけなんじゃないの?」と見えるわけです。実際に2014年と15年にも、第1次・第2次ミンスク合意というのを結んでるんですけど、それから8年経ってロシアは戦力を回復させてまた攻めてきたわけなので、やっぱり安易に停戦してもしょうがないという感じがあるのでしょう。だから、ウクライナが停戦に応じず、プーチンも停戦強要のための核が使えないとすると、私は実は一番可能性が高いのは「ずっと今のような戦争をダラダラ続ける」ことだと思っています。」

 

  • ダラダラ続くラシナリオ

小泉「2014年に最初にロシアとウクライナの戦争が起きてから、その後8年間、ロシアが取ってきた戦略が実はこれなんです。ウクライナの一部をずっと紛争地域化して、勝ちも負けもしない紛争をずーっとダラダラ続ける。ウクライナはそれによって国力を疲弊させるし、しかもロシアからは「兵を引いてほしければ、こういう条件を飲め」という風に強要される弱みを持つわけです。しかも紛争国家なのでNATOにも入れない。このようにロシアとしては戦争をやってるだけで、ウクライナの手を色々縛れるんですよ。こう考えると、実はこの戦争は相当長く続くのではないかという、あまり嬉しくはない見通しを持っています。」

大竹「小泉さんご自身はいかがですか?ドンバスだけ区切ってやめればればいいのにとか、どうしたらいいとお考えですか?」

小泉「ドンバスを区切って辞めるというのは、一見現実的に見えるんですけども、結局ロシアが武力を使って隣国をいじめたら何か成果があったという結果を残してしまうわけです。それはあまり良くないので、ウクライナがまだ戦え力があるうちは、私はそんなに簡単に停戦すべきではないと思っています。もちろんウクライナ人が「これでいいと」言ったらいいんですけど、ウクライナのリーダーであるゼレンスキーも「まだやるんだ」と言ってる以上は、外野が「もうそろそろ辞めなよ」と言うわけにはいかないだろうなと。どちらかというと、ここでロシアからウクライナが実力で領土をある程度取り戻せるのであれば、私はそれを支援してあげた方が、国際秩序を守るためにもなるし、日本の安全保証のためにもなると思います。」

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