山浦ひさし、緊急事態宣言延長に伴う目標数値設定についての意見

新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が5月末まで延長されることが決まったことについて、東海ラジオ『山浦ひさし!イチヂカラ!』のパーソナリティ・山浦ひさしが、5日の番組オープニングトークで触れた。

山浦は、安倍総理が会見で、緩和・解除についての具体的な目標数値を示さなかったことに関して、まず、大阪府が、数値を示し、基準に応じて大阪城をライトアップするなどの案を出したことに触れ「今、状況がどうなっているか、どこまで達成できているか、可視化してもらわないと頑張りにくいのは確か」と理解を示した。

そのうえで「(大阪府のやり方を)国に求めるという動きがあるかもしれないが、あまりそれを求めすぎて、総理に解除する基準をはっきり表してほしいと言うとどうなるか。表すとしたらどうなるか」として、緊急事態宣言の解除、自粛緩和について基準数値を示すことについての見解を次のように続けた。

「政治家にとって一番のリスクは、全国一律に解除となる基準数値を出して、それがクリアされて解除した後に、また新たな波がきて感染が広がった場合『ほら、みろ。基準が甘かったからじゃないか。あのとき引いたラインが甘かったから、また、こんなことになったんだ』と言われること。それを総理は避けたいはず」と話した。

さらに「そのリスクを避けるために、どうするかというと、より厳しい基準数値を設定することになる。より高いハードルを設けると思う。すると、逆に、緩和・解除の日が遠くなっていってしまう。だから、あまり、数値を出させようとすることにも、ひとつの怖さがあると思う」と話した。そして、最後は「今月いっぱい、もう少しギアを上げて、頑張るしかない」という言葉で締めた。

山浦ひさし!イチヂカラ!
放送局:TOKAI RADIO
放送日時:毎週月曜~金曜 13時00分~16時00分

※該当回の聴取期間は終了しました。

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